スターバックス1号店はシアトル:ベンティより大きいトレンタ

アメリカ

ワシントン州シアトル在住の海外ライターがシアトル系コーヒーの代表、世界に進出するスターバックスを現地からリポート。スターバックスの本場シアトル店を利用し気がついたこととは?
トールサイズの値段を基準に比較したスターバックス指数で日本は何位なのか?

アメリカのスターバックスをレポート

    著者:シアトルgram fellow 土師 恵
公開日:2022年8月29日

スターバックス指数

ビッグマック指数と並ぶ経済指数で、スターバックス指数というものがあります。
トールサイズのスターバックスラテの値段を基準に各国での価格を比較し、通貨の強さを比べるものです。
マクドナルドと同様、世界中に店舗のあるスターバックスなので、様々な地域で同じ商品の価格を比較できます。
各国におけるトールサイズのスターバックスラテの価格を比べることで、為替レートの算出も可能です。

ちなみにStarbucks index 2021年引用の世界76カ国のスターバックス指数上位は

1位 デンマーク (コペンハーゲン) 6.05ドル
2位 スイス (アーラウ) 5.94ドル
3位 フィンランド (ヴァンター) 5.40ドル
4位 マカオ (マカオ) 5.21ドル
5位 ルクセンブルク (ルクセンブルク) 5.18ドル

本国アメリカは4.30ドルで16位。
日本はなんと3.79ドルで36位でした。

アメリカのスタバにはシークレットサイズがある!?

なんでも大きい国アメリカなので、日本にはないサイズがありました。
日本のスターバックスはショート236ml、トール354ml、グランデ473ml、ベンティ(ホット591ml 、アイス709ml)の4サイズ展開だと記憶しています。筆者が日本を離れてからしばらく経つので、もしかしたらサイズ展開が変わっているかもしれません。
日本にいる時、書きものができるし、wifiも電源もあるのでスターバックスをよく利用していました。
なるべく長居したかったので、いちばん大きいベンティサイズをいつも頼んでいました。
アメリカではサイズ展開が若干違います。(ショート)、トール、グランデ、ベンティ、トレンタ917ml(アイスドリンクのみ)です。
ショートのカップの存在はカウンター越しに確認できるのですが、小さいお子さんに飲みものを出す時くらいしか使われているのを見たことがありません。
しかも、グランデサイズを基準として価格を提示しています。
アメリカはなんでも量が多いので、アイスコーヒーやカラフルな季節限定商品をトレンタという大きなカップに入れて颯爽と店を後にする人が多いです。
アメリカの人からするとトレンタが大容量お得サイズで、逆にショートがシークレットサイズという認識なのかもしれないですね。

返店内の雰囲気

パンデミックの影響なのかもしれませんが、アメリカの方は店内で過ごすよりもドライブスルーや対面で購入し持ち帰る人が多いです。
店内のお客様は年配の方が多い印象があります。スタッフは非常にフレンドリーで良い感じです。
LGBTQ+に理解があり、虹色の旗を掲げている店舗もありますし、フェミニンな感じの男性スタッフも多いです。
誤解を恐れずに書くと、ゲイの方の人気の職業の1つがスターバックスの店員さんだそうです。
あるデータによると一般的なアメリカの職場ではLGBTQ+の方は3〜5%就業していて、LGBTQ+の率の高い職場でも10%程だそうです。
それに対し、スターバックスでは30%程LGBTQ+の方が就業されている店舗もあるそうです。
服装も自由で、緑の髪の人、全身刺青が入っている人もいれば、色んなところにピアスが刺さっている人もいます。
スタッフはとても優しく、車椅子のお客さんが来店した時には誰ともなく扉を開けてくれたり、ベビーカーをひいているお母さんには飲みものをテーブルに届けてくれたりします。
日本のスターバックスではボサノバなどのカフェミュージックが良い感じの音量でかかっていますが、アメリカのスターバックスではかかっている音楽は日によって違います。音量はかなり大きいです。
日本よりも閉店時間が少し早く、20時で閉まります。
筆者は東京のスターバックスしか利用したことがないのですが、21時以降もオープンしていたように記憶しています。

スターバックスは何店舗?

2021年11月のデータによると、スターバックスは世界80カ国で33,833店舗を展開しています。そのうち15,444店舗がアメリカにあり、今も増え続けています。
1号店や本社のあるワシントン州では800弱、カリフォルニア州では3000弱、テキサス州では1200強の店舗数を誇っています。
州によって出店数にバラつきはありますが、アメリカ全土どこにでもあるのがスターバックスです。
スターバックスはアメリカ人にとって、お洒落なカフェというよりも、そこに当たり前にあるもので、
日本でいうところのコンビニみたいな存在です。
特に筆者の住んでいるシアトルでは、セーフウェイなどのスーパーマーケットの中にスターバックスの店舗があり、そのスーパーマーケットを一歩出ると目の前にスターバックスの路面店があったりします。

まとめ

スターバックスは国や地域によって独自の色を大事にしているそうです。
日本とアメリカでは、サイズも違えばラインナップも接客も若干異なります。
この柔軟性が、流行りを通り越してひとつの文化として定着した理由ともいえると思います。
人々の生活の中で当たり前の存在になるって素晴らしいですね。
今回の記事が御社のビジネスのヒントになれば幸いです。

関連記事一覧