インドネシア:英国が4億7千万ドルの気候投資 / ジョコ・ウィドド大統領、UAE訪問し327億ドル相当のビジネス成立 / ドバイ万博2020で一番人気となった食べ物はインドネシア料理?! / 社会省、11月10日の英雄の日に子どもたちの参加を呼びかける

インドネシア

インドネシア PICKUPニュース 2021.11.10

著者:gramフェロー
公開日:2021年11月10日

1. インドネシアに英国が4億7千万ドルの気候投資(Indonesia, UK Announce $470m Partnership in Climate Investment)

ジャカルタの英国大使館が、英国とインドネシアで約4億7千万ドルの気候投資協定を結んだことを発表した。駐インドネシア英国大使オーウェン・ジェンキンス氏は、「英国は、インドネシアと長期的な協力を実現していきたいと思う。特に今週発表した4億7千万ドルのプログラムに関しては、今後10年間維持したいと考えている」と述べた。さらにジェンキンス氏は「英国は、インドネシアが森林を危険にさらす可能性のある商品に関して、合法な貿易を促進するための世界的リーダーになるという目標達成を含め、今後もインドネシアを支援していきたい」と述べ、近頃インドネシアの森林減少率が低下していることも称賛した。大使館の開発担当者アマンダ・マクローリン氏によると、この投資は、インドネシアが掲げる2030年までに林業と土地利用の分野で純炭素吸収を達成するという目標達成に有利になるそうだ。また両国は、森林・農業・商品取引(FACT)協議の共同議長として、サステナブル商品の取引支援にも注力している。
ソース:Jakarta Globe
https://jakartaglobe.id/news/indonesia-uk-announce-470m-partnership-in-climate-investment

2.ジョコ・ウィドド大統領、UAE訪問し327億ドル相当のビジネス成立(Indonesia Eyes $32b Business Deals after Jokowi’s UAE Visit)

ジョコ・ウィドド大統領による2日間のアラブ首長国連邦への訪問で、同国と約327億ドル相当の投資ビジネスを成立させたことをレトノ・マルスディ外務大臣が11月4日に発表した。訪問中、ジョコ・ウィドド大統領は、MBZとして親しまれているアブダビの皇太子モハメド・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤン氏、及びドバイの統治者であるモハメド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム氏と会談し、様々な分野での二国間協力について話し合った。レトノ外務大臣は、両国がインドネシア投資庁とUAEのアブダビ成長基金およびDBワールドとの協力関係の構築や、国営エネルギー会社プルタミナとマスダールの共同ソーラーパネルプロジェクト、東カリマンタン州の都市バリクパパンの製油所への投資、Covid-19ワクチン、バイオテクノロジー産業など、主にBtoBにおいて両国が互いに協力しあっていくことを合意したと述べた。
ソース:Jakarta Globe
https://jakartaglobe.id/business/indonesia-eyes-32b-business-deals-after-jokowis-uae-visit

3. ドバイ万博2020で一番人気となった食べ物はインドネシア料理?! (Most visitors at 2020 Dubai Expo preferred Indonesia’s nasi padang)

ドバイ万博2020で提供されていたインドネシア料理のナシパダンが旅行客、地元市民、そしてイベントの主催者にまで人気であったことを貿易省の国家輸出開発局長であり、2020年ドバイ万博のインドネシア・パビリオン委員長でもあるディディ・スメディ氏が、今月発表されたプレスリリースで公表した。ディディ・スメディ氏は「インドネシア料理は、海外でも認められるほど優秀であるということを示している」と述べていた。インドネシア・パビリオンで売られているナシパダンは24万ルピア(16.82ドル)で、1日平均100人分が売れているそうだ。ディディ・スメディ氏は今後、インドネシアの料理が外国人観光客へのアピールとなり、インドネシアのスパイスやインドネシアに興味を持つきっかけになることを期待している。
ソース:Jakarta Globe
ttps://en.antaranews.com/news/197901/most-visitors-at-2020-dubai-expo-preferred-indonesias-nasi-padang

4. 社会省、11月10日の英雄の日に子どもたちの参加を呼びかける(Ministry presses for children’s involvement during Heroes’ Day event)

社会省は、2021年11月10日の英雄の日を記念して英雄のお墓参りやお祝いを行う際に、全国の子どもたちも参加させると発表した。社会省のトリ・リスマハリニ大臣は、「インドネシア国家が得た独立は、自然と与えられたものではなく、戦いの末得たものであることを子どもたちに理解してもらうことが、私たちの使命です」と述べた。金曜日に行われた英雄の日の記者会見で、リスマハリニ社会相は、当日、伝統的な音楽に合わせて戦士の歌を歌う際に、子どもたちの参加を促すことを大統領事務局に提案していることを明らかにした。また、同省からの提案として、英雄のお墓や海に花を撒き、英雄の日の公式式典に子供たちを招待し、お墓や博物館だけでなく、戦地にも足を運び、退役軍人の話を聞く機会も設ける案も挙げられた。将来的には、この英雄の日のプログラムがインドネシア中の子供たちを巻き込み、愛国心を育むものになることを期待している。
ソース:ANTARA
https://en.antaranews.com/news/197929/ministry-presses-for-childrens-involvement-during-heroes-day-event  

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