ASIA NEWS PICK UP 24

最近、中国の6G推進団体の工業情報化省のIMT-2030(6G)は、「6G全体ビジョンと潜在的キーテクノロジー白書」を正式に発表した。6Gが5Gをベースに知的エージェントの効率的な相互接続をサポートすることで、「あらゆるものの相互接続」から「あらゆるもののスマートな接続」への飛躍を実現できる。人々の生活の質を継続的に向上させ、社会生産方式の変革とアップグレードを促進することが提案されている。
经济日报： https://jingji.cctv.com/2021/06/20/ARTI5KDa4Bn6yvEVLuufRdTt210620.shtml?spm=C87458.PkhSNZp4Nx48.EwOcaQtoQb8b.3

中国の再生エネルギー電気自動車(EV)市場は過去10年間で爆発的な成長を遂げている。 しかし、第一陣のEV用電池がすでに劣化しており、2025年に使用期限が切れる電池が93億ワットアワーに達すると予想されている。期限切れ電池のリサイクル・再生の総市場規模は、同年までに379億人民元に達すると推測されている。EV用電池の価値や環境への影響のリスクなどの解明、電池の回収規制、電池におけるトレーサビリティーなどの課題に直面している。
光明日报： https://news.cctv.com/2021/06/19/ARTIvwYgPbCqqCLY779qd58N210619.shtml?spm=C94212.PnPr887gR6ub.EJaHnJ2d9CJb.271

近年、特にコロナ禍がもたらした消費意識の変化により、健康や環境への配慮を重視している消費者が多くなり、「オーガニック」「無添加」「グリーン」のラベルでPRする商品が人気になっている。この傾向は特に農業、飲食業、生産業で見られ、業界の新しい発展や成長への刺激になると考えられている。同時に、消費者が環境に優しい商品の見分けができる体制を強化すべきという意見もある。
路透： https://news.cctv.com/2021/06/20/ARTIjj8OpvBlKvemNpAIUtJ6210620.shtml?spm=C94212.PnPr887gR6ub.EBlqp4fM1QR0.4

米国から寄贈されたモデルナワクチン250万回分が20日、台湾に到着した。衛生福利部トップの陳氏が、今後のワクチン接種の対象者を65歳以上の高齢者や妊婦まで拡大する予定を発表した。将来のワクチン接種者は、接種の優先順位に応じて接種するワクチンを選択することができる。モデルナワクチンとAZワクチンの混合接種の予定について、 陳氏は、すでに混合ワクチンの接種を実施している国の動向を注視していくと述べた。
商業週刊/中央社： https://www.cna.com.tw/news/afe/202106130017.aspx

新型コロナウイルスの感染拡大が続いているにも関わらず、台湾の半導体パッケージング・検査業界は、下半期の爆発的な注文を受けている。その中で、生産ラインは24時間稼働する必要があり、市場の強い需要と相まって、外国人労働者が生産ラインの柔軟な調整の鍵になっている。生産工程と効率を加速するために、英語が得意なフィリピン人の出稼ぎ労働者に対するパッケージやテスト工場、ICキャリアボード工場での需要が増えている。
商業週刊/中央社 https://www.businessweekly.com.tw/business/blog/3006881

コロナウイルスの感染拡大のさなか、デリバリーやテイクアウトは飲食業界にとっての救世主となっている。その中で、消費者はフードマイレージ、ブランドの品質、食品の透明性をより重視するようになってきている。台湾の飲食業界は現在の消費者のニーズに応えるため、食べ物の包装、デリバリー方法、メニューの設定などを工夫している傾向が見られる。
中央社通訊社： https://www.cna.com.tw/news/afe/202106200056.aspx

タイでは、大多数の人が、オンライン学習はタイの教育の質を低下させ、うち幼稚園レベルが最も影響を受けると考えていることが、Suan Dusit Rajabhat大学による世論調査（Suan Dusit Poll）の結果から明らかになった。この世論調査は、6月14日から17日にかけて、全国の3,749人の教師、保護者、小学生を対象にオンラインで行われ、コロナウイルスのパンデミックの際に学校が子どもたちにオンラインで授業を行うという教育省の方針に対する反応を調べた結果、オンライン教育におけるタイの教育の質に関する質問には68.52%の人が「質が悪くなる」と答えた。
Bangkok Post： https://www.bangkokpost.com/thailand/general/2135303/most-say-online-learning-will-lower-education-quality-poll

