世界最高峰の空港:シンガポール チャンギ空港(changiairport)

シンガポール

シンガポール旅行の玄関口で、アジアの代表的なハブ空港である「シンガポール・チャンギ空港 (Singapore Changi Airport)」。
チャンギ空港は、世界60ヶ国、200都市以上を結ぶ路線が乗り入れ、およそ100秒に1回飛行機が離発着している東南アジア最大のハブ空港で、「ワールドエアポートアワード」をはじめとする多くの賞に何度も輝いている世界トップクラスの空港です。
空港内の設備の充実度も群を抜き、空港利用者だけでなく市民の遊びスポットとしても人気が高いです。
そこで今回の記事では、シンガポールのチャンギ空港について解説します。

世界最高峰の空港:シンガポール チャンギ空港(changiairport)

   著者:マレーシアgramフェロー Malay Dragon 
公開日:2022年9月15日

国の発展に合わせて拡張

シンガポールは小国ながら経済発展が目覚ましく、それと同時に空港も進化と拡張を続けています。
現在ターミナルの数は4つで、シンガポール国内線はなく、発着する路線はすべて国際線です。2019年の旅客数は年間約6830万人、便の発着数は約38万回でした。
チャンギ空港は1975年6月に埋め立てが開始され、1981年にターミナル1が開業し民間空港としての第一歩を歩み始めました。その後拡張を続け、2017年にはターミナル4が開業し、旅客処理能力が年間8,200万人に拡大。2019年4月には、ターミナル4棟のうち3棟を結ぶ大型複合施設「ジュエル・チャンギ・エアポート」がオープンしました。
現在空港を東側に拡張していて、2025年頃にターミナル5の開業を予定しています。年間最大で1億5000万人の利用ができ、MRTのトムソン・イーストコースト線、クロス・アイランド線の駅が併設が計画されています。

「ひとつの街」

チャンギ空港はその施設の充実ぶりから、地元シンガポーリアンから「ひとつの街」とたとえられるほどです。
シンガポール市内へのアクセス手段はMRT・バス・タクシーと揃っています。
ターミナル1,2,3間はスカイトレイン(ターミナル間の移動モノレール)で移動ができ、ターミナル4へはシャトルバスで移動できます。
フードコートやショッピングセンターも充実しており、ほぼ24時間営業しているので、シンガポールの名物料理やお土産物選びを旅の最後までゆっくり楽しめます。
空港内のいたるところに庭園が設けられていて、各ターミナルにそれぞれ隣接しているので、短時間の待ち時間を過ごすにはぴったりなおすすめスポットです。庭園はいずれも入場料は無料で、全ターミナルにシャワー施設や無料のマッサージチェアも設置されています。
ターミナル3の蝶が舞い踊るバタフライガーデンは必見です。子どもたちに大人気の、4階から1階までフロアを突き抜け滑り降りるのチューブ型の滑り台があります。
ターミナル1とターミナル3の屋上にはプールやジャグジーが設置されていて、営業時間はいずれも6:00~24:00と深夜・早朝の到着にも対応しています。
ターミナル2とターミナル3には、それぞれ24時間営業している無料のミニシアターがあります。

高さ40mの屋内滝

2019年4月にオープンしたターミナルに隣接する複合施設・ジュエル(Jewel)は、ガラスのドーム建築デザインが印象的で、シンガポールの新しい観光名所になっています。
ジュエルの目玉は、2,000本を超える樹木が囲む高さ40mの屋内滝です。屋内の滝としては世界最長で、地上5階〜地下2階まで、大迫力の滝を堪能できます。
ターミナル2と3を繋ぐスカイトレインが滝の真横を通過し、滝を1番近くから眺められる穴場スポットになっています。
ジュエルの1〜4階の吹き抜け空間にある大規模な屋内ガーデン「資生堂フォレストバレー」は、約22,000平方メートルを誇るシンガポール最大級の庭園です。

世界1を常に目指す

チャンギ空港は世界No.1の空港の座を守るために、常に拡張や複合施設化を進めています。
シンガポールに行くなら「世界一快適な空港」チャンギ空港の散策も、ぜひ出張や旅のプランに組み込んでお楽しみください。


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