【最新情報】コロナ禍のインドネシア入国について解説(2021年6月4日現在)
世界的パンデミックにより、インドネシアも入国制限などの措置がとられています。インドネシア国内のコロナの感染者は合計数1,837,126人(2021年6月4日)となっており、現在は、1日の感染者数はピークだったの2月1日より半数以下に抑えられています。
2020年2月9日以降、入国するすべての渡航者(インドネシア人を含む)が従わなければならないいくつかのステップがあります。
本記事では現状インドネシアへ入国する際に必要となる手続き等について解説します。
*入国に関する条件等は政府指示のもと変更がありますので、必ず最新情報をご確認ください。
(本記事は、2021年6月4日の時点での情報をもとに構成しております。)
◇外務省海外安全ホームページ: https://www.anzen.mofa.go.jp
コロナ禍のインドネシア入国について解説
著者:gramフェロー
公開日:2021年6月4日
1.インドネシアにはどんな人が入国できるの?
現在、有効な査証(e-Visa)、滞在許可(ITAS)・定住許可(ITAP)またはAPECビジネストラベルカードを持っている人以外は、原則として、インドネシアに入国することができません。
インドネシア入国のための新規査証(e-Visa)の発給は再開されているものの、査証免除及び到着ビザ(VOA)は依然として停止されており、観光目的での査証発給は行われていません。
◇在インドネシア日本国大使館ホームページ: https://www.id.emb-japan.go.jp/info20_20j_nyukokuFAQ.html#no2
2.大使館へのビザ申請について
現在では、公用査証、外交査証、訪問査証、一時滞在査証の発給が再開されています。
訪問査証については、以下の訪問目的のために発給されます。
- 1.緊急及び急を要する業務を行うため
- 2.商談を行うため
- 3.物品購入のため
- 4.外国人労働者候補の能力審査のため
- 5.医療および食糧支援従事者
- 6.インドネシア国内にある輸送・交通機関に乗務するため
また、一時滞在査証は、以下の場合に発給されます。
- 1.就労の場合
(1)専門人材として - (2)インドネシアの群島水域、了解または大陸棚ならびに排他的経済水域(EEZ)で活動する船舶、浮き装置または設備における業務従事
- (3)製品の品質管理
- (4)インドネシアの支社における査察または監査の実施
- (5)販売後のサービス(アフターサービス)
- (6)機械の設置と修理
- (7)建設事業における一時的業務
- (8)能力審査に従事する外国人労働者候補者
-
2.就労以外の場合 - (1)外国投資の実施
- (2)家族合流
- (3)就労しない高齢外国人
◇在インドネシア日本国大使館ホームページ: https://www.id.emb-japan.go.jp/info20_20j_nyukokuFAQ.html#no3
3.大使館へのE-Visa申請前にやっておくべきこと
ビザ申請には、こちらのウェブサイトにて手続きが必要です:
https://visa-online.imigrasi.go.id/index.xhtml
- <必要書類>
1.ビザ申請時の保証人からの保証書 - 2.パスポートのコピー
- 3.往復航空券
- 4.普通預金口座/当座預金口座通帳: インドネシアの金融機関または銀行で10,000米ドル相当
- 5. 英文健康証明書 : 新型コロナウイルス陰性に関する内容を含み、それぞれの国で認証された機関で発行されたもの
- 6. 誓約書:空港でのCOVID検査の結果が陽性である場合または症状がある場合には、政府により指定された隔離施設または医療施設での隔離及び治療を自費で行う意思があることが記載されているもの
- 7.同意書:隔離中、公衆衛生に関する法令に基づき監視されることに同意するもの
- 8.英文医療保険証
◇ インドネシア法務人権省入国管理総局ホームページ: https://www.imigrasi.go.id/covid19/detail/0ade7c2c/permohonan-visa
4.インドネシア入国に関するガイドライン
インドネシアに入国するためには追加的な健康検査が行われます。
体温測定、出発時刻前72時間以内に検体採取されたPCR検査の陰性証明書の提示、e-HAC(専用ウェブサイト)への入力・内容確認、健康チェックを受けることになります。
インドネシア再入国の際に提示したPCR検査の結果が陰性であっても、インドネシア到着後、政府の承認を得た隔離向けホテルで5日間の隔離を行うとともに、到着後24時間及び5日間以内に2回PCR検査を行うことが求められており、その後、入国日から数えて14日間の隔離を行うことが推奨されています。検査費用及びホテル滞在費用については自己負担とされています 。
◇在インドネシア日本国大使館ホームページ: https://www.id.emb-japan.go.jp/info20_20j_nyukokuFAQ.html#no5
◇政府指定隔離ホテルリスト: https://www.id.emb-japan.go.jp/oshirase21_74.html