オーストラリア:アストラゼネカ製ワクチン接種停止後の懸念を軽視するオーストラリア政府 / カンタス航空、ドイツからのフライトでデジタルヘルスパスポートアプリの搭乗客向けトライアルを開始 / オーストラリアとシンガポールの旅行バブルをめぐる「生産的な」交渉、日本と韓国が続く可能性
オーストラリア PICKUPニュース 2021.03.19
著者:gramフェロー
公開日:2021年3月19日
デンマーク、ノルウェー、アイスランドでは、アストラゼネカ製ワクチン接種後に血栓を形成した事例があったため、接種を停止した。一方でオーストラリア政府は、国民に接種されるワクチンの安全性と有効性に懸念を抱く理由はなく、自信を持つべきだと主張している。アストラゼネカ製ワクチンは、オーストラリアで接種されるワクチンの大部分を占め、海外から調達される約300万回分を補完するために、国内で5,000万回分のワクチンが生産される。
ソース:news.com.au
https://www.news.com.au/lifestyle/health/health-problems/covid19-vaccine-government-plays-down-fears-after-astrazeneca-suspensions/news-story/dd62ea64eeac89309c4a4e0314b87f74
フランクフルトからダーウィンへのQF116帰国便において、初めてCommonPassデジタルヘルスアプリの顧客トライアルが行われた。スイスを拠点とする企業CommonsProject Foundationによって設計されたCommonPassスマートフォンアプリは、個人の新型コロナウィルス検査結果または予防接種記録、入国したい国の健康診断要件を満たしているかどうかを評価するもの。カンタス航空関係者はこの試験がオーストラリア人の海外旅行再開のための大きな前進であるとしている。
ソース:news.com.au
https://www.news.com.au/travel/travel-updates/qantas-debuts-customer-trial-of-digital-health-passport-app-on-flight-from-germany/news-story/159195ecc2b866e968d8b7795872c651
オーストラリアは旅行バブルをめぐってシンガポールと「生産的な議論」を行っており、韓国と日本もそれに続く可能性があると副首相は述べた。連邦政府は、留学生とオーストラリアの帰国者に対する検疫ゲートウェイと観光地として機能するシンガポールとの旅行バブルの確立について協議を行ってきた。この提案では、新型コロナワクチンを接種したオーストラリア人は、シンガポールに旅行するために外務貿易省(DFAT)の承認を必要とせず、予防接種を受けたシンガポール人は、2週間の検疫を受けることなくオーストラリアに旅行することが許可される。
ソース:news.com.au
https://www.news.com.au/travel/travel-updates/productive-talks-over-singapore-travel-bubble-japan-and-south-korea-could-follow/news-story/5eb394f5fb661c8da7574c8948c1b568
地域概要情報 オーストラリア(Australia) Photography by Alex K Photography