新作が早くも重版決定！村上春樹：海外の反応

2023.04.21

ソーシャルリスニング

６年ぶりの書下ろし長編「街とその不確かな壁」を発売し話題の「村上春樹」について、海外の反応を調査しました。
海外からの評価も高く、世界中に多くのファンを持つ村上春樹さんの何にハルキスト達は魅了されているのでしょうか？

ソーシャルリスニングは、SNSでの呟きを収集し、分析することでトレンドを事前にキャッチし行動を予想することができます。また地域ごとに収集し、分析することで、容易に比較し、傾向を知ることもできます。

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この記事の内容

ソーシャルリスニングトレンドワード：村上春樹（Haruki Murakami）

ソーシャルリスニングトレンドワード：村上春樹（Haruki Murakami）

著者：gram
公開日：2023年4月21日

「村上春樹（Haruki Murakami）」のツイートからみる傾向

海外：
・新しい小説を買おうと列をなす人の様子を紹介するツイート
・新作の日本での評判を紹介する書き込み
・新しい小説に関連する書き込み
・ノルウェイの森などの村上春樹氏の文章の一節を紹介するツイート
・村上春樹氏の私有のレコードコレクションからのプレイリストを紹介するツイート

日本：
・女優や文学者、漫画家、医師などの著名人が続々とコメント
・ワクワクが止まらないという人
・発売からすぐに読み終えた人の感想など
色々なバックグラウンドの人に受け入れられ、新作が待ち焦がれられていたことが伝わってくる。

書き込み数・書き込んだ人の数（Key Insights）

・トータルメンション：「村上春樹（Haruki Murakami）」についての書き込み数
・ユニークオーサー：「村上春樹（Haruki Murakami）」について書き込んだ人の数

解説：英語での　トータルメンション　1３K（1.3万）に対しユニークオーサー11K（1.1万人）一人が複数回、呟いていることがわかる。

解説：　日本語のトータルメンション　42K（4.2万）に対しユニークオーサー25K（2.5万人）英語と同様に一人が複数回、呟いていることがわかる。

山のきっかけになった話題は？

英語 Volume Over Time

Once the storm is over, you won’t remember how you made it through, how you managed to survive.

You won’t even be sure, whether the storm is really over. But one thing is certain.

When you come out of the storm, you won’t be the same person who walked in.

—Haruki Murakami pic.twitter.com/SsorwUjKC4
— Vala Afshar (@ValaAfshar) April 1, 2023

❶嵐が去れば、どうやって切り抜けたのか、どうやって生き延びたのか、思い出せなくなる。
嵐が本当に終わったのかどうかもわからないでしょう。しかし、ひとつだけ確かなことがあります。
嵐から抜け出したとき、あなたは入ってきたときと同じ人間ではないだろう。
-村上春樹

Haruki Murakami's new full-length novel, his first in around 6 years, hit the shelves Thursday at bookstores around Japan. https://t.co/i3OjJSuJBj
— ABS-CBN News Channel (@ANCALERTS) April 13, 2023

❷村上春樹の約6年ぶりとなる新作長編小説が、木曜日、全国の書店で発売されました。

日本語圏で山のきっかけになった話題は？

村上春樹さんの新作長編『街とその不確かな壁』
本日発売です！

その街に行かなくてはならない。なにがあろうと――。

著者が長く封印してきた「物語」の扉が、ついに開かれます。ぜひお近くの書店で！
なお本作は電子書籍でも同日配信されます。https://t.co/W9IOGj2TWC
— 新潮社出版部文芸 (@Shincho_Bungei) April 12, 2023

❶

ポジティブ・ネガティブの割合（Sentiment）

英語：ポジティブよりネガティブがやや多い

“First Person Singluar” by Haruki Murakami is another book that will stick with you for a while after you’re finished with it.

This book is both an exploration of how to write in first person and a masterclass in storytelling.

