インド:アルナーチャルで川黒く染まる 原因は中国か / イタリアとグリーン水素分野で協力へ / 連邦保健省、PCR検査の増加、コロナ対策の強化をアッサムと西ベンガルに要求
インド PICKUPニュース 2021.11.04
著者:gramフェロー
公開日:2021年11月04日
10月30日、アルナーチャル・プラデーシュ州イースト・カメン地区にあるカメン川が黒くなっていると報道された。川の総溶解物質(TDS)の高い濃度が高くなって川が黒くなり、これに影響を受けて大量の魚が死んだと見られる。地区漁業開発長(DFDO)のHali Tajo氏はカメン川のTDSは6,800mg/Lで、通常の範囲である300~1,200mg/Lをはるかに上回っていたと述べた。この状態が2〜3日以上続けば川の水生生物が絶滅してしまう恐れがあると専門家は述べた。地元の人々は、原因は中国が行っている建設作業であると主張した。2017年にも同じように川が黒くなる現象がバングラデシュのジャムナ川で起き、その当時の川汚染もシアンからタクラマカン砂漠の新疆ウイグル自治区へ水を迂回させるための全長1万kmのトンネル建設が原因であったためだ。これを踏まえ、インド政府は今週から国防体制を強化すると述べた。
ソース:Hindustan Times
https://www.hindustantimes.com/india-news/arunachal-river-turns-black-thousands-of-fish-die-locals-blame-china-report-101635579642411.html
インドとイタリアは、エネルギー転換におけるパートナーシップの強化を目指し、グリーン水素の開発、再生可能エネルギー回廊地帯の設置、天然ガス分野での共同プロジェクトを検討することに合意した。ローマで開催されたG20サミットにて、ナレンドラ・モディ首相はイタリアのマリオ・ドラギ首相と初の直接会談を行い、両首脳は、エネルギー転換関連分野におけるインドとイタリアの企業の共同投資を促進することを決め、上記のプロジェクト始動が決定した。両首脳は、具体的に「インドにおけるグリーン水素および関連技術の開発・配備を支援する」こと、「2030年までに450ギガワットの再生可能エネルギーを生産・統合するというインドの目標達成のために、インドの大規模なグリーンコリドープロジェクトを支援する」こと、「イタリアとインドの企業が、天然ガス分野、脱炭素化のための技術革新、スマートシティ、その他の特定領域(都市公共交通の電化など)において、共同プロジェクトを開発することを奨励する 」ことに合意した。
ソース:India Today
https://www.indiatoday.in/india/story/india-italy-collaborate-green-hydrogen-gas-sector-1871409-2021-10-30
10月26日、アッサム州と西ベンガル州宛に連邦保健省の秘書Arti Ahuja氏が一通の書簡を送った。内容は、コロナ禍における基本的な公衆衛生戦略(検査、追跡、治療、ワクチン接種等)が厳格に守られていない州では、コロナ陽性者の症例が指数関数的に急増することが観察されていること、そして9月28日から10月4日の週に実施された検査が1,64,071件であったのに対し、10月19日から25日の週には1,27,048件と減少していることを指摘するものだった。さらに、先週(10月20日~26日)からの1週間の新規症例数は41%増加し、9月28日~10月4日の週に1.89%だった陽性率が、10月19日~25日の週には2.22%となり、ここ4週間で陽性率も上がっている。これを踏まえて書簡では、アッサム州とベンガル州に適切な規制、感染者の自宅隔離中の厳格な監視と病院との連携、陽性者の記録管理の強化と封じ込めゾーンの見直しを要求した。
ソース:Indian Express
https://indianexpress.com/article/india/centre-writes-to-asaam-west-bengal-covid-cases-rising-7599200/
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