香港・中国 : 中国人民銀行:9月の社会融資の伸び率が予想を下回り、2.9万億人民元 / 中国、9月の貿易総額が微増/ 広東省地方政府がマカオ向け債権を発行
香港 ・中国 PICK UPニュース 2021.10.18
著者:Adrian Poon
公開日:2021年10月18日
2021年10月13日
中国人民銀行の発表によると、中国の2021年9月の社会融資の増額規模は2.9兆人民元(約17.6兆円)となり、市場予想の3.105兆人民元及び7月の2.96兆人民元を下回った。2021年1~3四半期の累計額は24.75兆人民元で、前年同期比で4.87兆人民元の減少となったが、2019年同期比では4.14兆人民元の増加となった。うち、実際経済からの人民元の貸出額は16.83兆人民元。また、実体経済に対する外貨の貸出金額は2,531億人民元、委託貸出金額は2,048億人民元、信託貸出額は8,133億人民元となった。
2021年10月13日
中華人民共和国海関総署の発表によると、中国の2021年9月の貿易総額は前年同期比3.3%増の5,447.2億米ドル(約61.8兆円)。輸出は同28.1%増となり、市場予想(同21%増)を上回って過去3ヶ月での最高値となった。一方、輸入は同17.6%増と市場予想(20%増)を下回り、2021年の最低水準となった。9月の貿易黒字額は667.6億米ドルで、市場予想の468億米ドルを上回った。2021年1~9月の累計データでは、中国の貿易総額は前年同期比32.8%増の4兆3,741.1億米ドル。うち、輸出額は同33%増、輸入額は同32.6%増、貿易黒字額は4,275.4億米ドル。また、米国に対する貿易総額は同24.9%増の3.53兆人民元だった。
2021年10月13日
中国広東省地方政府は、マカオ向け22億人民元の地方政府債権を発行した。表面利率は2.68%で、期間は3年間となっている。今回は、初のマカオ向けの政府債権の発行となり、資金調達の目的は教育、テクノロジー、農業などの分野での利用を予定している。今回の債権発行には、香港やマカオ以外ではブラジルやオーストラリア、日本の機関投資家も積極的に参加し、最終的に3倍ほどのオーバーサブスクリプションとなった。
<参考元>
http://www.etnet.com.hk/www/tc/news/categorized_news_detail.php?newsid=ETN311013859&page=1&category=china
http://www.etnet.com.hk/www/tc/news/categorized_news_detail.php?newsid=ETN311013720&page=1&category=china
http://www.etnet.com.hk/www/tc/news/categorized_news_detail.php?newsid=ETN311013720&page=1&category=china