I would recommend it for all writers. pic.twitter.com/EfkVf2RfjN
— Robert Davis (@Davisonthebeat) April 19, 2023

ジョン・ケネディ・トゥールの「A Confederacy of Dunces」を読んだことがない人は、今すぐ読んでみてください。
私たちの中には、イグナティウス・J・ライリーが少しはいると言うことです。

村上春樹の「First Person Singluar」も読み終わった後、しばらく心に残る本です。
本書は、一人称で書く方法の探求であると同時に、ストーリーテリングのマスタークラスでもあります。
すべての作家の方におすすめします。

“Look at the rain long enough, with no thoughts in your head, and you gradually feel your body falling loose, shaking free of the world of reality. Rain has the power to hypnotize.”
Haruki Murakami, South of the Border, West of the Sun. pic.twitter.com/STt1KD0oma
— Cecilia Qui (@CeciliaQui1) April 20, 2023

“頭の中で何も考えずに雨を長く見ていると、だんだん自分の体が緩んできて、現実の世界から揺り戻されるのを感じる。雨には催眠術をかける力がある。”
村上春樹『国境の南、太陽の西』

"Namun kenangan itu perlahan memudar, aku sudah terlalu banyak melupakan semuanya."

– Haruki Murakami
© Norwegian Wood pic.twitter.com/tO48J7P53p
— yy (@yourboyalt) April 17, 2023

「でも、記憶は徐々に薄れつつあります。私はあまりにも多くのことを忘れてしまいました。」
村上春樹
©ノルウェーの森

If you only read the books that everyone else is reading, you can only think what everyone else is thinking.

—Haruki Murakami pic.twitter.com/iQfEP8KK6w
— Vala Afshar (@ValaAfshar) April 10, 2023

みんなが読んでいる本しか読まなければ、みんなが考えていることしか考えられません。
-村上春樹

We're both looking at the same moon, in the same world. We're connected to reality by the same line. All I have to do is quietly draw it towards me
~•Haruki Murakami•~ pic.twitter.com/105eMgEwOD
— Cik ala t'cha (@Ann_Aurore) April 18, 2023

私たちは同じ世界で、同じ月を見ています。私たちは同じ線で現実につながっています。そっと引き寄せればいい。
~•村上春樹•~

“It's like Tolstoy said. Happiness is an allegory, unhappiness a story.”

— Haruki Murakami, Kafka on the Shore pic.twitter.com/YCEP8brX4Y
— 𝙳𝚊𝚛𝚔 𝚊𝚌𝚊𝚍𝚎𝚖𝚒𝚊 𝚍𝚛𝚎𝚊𝚖𝚜 (@AcademiaDreams) April 14, 2023

「トルストイが言った通りだ。幸福は寓話であり、不幸は物語である。」
— 村上春樹『海辺のカフカ』

日本語：圧倒的にポジティブが多い

長編とはいえ村上春樹の作品にしては短い方かも知れない。

今回、電子書籍で読んでてまだ終わらないよね？と残りのページ数確認したら残り数ページで「えっもう終わっちゃうのー！？」てなった。

『アフターダーク』でも同じ経験して、電車の中で声出そうになったし。
— にゃか☀️ (@nya0418) April 19, 2023

高校生の時に部活で忙しくて(だったと思う)
途中で読むのを辞めていた

『1Q84』村上春樹
をちまちま寝る前に読んでみようの試み📚☕️
— DaiKING (@DaiKINGinfo) April 19, 2023

村上春樹の感想、みんな控えめで悲しい。もっと熱い読後感を読ませてくれ
— 歯車 (@walk80m) April 17, 2023

村上春樹『街とその不確かな壁』#読書
第2部を読んでいたら『海辺のカフカ』も再読したくなってきた。
— 𓎛𓄿𓂋𓅱𓎡𓇋 (@i_haruki) April 19, 2023

ドライブ・マイ・カー見てるけどめっちゃ村上春樹って感じが凄い
— シサ (@sisatail) April 19, 2023

王小波と村上春樹が似てるって書いてる人いたけど、私は全然似てるとは思わんな。
— ルーデンス (@ludensTC) April 19, 2023

関連ワード　（Word Cloud）

英語圏:「Haruki Murakami」の関連ワード

個人の目立つツイート

A crowd lines up in Tokyo to buy the new Haruki Murakami novel. https://t.co/oG8G15Wwoi pic.twitter.com/BVnCqBUvEh
— Ted Gioia (@tedgioia) April 13, 2023

