SDGs 17の目標をソーシャルリスニングで分かりやすく読み解く:Goal11 住み続けられるまちづくりを(Sustainable Cities and Communities )
2030年までの達成目標であるSDGs17の世界的目標が、SNSでどのようにつぶやかれているのかをソーシャルリスニングの手法を使い、分かりやすく読み解く。
前回までのSDGs1~10番の目標の分析に続き、今回は11番目の目標「住み続けられるまちづくりを(Sustainable Cities and Communities )」についての書き込みを見ていく。
【関連記事】
Goal1:貧困をなくそう( No Poverty )
Goal2:飢餓をゼロに ( Zero Hunger )
Goal3:すべての人に健康と福祉を ( Good health and well-being )
Goal4:質の高い教育をみんなに (Quality Education)
Goal5:ジェンダー平等を実現しよう(Gender Equality)
Goal6:安全な水とトイレを世界中に(Clean Water and Sanitation)
Goal7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに(Affordable and Clean Energy )
Goal8 働きがいも経済成長も(Decent work and economic growth )
Goal9 産業と技術革新の基盤を作ろう(Industry, Innovation, and Infrastructure)
Goal10 人や国の不平等をなくそう(Reduced Inequalities)
SDGs 17の目標をソーシャルリスニングで分かりやすく読み解く:住み続けられるまちづくりを(Sustainable Cities and Communities )
著者:gram 福田 さやか
公開日:2022年1月17日
SDGsのトータルメンションとユニークオーサー
2020年12月1日から2021年12月15日までの約1年間の書き込みは8,802件、ユニークオーサー(同じ人が書き込んでいるものを排除して何人総勢書き込んだか)数は1,584人。書き込みの件数に比してユニークオーサーが少ない。1人の人が多く書き込んでいるということを示している。歴代の書き込み件数を整理すると以下の通り。
No. | 目標 | 書き込み件数 | ユニークオーサー |
1 | 貧困をなくそう | 8,127 | 4,311 |
2 | 飢餓をゼロに | 7,222 | 4,794 |
3 | すべての人に健康と福祉を | 12,000 | 5,691 |
4 | 質の高い教育をみんなに | 6,470 | 1,767 |
5 | ジェンダー平等を実現しよう | 7,472 | 3,528 |
6 | 安全な水とトイレを世界中に | 2,715 | 1,082 |
7 | エネルギーをみんなにそしてクリーンに | 4,729 | 1,265 |
8 | 働きがいも経済成長も | 8,698 | 1,949 |
9 | 産業と技術革新の基盤をつくろう | 1,074 | 742 |
10 | 人や国の不平等をなくそう | 4,656 | 1,736 |
11 | 住み続けられるまちづくりを | 8,802 | 1,584 |
書き込みの推移は以下の通り。
盛り上がっている地点がいくつかある。3月下旬は以下で、バズった動画に関する宣伝。
6月頭はNHK。
7月頭は個人の書き込み。
7月末はエネルギーファンディングの件。
8月末はこの記事。
11月頭はNHK。
ワードクラウドで見てみる
傾向をワードクラウドで見ると以下である。
一番大きいワード「住み」を含む書き込みから個人の目立つ書き込みを取り上げる。
野生生物が町に現れた事件について触れるもの、認知症になっても安心して住み続けられる街づくりについての議論などがあった。
SDGsの目標の中では比較的身近な目標でもあり、日常生活の中で触れられているという印象があった。
次回以降引き続き12番目の目標以降もみていく。
ソーシャルリスニングとは?
「ソーシャル」を「リスニング」=傾聴する、ということ。
ソーシャルリスニングとは、ソーシャルメディア(SNS)などの投稿から情報を収集し、分析することで課題に役立てる、SNS時代の新しいマーケティング施策。これからの企業マーケターにとって絶対的スタンダードとなっていくマーケティング施策です。