香港・中国 : 海証券 価格構造の差別化傾向が続く 利下げは年末になる予想 / 中国が「国家人権行動計画」を発表、人権を国民教育に採り入れる/ IIF:8月に新興市場の債権資金が流出、しかし中国市場には百億米ドルが流入
香港 ・中国 PICK UPニュース 2021.9.13
著者:Adrian Poon
公開日:2021年9月13日
2021年9月9日
中国の8月のCPI(消費者物価指数)は前年同期比0.8%増、上昇率は先月比0.2%減となり、市場予想(1%増)を下回って今年3月以内の低水準となった。また、同期間のPPI(生産者価格)は前年同期比9.5%増、上昇率は前月比0.5%増と市場予想(9%増)を上回り、2008年8月以来の13年間での最高値になった。上海証券のアナリスト師胡月氏によると、8月は価格構成の差別化傾向が続き、供給ショックの影響を強調させることとなった。石炭価格の上昇により、PPIはさらに上昇し、国際の資源価格は偏差傾向にある。今後、CPIとPPIの対照的な傾向は続くと予想されるが、PPIの上昇幅は限定的と思われ、第四半期に傾向が変更する可能性があり、利上げは年末になると予想される。
2021年9月9日
中国国務院は「国家人権行動計画(2021~2025)」を発表した。行動計画は、現代的な社会主義国家の包括的な創成は中国の人権理念のスタート地点になると指摘している。すべての国民の人権がより高い水準で保障されるよう、そして人々の満足感、幸福感、人権の保障に対する安心感を継続的に強めるため、行動計画を策定し、実行する。人権教育を国家の教育システムに採り入れることで、人権を尊重し、守るという社会の認識を高める、というものである。計画のキーポイントには、①公営住宅制度の改善、②カーボンニュートラル目標の達成、③インターネットの安全性の強化などが含まれる。
2021年9月9日
国際金融協会(IIF)のデータでは、8月に外国投資家は中国以外の新興市場の債権や株式市場から投資資金を引き揚げた。しかし、中国の引き締め政策が導入された中でも、101億米ドルの投資資金が中国市場に投資され、うち6割は債権市場に流入。報告によると、投資家は米国FED(連邦準備制度)のテーパリングを懸念しており、先月、中国以外の新興国における債権市場から28億米ドル程度が流出した。
<参考元>
http://www.etnet.com.hk/www/tc/news/categorized_news_detail.php?newsid=ETN310909854&page=1&category=china
http://www.etnet.com.hk/www/tc/news/categorized_news_detail.php?newsid=ETN310909774&page=1&category=china
http://www.etnet.com.hk/www/tc/news/categorized_news_detail.php?newsid=ETN310909866&page=1&category=china