ブラジル(Brazil)

ブラジル

概要

ブラジル連邦共和国は、南アメリカにある連邦共和制国家で、ブラジリアが首都である。南米大陸最大の国土面積とラテンアメリカ最大の人口を擁する。GDPは1兆8,470億ドル、一人当たりのGDPは8,797ドルで、ラテンアメリカ最大の経済大国である(2019年)。1822年にポルトガルから独立。
第一次オイルショックによって、「ブラジルの奇跡」と呼ばれる高度経済成長は挫折。外貨準備は底をつき、以来累積債務が急激に増大、インフレに苦しんだ。貧困層人口が急増し、大都市圏ではスラム街が形成されていった。
1999年の通貨危機により、一時は国家の破綻の目前まで陥ったが、IMFとアメリカの緊急融資によって破綻は回避、その後は発展途上国向けの貿易の拡大が行われ、長年の累積債務問題の解消へと進み、2007年にはIMFへの債務を完済。現在ではBRICsの一国となっている。
経済で最大の比重を占めているのがサービス業(65%、2003年、金融業、通信業、空運業など)、次いで工業部門(21%、鉄鉱石、石油など鉱業、自動車、電気・電子産業など)、そして農業部門(7%、大豆・大豆関連製品、食肉、林産品、砂糖など)である。
公衆衛生・教育などの公共サービスや交通インフラの水準は先進諸国と比較してもまだ低く、沿岸部と大陸内部の経済格差や非常に悪い治安、汚職や腐敗もリスク要因である。
2014年からは経済が減速、建設部門をはじめ、失業率が上昇。翌年にはマイナス成長(-3.5%)を記録。2019年1月に経済自由主義を掲げるボルソナロ新政権が誕生。年金改革、税制改革、インフラ改善といった景気刺激策が好影響を及ぼし、個人消費や投資といった内需が成長、2019年7〜9月期におけるGDP成長率は前期比+0.6%という緩やかな成長となった。

国名 ブラジル連邦共和国 (Federative Republic of Brazil)
首都 ブラジリア(Brasilia)
人口 2億1,161万人(2020年予測値、IBGEブラジル地理統計院)
国土面積 8,515,767㎢(JETRO)
通貨 レアル(BRL)1BRL=20.24円(2020年7月)
言語 ポルトガル語(公用語かつ一番広く使用されている言語)
識字率 93.2%  (2018年、knoema)
宗教 ローマカトリック教 64.6%、その他のカトリック教 0.4%、プロテスタント22.2%、他のキリスト教宗派 0.7%、心霊教 2.2%、その他 1.4%、宗教なし8%、特定されず 0.4% (2010 年推計、アメリカ中央情報局)
時差 UTC -2 から -5 (日本より11時間から14時間遅れている)
GDP 1,847(10億USドル / 2019年、IMF)
GDP成長率 1.1%(2019年、IBGEブラジル地理統計院)
1人あたりの名目GDP 8,797(USドル / 2019年、IMF)
最低賃金 月給 1,045 BRL(20,880.5円 / 2020年7月、Trading Economics)
日系企業進出数(拠点数)・在留邦人 699(「日本人が海外で起こした会社除く」)・51,307人 (2018年10月、外務省)

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