香港・中国 : 中国の不動産市場危機が悪化傾向 / 中国工商銀行「14次5か年」に製造業企業向け貸出金額3兆人民元を目指す / 香港、コロナ対策で外出禁止の噂によりスーパーで欠品が続出
香港 ・中国 PICK UPニュース 2022.3.7
著者:Adrian Poon
公開日:2022年3月7日
2022年3月3日
以前は、中国大手不動産企業恒大集団のデフォルトは個別企業の問題と判断されており、中国不動産市場全体からすれば大きな問題ではないと見られていたが、2021年の中国の海外向け債務不履行金額は430億米ドル以上と最高額を更新し、今後のデフォルト問題は重要視されている。
1週間前、不動産企業「正榮不動産」の債権の投資判断は「安全」と判断され、同社の財務諸表は堅調と思われたが、直近では債務不履行の可能性があると発表された。
Bloombergによると、2022年の債務の返済額は1,000億米ドルと不動産市場にはバブル崩壊の可能性が残り、デフォルトのリスクは増加傾向と見られる。
ソース:Epoch Times
https://www.epochtimes.com/b5/22/3/2/n13616602.htm
2022年3月2日
中国工商銀行の陳四清氏によると、直近3年間の同行の製造業企業向け新規貸出金額はそれぞれ1,000億人民元、2,000億人民元、3,000億人民元であり、合計2兆人民元を突破した。同行は「14次5か年」期間に製造業企業向け貸出金額を3兆人民元以上とすることを目指している。
2021年末における同行の主要製造業企業向け融資額は7,500億人民元で、産業チェーンの上流から下流までの企業向け融資金額は3,000億人民元であった。「貸付+非貸付」の総合体制を改善させ、2021年末での戦略新興産業向け融資額は1兆人民元を突破、中国製航空機や高速鉄道などの製造企業に支援を行った。また、国家戦略に沿って中小製造業企業向け融資を重視していく。
ソース:Etnet
http://www.etnet.com.hk/www/tc/news/categorized_news_detail.php?newsid=ETN320302441&page=2&category=china
2022年3月1日
香港のコロナ感染状況が悪化し続ける中、香港政府が7日間の外出禁止令を出すとの噂がインターネット上で広まって市民がパニックに陥り、慌ててスーパーで日用品を買い求めている。
香港食品・衛生局(Food and Health Bureau)の2月28日の公表資料によると、2月28日の0時時点で、過去24時間のコロナ新規感染者数は11,229人で、うち6,631人は無症状、16,607人は結果待ちの状況となっている。2月27日に7日間外出禁止の噂がインターネットで流れ、その翌日に香港政府の関係者が噂の内容を否定したが、外出禁止の可能性については完全には排除していない。
ソース:Epoch Times
https://www.epochtimes.com/b5/22/3/1/n13613697.htm