香港・中国 : 2021年1月末中国のM2動向 / 人民元が2年半ぶりに上昇 / 中国が漢方薬の発展の加速政策を発表
香港 ・中国 PICK UPニュース 2021.2.15
著者:Adrian Poon
公開日:2021年2月15日
人民銀行の発表によると、2021年1月末の中国のM2残高は、前年同期比9.4%増の221.3兆人民元(3,599兆円)と市場予想の10%を下回り、増加率は先月比0.7%減。同期間での人民元の貸出金額は史上最高値の3.58兆人民元となり、前年同期比2,252億人民元の増加となった。現在の予想では、1月の社会融資規模の増加額は前年同期比1,207億人民元増の5.17億人民元と、市場予想を上回った。1月末の中国の社会融資規模ストックは同期比13%増の289.74兆人民元。
中国人民元は2年半ぶりに上昇し、CNYレートは96点上昇、対米ドル6.4487の水準で推移した。2018年6月15日の高値以来、約32カ月ぶりの高値になった。中国での旧正月大型年休を前に、人民元相場が堅調で推移している。
中国国務院は漢方薬の発展を加速させるための政策を発表した。条件を満たす漢方薬関連企業の上場融資や信用債権の発行を促す。また、社会資本により漢方薬企業の投資ファンドを促進し、漢方薬業界の長期投資を拡大させる。各地方政府の担保により、漢方薬関連の中小企業に対する信用力を増加させるほか、金融機関は漢方薬関連の金融商品の市場化を促進する。
<参考元>
《神州經脈》人幣新增貸創歷史新高 A股暴漲滬指重返三千六 – 經濟通 ET Net