香港・中国 :依然として大きい中国未発展地域のEC市場の成長性 / 中国鄭州の不動産市場が低迷 / 香港BNO(英国海外市民旅券)所有者の英国への移住が急増

海外ビジネスニュース

香港 ・中国 PICK UPニュース 2022.2.7

著者:Adrian Poon
公開日:2022年2月7日


1. 依然として大きい中国未発展地域のEC市場の成長性

アリババの最高責任者戴珊氏の発表によると、過去10年間で中国のEC市場は大きく成長したが、未発展地域である3級以下の都市の成長性は依然として大きいと思われ、同業界では当該地域のユーザーの需要が注目されている。 戴珊氏によれば、3級以下の都市人口は大きく、インターネットユーザーは6億人程度である。また消費志向は価格重視のため、アリババは「淘菜菜」のようなM2C(Manufacturer2Consumer)プラットフォームで当地域に展開する。さらに、今後もM2Cモデルを通じて、農業や中小規模の工場などの産業の変化に貢献していくとした。
ソース:Etnet
http://www.etnet.com.hk/www/tc/news/categorized_news_detail.php?newsid=ETN320131835&page=1&category=china

2. 中国鄭州の不動産市場が低迷

中国河南省鄭州における不動産市場が低迷している。業界関係者によると、洪水やコロナなどの影響で、同地域の市民の収入が大きく減少する可能性があり、新築や中古の不動産の売却件数が増加している。 直近では、週末でも内見する顧客が少なく、一部の不動産企業は来客の際のみに照明を付けるなど、同地域の不動産業界は非常に厳しい状態となっている。 業界の不振に対抗すべく、不動産企業は幾つもの対応策を打ち出しており、「一軒買うともう一軒が無料」など、136平方メートルの別荘を購入すると、82平方メートルの高級住宅を無料でもらえるような情報もある。 しかし、鄭州の不動産業界は引き続き低迷傾向で推移すると見られている。
ソース:Epoch Times
https://hk.epochtimes.com/news/2022-02-03/16823004

3. 香港BNO(英国海外市民旅券)所有者の英国への移住が急増

中国の香港国家安全維持法の施行を受け、2021年1月31日、英国政府は特例として、香港のBNO(英国海外市民旅券)の所有者による英市民権取得を容易化する施策を実施した。約9カ月間で約9万人が申請した。申請者の特徴としては、高学歴やプロフェッショナルである。 年齢別では、35~44才及び45~54才がそれぞれ申請者全体の32%、29%を占め、25~34才は19%程度。男女別では、男性が48%、女性が52%とほぼ半々となっている。申請者全体の72%が既婚者であり、6割近くが子育て世代である。 今後、香港から英国への移民数はさらに増える傾向にあると見られる。
ソース:Epoch Times
https://hk.epochtimes.com/news/2022-02-03/1854564

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