原爆への感覚の違いが鮮明 バービー騒動:海外の反応

ソーシャルリスニング

原爆投下の合成画像が物議となっているなか日本でも公開される「バービー(Barbie)」について、海外の反応を調査しました。全世界で10億ドルを超える興行収入で大ヒットしている映画「バービー」とヒット中の映画「オッペンハイマー」による騒動は、日米間の原爆への感覚の違いが鮮明となった。今回の騒動はSNSでどのようにつぶやかれているのでしょうか?

ソーシャルリスニングは、SNSでの呟きを収集し、分析することでトレンドを事前にキャッチし行動を予想することができます。また地域ごとに収集し、分析することで、容易に比較し、傾向を知ることもできます。

ソーシャルリスニング トレンドワード:バービー(Barbie)

著者:gram 
公開日:2023年7月27日

「井上尚弥(Naoya Inoue)」のツイートからみる傾向

海外:
・日本人のバービー公式に対する批判や嫌悪感を紹介するツイートが散見される。
日本人が矛を鞘におさめるのは、9/11の前でバービーがポーズを決めたり、学校での発砲事件の真ん前でポーズを決めたりした時だけだろうというたとえなどが見られる。

日本:
・バービー公式ツイッターがきのこ雲を模した合成画像にポジティブな反応をしている件について圧倒的にネガティブな反応が巻き起こっている。
・米駐日大使はバービーに対して肯定的なツイートをしている。

書き込み数・書き込んだ人の数(Key Insights)

・トータルメンション:「バービー(Barbie)」についての書き込み数
・ユニークオーサー:「バービー(Barbie)」について書き込んだ人の数

解説:英語での トータルメンション 17M(1700万)に対しユニークオーサー10M(1000万人) 一人が複数回、呟いていることがわかる。

解説: 日本語のトータルメンション 495K(49.5万)に対しユニークオーサー205K(20.5万人)英語と同様に一人が複数回、呟いていることがわかる。

山のきっかけになった話題は?

英語 Volume Over Time

❶「BARBIE」がシネマスコアでAデビュー。
レビューを読む: http://bit.ly/BarbieDF
②日本側の反論は、オッペンハイマーの映画に関するものではなく、第二次世界大戦に対するナショナリスティックな見解が動機となっているわけでもない。
むしろ、バービー映画の公式ツイッターアカウントが原爆ミームに肯定的に反応する投稿をしたことに主眼が置かれている。

日本語圏で山のきっかけになった話題は?

ポジティブ・ネガティブの割合(Sentiment)

英語:ややネガティブが多い

グレタ・ガーウィグの #バービー が全世界興行収入8億ドルを突破。
速報
JKローリング、バービー映画について感想を述べる。
「この映画でトランスジェンダーの俳優が使われていることに嫌悪感を覚えました。それが誰なのかはまだわからないけれど、今でも激怒している。
「このバービーは警官が嫌い」ニューヨーク、ブルックリンで目撃される
この写真のようなバービーはいない。
バービーはスタジオに向かっている!

日本語:ポジティブが多い

関連ワード (Word Cloud)

英語圏:「 バービー(Barbie)」の関連ワード

個人の目立つツイート

日本側の反論は、オッペンハイマーの映画に関するものではなく、第二次世界大戦に対するナショナリスティックな見解が動機となっているわけでもない。
むしろ、バービー映画の公式ツイッターアカウントが原爆ミームに肯定的に反応する投稿をしたことに主眼が置かれている。
ワーナー・ブラザース、原爆ミームへのバービー映画アカウントの無神経な対応に謝罪声明を発表
バービーは見るつもりだが、原爆で何十人もの人が死に、苦しんでいるのだから、日本人としてあの表現は違和感があるし、やりすぎだ。記憶に残る夏になる」ではなく、「バービー・テム・ムービー」。
日本人がバーベンハイマーに仕返しできる唯一の方法は、9.11の前でポーズをとるバービーではない。学校の銃乱射事件の前でポーズをとるバービーだ。9.11事件は風化し、ミーム化した。学校銃乱射事件については、「明日は学校に来るな」以外の冗談は言わない。

日本語圏:「バービー(Barbie)」の関連ワード

個人の目立つツイート

<引用>
https://twitter.com/

ソーシャルリスニングとは?

「ソーシャル」を「リスニング」=傾聴する、ということ。
企業マーケターにとって絶対的スタンダードとなっていくマーケティング施策「ソーシャルリスニング」。
SL TrendWordでは、1つのワードをソーシャルリスニングを使い分析します。

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