【越境EC 第1回】コロナ禍における必勝策 いま話題の越境ECとは?

コロナ時代

今の時代、買い物や物販はインターネットのECサイトを通じ、国境を超えて行われています。読者の皆さんも利用したことがあるのではないでしょうか?海外の代表的なECサイトとしてはアメリカの代表的なECサイトである「Amazon」などが挙げられますが、他にも世界各国には多くのECサイトがあり、市場規模は膨大しています。
この記事では、そもそも「越境EC」とは何か?なぜ「越境EC」が話題になっているのか?などについて解説していきます。

コロナ禍における必勝策 いま話題の越境ECとは

著者:gram フェロー
公開日:2020年12月16日

コロナ禍における必勝策 市場拡大中 いま話題の「越境EC」を特集!

越境ECとは

「越境EC」とは「越境」と「EC」の言葉の組み合わせで成り立っています。「越境」とは国境を超えるという意味、「EC」とはelectronic commerceの(電子商取引)の略称で、ウェブサイトを通じて消費者と企業が商品取引をするオンラインショップのことを指します。
まとめると、「越境EC」とは「国境を超えて取引が行われるオンラインショップ」と言えるでしょう。
越境ECを活用し、国内の商品を国外のお客様に向けて販売することで、ビジネスの幅を国内だけでなく全世界に広げることができるという点で注目されています。

勢いを増す越境EC

インターネットインフラとスマートフォンの急速な普及を背景に、越境EC市場は順調に成長しています。日本に限ってみても、訪日外国人の日本製品の「爆買い」が日本製品の認知度向上へ繋がり、訪日外国人が帰国後に越境ECを通じて日本製品をリピート購入する、という消費パターンが現れていました。
このように、近年注目されていた越境ECですが、さらなる飛躍の契機になったのが新型コロナウイルスです。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、緊急事態宣言やロックダウンといった政府の措置が全世界で起こり、経済が大きなダメージを受けました。そのような中で、外出せずに買い物し、生活をする「巣ごもり消費」の拡大に乗じる形で、越境EC市場は追い風を受けます。

市場規模から見るEC市場

日本のBtoC-EC(企業から消費者へのEC事業の意)市場規模は、コロナ以前から順調な伸びを見せていました。2019年度における市場規模は、物販系が約10兆円、サービス系が約7兆円、デジタル系分野で約2兆円、総計19兆円であり、その前年度(2018年度)からの全体の伸び率は7.65%となっています。

過去10年のBtoC-EC市場規模は以下のグラフの通り、拡大傾向にあります。

一方で、世界のBtoC-EC 市場規模も拡大傾向にあります。2019年度の世界のBtoC-EC市場規模は3.53兆USドル、EC化率は14.1%と推計されており、その後も市場規模の拡大とEC 化率の上昇が予想されています。2023年には6.54兆USドル、EC化率は22.0%にまで上昇すると予測されています。

これらの動きは新型コロナの影響を受けて加速しました。日本でも事業を行っているシンガポール発電子商取引プラットフォームであるShopeeでは、2020年第一四半期に流通取引総額が74%以上増加し、62億ドルに到達しました。総注文数についても4億2980万件に達し、前年同期の2億350万件から111.2%の増加となりました。

NIKKEI ASIA:https://asia.nikkei.com/Business/Retail/Coronavirus-pandemic-fuels-Asia-e-commerce-boom▼

以上見てきたように、越境EC市場は近年着実に成長してきていましたが、新型コロナの影響で動きが加速しています。

むすびに

越境EC市場は急速に成長しており、今後も重要な販路の1つとなるでしょう。
まだこの市場に着手されていない事業者の方々は、こちらを機に参入をご検討されてはいかがでしょうか。
次回以降のコラムでは、各国ごとの越境EC市場を深堀していきます。

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