渡航する前に知っておきたい!ベトナム生活の豆知識

ベトナム

経済成長著しいベトナムですが、コロナ禍で閑散とした街を見て、改めてベトナムが観光立国であることに気づかされました。
2022年8月現在、他国からベトナムへの入国については陰性証明、ワクチン接種の用意や隔離などの必要もなく、誰でもウェルカムなスタンスで扉を開けています。
私の住むホーチミン市の街中には観光客が増え、特に欧米人はマスクを着用せず、暑い日差しの中での散策を楽しんでいます。
また、コロナ禍で日本⇔ベトナムの移動もままならない状況でしたが、この夏休み期間中に多くの日本人がベトナムに赴任されています。ベトナムで暮らすということについて、頭に入れておくと良い豆知識をお伝えします。


渡航する前に知っておきたい!ベトナム生活の豆知識

   著者:ベトナムgramフェロー Saigon A
公開日:2022年9月23日

ご存知、ベトナムはバイク大国です!

ベトナム人の移動手段といえばバイクです。そんなこと知ってるよ、という方も、いざ街を歩いてみると戸惑うと思います。
ひしめき合うバイクや車。交通ルールは何処へ。歩道にもバイクが乗り上げて走る、車線はあってないようなもので、どこでもUターン、逆走は当たり前。
日本においては歩行者優先ですが、ベトナムでは「大きい乗物(大型バス・トラック)」→「7シーターの車」→「4シーターの車」→「バイク」→「歩行者」の順に優先されているように見受けられます。歩行者が信号の無い大通りを横断しようとすると、容赦なく車やバイクが我先にと突っ込んでくるので、タイミングを見計らって、落ち着いて一定のスピードで渡ることをおすすめします。決して走って渡らないように!

バイク中心で出来上がっている街

ベトナムの世帯当たりのバイク保有率は世界第2位で、86%以上の世帯がバイクを保有しているといわれています。ベトナムで生活してみて気づいたことは、街全体が「バイク利用者」のために作られているということ。
例えば、
・車道と歩道の境目は、バイクが乗り上げやすくするために、滑りが良い素材の坂になっている
(車道と歩道の境目は滑りやすいため、歩行者は転倒に注意)
・テイクアウトの料理やドリンクには、必ずバイクに引っかけられるように、持ち手のついたビニール袋やドリンクホルダーに入れられて提供される

ベトナム人には当たり前の習慣

ベトナムでは朝食を外で済ます人が多いため、早朝から営業している飲食店が多くあります。早朝から営業していわゆるランチタイム前に営業をストップし、夕方に営業再開というお店も多くあります。
市場で昼過ぎにはぎゅうぎゅうに積まれた商品の隙間で昼寝している店員の姿を見かけます。道端ではバイクをベッドにして、木にハンモックをかけて昼寝。オフィスでの昼寝が推奨されている企業もあります。暑い時間帯は無理をせずに休息をとり、仕事の効率を良くする狙いがあるそうです。

虫に注意!

東南アジアにおいては水に注意!と聞くことが多いと思います。ベトナムにおいてももちろん水道水を飲むのはNGですが、注意しなければならないのは水道水だけではありません。特に長期滞在される方は「虫」には要注意です。
<寄生虫>
ベトナム生活においては、はっきりとした原因はわからないけれどなんとなくお腹の調子が悪い…という場合、野菜や果物などについている寄生虫がお腹の中にいる、という疑いを持っておいた方が良いです。
我が家の子どもたちも検査をしたところ、「回虫」という寄生虫がお腹にいることがわかりました。日常的にできるだけ安心・安全な野菜を買っているのですが、それでも寄生虫はお腹に存在していました。
ベトナム政府も、半年に一度は虫下しの薬を服用することを推奨しています。街中にある薬局で簡単に購入ができます。一般的なのは、「Fugacar」(1錠 約100円)。子ども用もあります。心配であれば、日本人医師に相談して処方してもらうのも良いと思います。

<蚊>
今年はコロナウイルスに加え、デング熱の流行も心配されている状況です。デング熱は予防接種がありません。短期の滞在であっても蚊に刺されないよう注意が必要です。
在ホーチミン日本国総領事館HPをご参照ください。
https://www.hcmcgj.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00632.html

まとめ

コロナ対策としての陰性証明書の提示やワクチン接種有無などの条件なしに入国が可能となったベトナム。日本の当たり前とのギャップを楽しむためにも、身の安全と健康を重視して過ごされることをお勧めします。

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