タイ:都市の観光再開計画を11月まで延期 / プラユット首相の党首就任を望まない人が多数 / 首相にふさわしい人物がいないとの意見が多数

タイ

タイ PICKUPニュース 2021.10.01

著者:gramフェロー
公開日:2021年10月01日

1. タイ政府、都市の観光再開計画を11月まで延期 (Govt delays plan to re-open cities to tourists until Nov)

タイ政府は、ワクチン接種率が目標に達しなかったため、バンコクとその他の主要都市を外国人観光客に再開放する計画を11月まで延期したと22日に発表した。今月初め、政府高官は、国にとって極めて重要な観光部門を復活させるために、10月にバンコク、ホアヒン、パタヤ、チェンマイなどの主要都市で、ワクチン接種した観光客を検疫なしで受け入れる計画を発表した。しかし、タイ国政府観光庁(TAT)の長官は「対象とした都市ではワクチン接種率が70%に達していないため、日程を11月に延期しなければならない」と述べた。政府のデータによると、これまでのところバンコクの住民の44%が2回の接種を受けており、国全体では、推定7,200万人の住民の22%が接種を受けている。
ソース:Bangkok Post
https://www.bangkokpost.com/thailand/general/2186023/govt-delays-plan-to-re-open-cities-to-tourists-until-nov

2. プラユット首相の党首就任を望まない人が多数 (Majority not keen to see Prayut take over PPRP leadership: poll)

タイ国民の大多数は、プラユット首相がプラウィット首相の後を継いでパラン・プラタラス党(PPRP)の党首になることも、次の総選挙で自分の政党を立ち上げることも望んでいないことが、国立開発行政研究所(Nida Poll)による世論調査の結果で明らかになった。この調査は、9月13日から16日にかけて、全国の教育水準や職業の異なる18歳以上の1,317人を対象に、電話によるインタビュー形式で行われた。プラユット首相は十分な票を獲得して首相の座にとどまったが、連立与党の中核であるPPRPでは内部分裂が生じ、一部の党員が小政党の連立議員に反対票を投じるよう働きかけてプラユット首相を失脚させようと画策していると報じられた。その結果、プラユット氏がプラウィット氏の後を継いでPPRPの党首になるべきだという意見に対しては、過半数の56.11%が「PPRPの内政に関与すべきではない」と答えた。また、次の総選挙に向けてプラユット氏が自分の政党を立ち上げるべきだと思うかどうかに関して、66.06%の人が反対した。そのうち58.24%は、プラユット氏は政権運営に失敗し、リーダーシップに欠け、国の問題を解決できないので、退陣すべきだと答えた。
ソース:Bangkok Post
https://www.bangkokpost.com/thailand/politics/2184255/majority-not-keen-to-see-prayut-take-over-pprp-leadership-poll

3. タイ、首相にふさわしい人物がいないとの意見が多数 (Most people still see no one suitable for prime minister’s post: Nida Poll)

タイでは、多くの人が現状では首相にふさわしい人がいないと見ている中、国立開発行政研究所(Nida Poll)が四半期ごとに行っている政治人気調査では、プラユット首相が依然として首相候補のトップに立っている。2021年第3四半期の調査は、9月20日から23日にかけて、全地域の様々な教育レベルと職業を持つ18歳以上の2,018人を対象に電話インタビューで行われた。現在の状況で誰を首相ポストに支持するかを尋ねたところ、32.61%が誰も適任ではないと回答し、次に17.54%がプラユット首相を支持すると回答した。また、現在支持している政党を尋ねたところ、30.82% が特に支持している政党はないと答えた。
ソース:Bangkok Post
https://www.bangkokpost.com/thailand/politics/2187887/most-people-still-see-no-one-suitable-for-prime-ministers-post-nida-poll 


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