台湾に住んでわかった! 台湾で売っていない日本商品
台湾は日本と近く、既に多くの日本の食料品店や飲食店が進出しているのにもかかわらず、未だに一部の日本商品は現地で入手することが出来ない。
筆者はもともと年齢に見合わず健康的な食べ物が好きで、日本に居た頃はそれらを当然の様に普段から口にしていたからこそ、辛い。ふとした時に急に食べたくなるものがその度に無い現実と妥協の壁にぶち当たり、現地で生活する筆者にとって頭を悩ます要因となっている。
ここでは台湾で生活して初めて気づいた、日本だけにしか売っていない食べ物を紹介する。
台湾に住んでわかった!台湾で売っていない日本商品
著者:台湾在住ライター
公開日:2021年12月17日
日本限定の味だった、マクドナルドのてりやきバーガー
マクドナルドなんて、今や世界のどこにでもあるワールドワイドなファストフード店だと思っていただけに、てりやきバーガーが海外にはなく、日本のみの販売と知った時の衝撃と撃沈度が非常に大きかった。
日本に居た頃、マクドナルドは株主優待券でいつもマネーレスで購入していたが、台湾ではこういったファストフードも結構高い。筆者は高いから…という理由で普段からマクドナルドを1人で利用したことがなかったのだが、初めて店頭に行った時に気がついた。
1番のお気に入りだったハンバーガーなだけに非常に残念だが、台湾のマヨネーズは甘く、そんなのと一緒になったテリヤキバーガーはちょっと食べたくない。
マクドナルドに限らず、日本オリジナルのテリヤキバーガーは、台湾でもニーズがあると感じられるがなぜ無いのだろうか。
おから
冒頭でも述べたように、筆者の好物は大体どれも年寄り臭い。これは健康志向を意識しているからという訳ではないのだが、おからも大好物の1つである。
台湾にも日本同様に豆腐屋があり、豆腐に揚げ、豆乳などを売っているのだが、おからだけはどこに行っても見当たらない。未だにどうしておからが出ないのか、無いのか、捨てているのか、そもそも作り方から違う?のか‥‥未解決事項である。
日本だとスーパーにも乾燥おからが売っていたり、総菜になっていたりと一般的な食品であるだけに、このおから未チャージが長期間続くのは結構辛い。きなこに代わる黄豆粉は売っているのに、おからは皆無。
もしや、日本オリジナルの食品なのか…? 豆腐や豆乳、といった豆製品を日本よりも日常的に口にしている台湾でも、おからはニーズがあると思うのだが、どうして現地に無いのだろうか。
デザートとは言い難い!見た目に騙されるな プリン
一度台湾に来た事がある人なら、コンビニにもプリンは売っているし、日本と同じじゃん!って思っている方も多いかも知れない。余程のプリン好きとかでなければ、敢えて海外に来てまで日本と同じような物を選んで食べようという発想も起こらない。
見た目は日本のプリンと大差無いように見えるのだが、実際食べた人なら分かると思う。日本で一般に販売されているあのプリンの味を台湾で期待して食べると非常~にガッカリさせられる。
実際の味はと言うと…
バニラやカスタードの様なまろやかな風味がする事も無く、もうやたら甘い。ただ砂糖がやたら大量に入った甘い固まった物、というのが率直な感想である。日本のプリンなら2個くらいは軽く食べられそうな勢いだが、台湾のものは1回食べたら次は、たとえ安くてもお金を払ってまで食べたくない…。
いや、初めて食べるまで人生でこんなにもマズいプリンというものが存在していたこと自体に驚きだったのだが、台湾ではこんなマズいプリンがポピュラーだ。
その味しか知らない台湾人は可哀想だと思う。
たとえ安くても味のクオリティーの高い日本の商品はやっぱりすごい。多分、日本の美味しいプリンを知ったら誰も買わなくなるだろう。
台湾ではケーキに板プリンが入っている事が多いが、まだそちらの板プリンの方が美味しい。
魚介・加工肉食品の種類に乏しい台湾
はんぺんや魚肉ソーセージ、普段日本で朝食によく登場する豚肉ソーセージ…これらも台湾に来るまで現地に全く無いなんて知らなかった。これらの類、筆者の好物ということもあり、時々無性に食べたくなる。
日本と同じ島国であっても、やはり食文化の違いなのか。台湾にはおでんもあるのに、ちょっと意外であったというか、残念でならない。
台湾のソーセージは甘しょっぱい…日本では全く食べた事のない、不思議な味。不味くはないが、でもやっぱり巷に甘いものが溢れ過ぎているからなのか、普段食べ慣れた味が欲しくなる。
台湾でニーズがありそうなのに売っていない日本の商品はまだまだあるが、ここではそのほんの一部を紹介した。