タイ:63カ国の旅行者が検疫規則の対象外に / 首相、COP26でネットゼロの目標を提示 / 11月1日からさらに17カ国を受け入れ
タイ PICKUPニュース 2021.11.05
著者：gramフェロー
公開日：2021年11月05日
タイ政府は10月21日、63の国と地域からの完全な予防接種を受けた旅行者が、タイに上陸した際に新型コロナウイルス検査に合格することを前提に、11月1日から検疫なしで入国できるようにするという発表を行った。今回の発表には日本も含まれている。また、ワクチンを接種した外国人旅行者も入国を許可されるが、現在17の州で実施されているツーリズム・サンドボックス・プログラムを利用し、1週間の検疫期間の後、国内の他の地域への移動が可能となる。一方ワクチンを接種していない、または完全には接種していない旅行者は、10日間ホテルに隔離されることになる。タイ国政府観光庁（TAT）長官は、検疫規制が免除された63カ国からの宿泊客を中心にホテルの予約が増加しており、再開によって世界中から観光客が集まっていることを示し、この再開は、特に来年初頭まで続く観光ハイシーズンにおいて、タイに大きな利益をもたらすと確信していると述べている。TATは現在、今後6ヶ月間で100万人以上、1ヶ月あたり約30万人の観光客の来訪を見込んでおり、この数字は、2019年に記録された数字の約10％にあたる。
ソース：Bangkok Post
https://www.bangkokpost.com/thailand/general/2207119/tourists-from-63-countries-now-exempt-from-quarantine-rules
プラユット・チャノチャ首相は、来週イギリスで開催される第26回国連気候変動会議（COP26）に出席し、2065年までにカーボンニュートラルを達成するというタイの新しい公約を正式に発表する。タイのCOP26会議参加者は、温室効果ガスの排出量を削減するためのタイの長期開発戦略を国連気候変動枠組条約（UNFCCC）に提出する予定であり、これは事実上、タイが今後44年以内にネットゼロを実現するためのロードマップとなる。「国際的な気候変動緩和策が地球の気候を安定させるのに十分な力を発揮していない、と研究が警鐘を鳴らしてきたことから、政府は気候変動を最も懸念される問題の一つと考えている。タイはパリ協定の締約国の1つとして、パリ協定の目標達成に向けた取り組みを強化することを決意している」と述べた。また、タイは、カーボンニュートラルを達成するための国家ロードマップとして、長期的な低温室効果ガス開発戦略を設定した東南アジアで最初の国の一つであると述べた。また、タイはパリ協定加盟国197カ国のうち、カーボンニュートラル達成のための明確な戦略を持つ33カ国のうちの1つであり、すべてのセクターが緊密に協力すれば、タイは期限までにカーボンニュートラルの目標を達成することができると述べた。国連気候変動会議は、地球温暖化を産業革命前の水準から1.5℃までに抑えるべくパリ協定で示された気候目標を追求する目的でUNFCCCにより毎年開催されている。
ソース：Bangkok Post
https://www.bangkokpost.com/thailand/general/2205183/pm-to-present-net-zero-goal-at-cop26
タイ外務省は、11月1日より、完全な予防接種を受け、フライト前の新型コロナウイルス検査が陰性であることを証明するものがあれば、さらに17カ国からの訪問者を検疫なしで受け入れることを発表した。10月21日、タイは、低リスクの46の国と地域からの完全なワクチン接種を受けた旅行者を、11月1日から検疫なしで入国させるという発表を行っていたが、対象国の数は現在63ヵ国に増えた。外務省が発表した追加の17カ国は次の通り。インド、台湾、ラオス、ミャンマー、フィリピン、クロアチア、インドネシア、クウェート、モルディブ、モンゴル、ネパール、オマーン、ルーマニア、スロバキア、スリランカ、ベトナム、ルクセンブルグ。
ソース:Bangkok Post
https://www.bangkokpost.com/thailand/general/2207027/thailand-open-to-17-more-countries-nov-1
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