フィリピン:日本、アストラゼネカ社製ワクチンをフィリピンに100万本以上寄贈 / ドゥテルテ大統領、フィリピンはミャンマー難民に門戸を開くと発言 / ドゥテルテ大統領、韓国との自由貿易協定の締結を歓迎
フィリピン PICKUPニュース 2021.11.08
著者：gramフェロー
公開日：2021年11月08日
10月30日、日本からフィリピンに100万本以上のアストラゼネカ社製新型コロナウイルスワクチンが寄贈された。日本はこれまでにアストラゼネカ社製のワクチンを合計308万5,700回分マニラに寄贈している。フィリピン政府は11月までに、1日のワクチン接種量を現在の50万本から100万～150万本に引き上げることを目指しており、政府は「これらのワクチンは、目標達成のためにフィリピンの他の地域にワクチンを配備する際に非常に役立ちます」と述べた。日本大使館の経済担当公使は、このワクチンによってフィリピンが一日も早く集団免疫を獲得できることを期待している。現在のフィリピンにおけるワクチンの供給量は既に1億2,567万280回分に達しており、10月29日現在、2,710万人以上が接種を完了し、3,180万人が初回接種を受けている。
ソース：Manila Bulletin
https://mb.com.ph/2021/10/30/arigato-japan-donates-over-1m-astrazeneca-jabs-to-ph/
ドゥテルテ大統領は、第39回東南アジア諸国連合（ASEAN）首脳会議のオンラインによる本会議で、フィリピンが紛争地域であるミャンマーからの難民を受け入れる意思があることを改めて表明した。ドゥテルテ大統領は、10月26日（火）に開催された同会議で、「性別、年齢、政治的立場を問わず、すべての人に人道的支援が継続的に提供されるよう、すべての関係者に呼びかけます」と述べ、「我々のドアは、ロヒンギャの兄弟姉妹や、避難を希望するミャンマーの他の人々にも開かれています」と強調した。また、ASEAN加盟国に対し、憂慮すべき内戦に対処し続けているミャンマーに「寄り添う」よう呼びかけた。フィリピンは昨年9月、アフガニスタンのタリバン政権の復活に伴い、人数非公開の難民を受け入れたばかりである。ドゥテルテ大統領は同月末、第76回国連総会（UNGA）の一般討論会での演説で、フィリピンの難民受け入れは「長年の人道的伝統に沿ったものだ」と述べた。第二次世界大戦中には、ナチス・ドイツから何とか逃れた1,300人のユダヤ人を避難させたこともある。
ソース：Manila Bulletin
https://mb.com.ph/2021/10/27/duterte-says-ph-will-open-doors-to-myanmar-refugees-we-will-do-our-part/
ドゥテルテ大統領は、10月26日（火）に行われたフィリピンと韓国の自由貿易協定の締結を歓迎した。ドゥテルテ大統領は、第22回ASEAN-ROK首脳会議において、貿易協定は「我々の経済が回復し、立ち直るために必要だ」と述べ、新型コロナウイルスのパンデミックの影響を明確に示唆した。また、ASEAN・韓国間の自由貿易協定の完全実施や、地域包括的経済連携協定の早期発効を強く要求した。ドゥテルテ氏は、第38回ASEAN首脳会議で、新型コロナウイルスからの回復に向けたASEANの道のりは、パンデミックの影響をまだ受けているため長く困難なものになるだろうと強調した。そのためASEANは、地域ブロックの包括的な復興フレームワークの段階的かつ包括的な実施を確実にしなければならないと力説した。また、「公衆衛生上の緊急事態と新興感染症に関するASEANセンター」を早急に設立することを求めた。2022年6月30日に退任するドゥテルテ大統領にとって、今回が最後のASEANサミットとなる。
ソース：Manila Bulletin
https://mb.com.ph/2021/10/26/duterte-hails-signing-of-ph-korea-free-trade-pact-our-economies-need-it/
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