タイの疾病管理局は17日、シノバックとアストラゼネカのコロナウイルスのワクチンを注射された人の入院率は、投与量10万回あたり20～24人であることを発表した。これまでにタイでは321万回分のシノバック製ワクチンと194万回分のアストラゼネカ製ワクチンが投与されており、シノバック製ワクチンを接種した人のうち、993人が重篤な症状を起こして入院し、その割合は投与10万回あたり20人（0.020％）だった。また、アストラゼネカ製ワクチン接種者のうち、472名が重篤な症状を起こして入院し、その割合は投与10万回あたり24名（0.024％）だった。
Bangkok Post： https://www.bangkokpost.com/thailand/general/2133979/hospitalisation-rate-for-covid-19-vaccine-recipients-released

プラユット首相は12日、タイを120日以内に完全に再開し、すべての企業が通常業務を再開し、観光客が自由に国中を旅行できるようにすると発表した。7月1日からは、プーケットが完全に予防接種を受けた観光客に開放される最初の目的地として設定されているが、いくつかの条件が適用される。しかし、完全に再開された後は国内を訪れる観光客は制限なく入国できると付け加えた。プラユット首相は、完全再開の決定にはリスクが伴うが、コロナウイルスの流行に見舞われたすべての企業が再び立ち上がる助けになると述べている。
Bangkok Post： https://www.bangkokpost.com/thailand/general/2133431/prayut-sets-120-day-deadline-for-fully-reopening-thailand

フィリピン政府は、新型コロナウイルス（COVID-19）の拡大に備えて、インドをはじめとする6カ国からの旅行者に対して、引き続き国境を閉鎖することを決定した。ハリー・ロケ大統領報道官が6月14日（月）に発表した声明によると、インド、パキスタン、バングラデシュ、スリランカ、ネパール、アラブ首長国連邦、オマーンから来る旅客の入国制限が6月末まで延長される。
Manila Bulletin： https://mb.com.ph/2021/06/15/ph-extends-ban-on-travelers-from-india-six-other-countries-until-june-30/

フィリピン観光局（DOT）は18日、2020年の観光産業の国の経済への貢献度が61.2％落ち込んだこと発表した。DOTは、フィリピン統計局（PSA）の最新レポートを引用し、2019年の観光直接総付加価値額（TDGVA）が2.51兆円だったのに対し、昨年は973.31億円に落ち込んだと明らかにした。PSAの報告書によると、これは国の国内総生産（GDP）に対する同産業の貢献度の5.4％に過ぎず、2019年に記録した12.8％から急減している。
Manila Bulletin： https://mb.com.ph/2021/06/18/tourisms-contribution-to-ph-economy-drops-by-over-60-percent/

フィリピンは17日、政府が新型コロナワクチンの無料接種の取り組みを強化した結果、200万人以上がコロナウイルス（COVID-19）に対する2回のワクチン接種を完了したと発表した。ハリー・ロケ大統領報道官によると、これまでに国内で実施されたワクチン接種は756万3,241回で、そのうち1回目の接種を受けた人は555万1,087人、2回目の接種を受けた人は201万2,154人であった。6月16日時点での完全接種者のリストには、102万1,531人の医療従事者、51万3,711人の高齢者、46万9,747人の合併症を持つ人、7,165人の基幹業務従事者が含まれている。
Manila Bulletin： https://mb.com.ph/2021/06/17/over-2-million-people-fully-vaccinated-vs-covid-19-in-ph/

1998年、インドネシアのサンギへ島で100年前に絶滅したとされていた野鳥が見つかった。しかし、この野鳥が再び絶滅の危機にさらされている。これは、Tambang Mas Sangihe社が、野鳥の生息地であるサヘンダルマン山を含め、サンギへ島の南半分を占める4万2千ヘクタールの土地で金鉱採掘を行う政府の許可を得たためである。サンギへ島側は政府から金鉱採掘についての話を聞いてもいないし、許可を与えてもいないと主張している。この事態から、インドネシアの海洋担当調整省は、このような許可を下す前に地元住民にも伝える必要があったとしている。
BBC Indonesia：https://www.bbc.com/indonesia/indonesia-57346843?at_custom2=twitter&at_custom1=%5Bpost+type%5D&at_custom4=5F7AC9FC-C77D-11EB-A3C3-602ABECD475E&at_medium=custom7&at_custom3=BBC+Indonesia&at_campaign=64

