環境と節約に貢献!ヨーロッパで注目の食品ロスアプリ
ヨーロッパで人気の食品ロス解消アプリ「Too good to go」は、スーパーマーケットやレストランなどの売れ残り食品を半額以下で購入できる画期的なシステムです。個人レベルでの食品ロスも改善が必要な中、ベルギーでは特に無駄が多く、このアプリは注目されています。自分で容器を持参する環境に配慮した取り組みもあり、環境問題にも対応。成果も素晴らしく、17カ国で7500万人以上のユーザーと134,000人以上のビジネスパートナーが参加しており、今後の展開にも期待が高まります。
環境と節約に貢献!ヨーロッパで注目の食品ロスアプリ
著者:ベルギーgram fellow 仲真アン
公開日:2023年6月3日
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ヨーロッパで2番目に無駄のあるベルギー
ベルギーでは「農場から食卓まで」で、毎年1人当たり平均345kgの食品が廃棄されており、ヨーロッパで2番目に無駄の多い国となった。 個人レベルでは、毎年1人あたり約37kg の食品が廃棄され、そのほとんどが果物と野菜だ。
(参考文献:The Brussels Times https://www.brusselstimes.com/219563/not-just-for-the-planet-why-stopping-food-waste-is-in-all-our-interests)
そのアプリの使い勝手は
アプリの無料登録をした後、気になるエリアから購入場所を探し、自分でお店に取りに行くシステムだ。
ほとんどが半額以下で購入できるようになっている。
店舗によっては各自で容器を持参する必要があり、その点でも環境に配慮した取り組みをみることができる。
(参考文献:2 years and 5 million meals later… a few words from our co-founder – Too Good To Go
https://www.toogoodtogo.com/en-gb/blog/two-years-and-five-million-meals-later-a-few-words-from-our-co-founder)
環境のため?安さのため?
食品ロス解決のために現れた「Too good to go」。過去何回筆者が試した注文は、この価格でいいのか?と思うほど大満足。環境について考えながら興味のあるレストランの売れ残りを試し、次回はそのお店にランチに行こうかなと思うのもいいのではないだろうか。これは、顧客確保にも繋がる取り組みだ。
成長し続けるtoo good to go
この驚くべき成果は、Too Good To Goの17カ国にわたる7,500万人以上の登録ユーザーと、134,000人のアクティブなビジネスパートナーのコミュニティが、環境への影響を減らすために貢献していることを証明する。
2020年にはアメリカやカナダでも運営を開始した。
(引用元:Too Good To Go Announces New Global Milestone: 200 million meals saved – Too Good To Go
https://www.toogoodtogo.com/en-gb/press/200-million)
まとめ
生活の中で切っても切れない「食」。
不自由なく生活ができる今だからこそ、一人ひとりが意識できる分野ではないだろうか。
また、アプリ利用層を広げるために貧困層に向け低価格の食品情報を発信したり、GPSを利用しスーパーマーケットやレストランの店先で情報を得られるようにするなど、アイディアは尽きない。欧州発の「too good to go」は将来的に楽しみなアプリである。
今後の展開に注目していきたい。