東京で村上春樹の新作を買うために行列ができる

“If you only read the books that everyone else is reading, you can only think what everyone else is thinking.”
―Haruki Murakami, Norwegian Wood
— Dr Andrew Suleh MD (@andrewsuleh) April 13, 2023

みんなが読んでいる本しか読まなければ、みんなが考えていることしか考えられません。
-村上春樹

.
I've finally experienced what the poet felt. The deep sense of loss after you've met the woman you love, have made love, then said goodbye. Like you're suffocating. The same emotion hasn't changed at all in a thousand years.
.-Haruki Murakami

.📷Jane Fulton Alt pic.twitter.com/pPfiE6DdzY
— melisma (@gevdime) April 2, 2023

詩人が感じたことを、私はついに体験した。愛する女性に出会い、愛し合い、そして別れを告げた後の深い喪失感。息が詰まるような。1000年経っても変わらない気持ち。
.-村上春樹

The 74-year-old author wrote this new novel, ‘The City and Its Uncertain Walls’, in isolation during the pandemic – and Japanese reception has been overwhelming so far. @JonathanWalfisz writes about how he fell in love with Murakami 👇 https://t.co/BAKErwWt9M
— Euronews Culture (@euronewsculture) April 13, 2023

74歳の作家は、パンデミック時に孤立してこの新作「The City and Its Uncertain Walls」を書きました – そして日本の評判は、今のところ圧倒的です。
ジョナサン・ウォルフィス（@JonathanWalfisz）が、村上春樹に惚れ込んだ経緯を書いています👇

A rainy day playlist: 3,350 songs chosen from Haruki Murakami's personal 10,000 record vinyl collection.https://t.co/87pdZWcj8f
— Gregory Han (@typefiend) April 13, 2023

雨の日のプレイリスト：村上春樹の個人的な1万枚のレコードコレクションから選ばれた3,350曲です。

日本語圏:「村上春樹」の関連ワード

個人の目立つツイート

女優や文学者、漫画家、医師などの著名人が続々とコメント。
ワクワクが止まらないという人や、発売からすぐに読み終えた人の感想などが寄せられている。
色々なバックグラウンドの人に受け入れられ、待ち焦がれられていたことが伝わってくる。

村上春樹さんの新刊届いた。
手にした瞬間からワクワクが止まらない🥹
今日からちょっとずつ大切に読みます。

（北川）#街とその不確かな壁 pic.twitter.com/cBD308ORwV
— 北川景子/ Keiko Kitagawa (@KKeiko_official) April 13, 2023

村上春樹『街とその不確かな壁』読了しました。「え、ここで終わっちゃうの」というのが読後感でした。これまでの長編小説でも「え、ここで終わっちゃうの・・・」と思うものはいくつもありました（『１Q84』もそうでした）。「完結感」のあるものの方がむしろ少ないかも知れません。
— 内田樹 (@levinassien) April 17, 2023

おはようございます🖤
せっかくの休日も朝から雨☔
今日は、先日買った村上春樹の
新作「街とその不確かな壁」でも
のんびり読んで過ごそうかな🖤 pic.twitter.com/k4V3aIRzna
— 🖤紗奈🖤 (@SaNaXneo) April 14, 2023

https://twitter.com/yoshimatyu/status/1647163870954528769?s=20

レイモンド・チャンドラーが自身の短編を転用して長編小説を作ることを自身、「カニバライジング」と読んでいた、と訳者の村上春樹が解説していたが（「さよなら、愛しい人」）、まさに同じことを村上自身今回やったのでは、というのが僕の仮説。
— 岩田健太郎 K Iwata, MD, MSc, PhD, FACP, FIDSA, CIC, CTH (@georgebest1969) April 17, 2023

<引用＞
https://twitter.com/

ソーシャルリスニングとは？

「ソーシャル」を「リスニング」＝傾聴する、ということ。
企業マーケターにとって絶対的スタンダードとなっていくマーケティング施策「ソーシャルリスニング」。
SL TrendWordでは、1つのワードをソーシャルリスニングを使い分析します。

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