今年、二匹のジャワサイの子どもがウジュンクロン国立公園で見つかった。そしてTaman Mini Indonesia Indahがジャワクマタカの雛を孵すことに成功した。インドネシアの環境・林業省は、この2種類の生きものはインドネシアが絶滅危機から守らなければいけない動物の上位25に入っていたと発表した。サイはアンブと呼ばれる種類であった。鷹については保護機関が2014年から挑戦を始めており、今回23日間の孵卵の後、ようやく孵化に成功した。
JakartaGlobe：https://jakartaglobe.id/news/indonesia-welcomes-two-new-javan-rhino-calves-and-a-rare-hawkeagle-chick

6月14日、バンテン州知事はマスクの在庫確保に絡んだ汚職により4人の職員が解雇されたことを発表した。この事態に関与した他のスタッフも3ヶ月毎に見極めをされ、解雇となるかどうか判断されるということである。これに伴い、20人の役員は自ら辞職したそう。この事件では250万円もの損失があったと発表されている。
DetikNews：https://news.detik.com/berita-jawa-barat/d-5604896/lagi-4-pejabat-dinkes-banten-dipecat-imbas-korupsi-pengadaan-masker?tag_from=wp_nhl_1

警察は1.129トンものメタンフェタミンを中東のルーツから見つけて没収した。 警察は、ボゴール、ベカシ、東ジャカルタの4箇所において、5月から6月の間でメタンフェタミンが出回っていることを発見した。インドネシア人4人とナイジェリア人が逮捕され、彼らには無期懲役または死刑判決が出るとされている。
Kompas ：https://megapolitan.kompas.com/read/2021/06/14/13190441/gagalkan-peredaran-narkoba-jaringan-timur-tengah-polisi-sita-11-ton-sabu

インドネシア財務省は業務委託を行う企業に付加価値税を課すことを決めた。しかし法令PMK 83/2012では付加価値税を払わなくてもいい業種を設けた。それは人材サービスや人材研修サービスなどを行う業種だ。その企業の取締役が仕事の結果の責任を追っていない場合は税を払う必要がない。
CNN Indonesia ： https://www.cnnindonesia.com/ekonomi/20210614094907-532-653961/perusahaan-outsourcing-akan-kena-ppn
関連記事：https://www.cnbcindonesia.com/news/20210614110737-4-252871/perusahaan-outsourcing-praktik-dokter-bidan-bakal-kena-ppn

サッカーのワールドカップアジア２次予選で日本と対戦したミャンマー代表選手が、ミャンマーへの帰国を拒否し、日本で難民申請を行う事がわかった。同国代表選手であるGKのピエリヤンアウン選手(27)は５月に行われた試合で国歌斉唱の際、ミャンマー軍によるクーデターへの抗議を表すポーズを取った。同選手の担当弁護士は、「申請が許可され次第、東京または大阪いずれかの都市で難民資格を執行する」と伝えた。難民申請の認可には数ヶ月を要する場合もある。 CNA NEWS)： https://www.channelnewsasia.com/news/asia/myanmar-footballer-seek-asylum-in-japan-15031200

５月から勾留されていたアメリカ人ジャーナリストの男性が、6月17日に出廷した。男性は、ミャンマー軍への抗議運動を先導したとする罪に問われている。仮に有罪判決が下されると、最高で懲役３年となる。３月に勾留された別のアメリカ人ジャーナリストは、６月１４日に無罪となっており、既にアメリカへ帰国した。
CNA NEWS： https://www.channelnewsasia.com/news/asia/danny-fenster-us-journalist-held-in-myanmar-appears-court-15035530

6月17日、韓国が国際人権団体を通じて900,000米ドル(約1億円)をミャンマーへ援助した。寄付金は、難民の救済活動に使用される。また、韓国は経済的な援助を継続させるとともに、防衛交流を中断し、東南アジア地域への武器の輸出を禁止した。
CNA NEWS： https://www.channelnewsasia.com/news/asia/south-korea-provides-financial-aid-myanmar-united-nations-15033088