日本のアニメのコスプレが大人気|マレーシア
日本のアニメは東南アジアで非常に人気があります。
以前シンガポールの記事で、「鬼滅の刃」がシンガポールで上映され大変なヒットとなっていることをお伝えしました。
東南アジアで日本のアニメが人気を得るようになったのは1980年代から1990年代にかけてで、まずは「ドラえもん」から大人気を博していきます。
日本のアニメはその後も広く親しまれ、ファン層が拡大しています。
今回は、マレーシアをはじめとした東南アジアでの日本のアニメ人気と、最近の流行りのコスプレについて紹介します。
マレーシア 日本のアニメのコスプレが大人気
著者:マレーシアgramフェロー Malay Dragon
公開日:2024年6月20日
評価が高いコンテンツ
日本のアニメは古くからその高いアニメーション技術で注目されていました。さらに他国のものと違い、幅広いジャンルや優れたストーリー性、登場する個性的なキャラクター、そして、最近では日本の情緒ある風景などが世界中で高く評価されています。
日本の文化を発信していく重要な媒体として、国際的に非常に大きな影響力があります。
東南アジアで人気を博す
1980から1990年代にかけて、東南アジアの多くの国でテレビの普及が急速に進みました。
自国のコンテンツが少ないので多くの日本のアニメがテレビで放送され、子どもたちを中心に親しまれるようになりました。
また、日本と東南アジアでは文化的に類似点や共通点があり、アメリカなど西欧のアニメより親しみやすく感じられたことも人気の理由として挙げられます。
日本のアニメには教訓や道徳的なメッセージが多く含まれていたため、日本をお手本に発展を目指す各国から受け入れられました。急速な経済成長を遂げて経済的な余裕が生まれ、エンターテインメント性でも優れている日本のアニメの人気を後押ししました。
メディアの進化で人気が爆発
最近ではデジタルメディアの急速な進化や、オンラインでのストリーミングサービスで最新作などに簡単にアクセスできるようになり、さらに人気が爆発しています。
あのNetflixでも、名作で実写化が難しいとされていた「幽☆遊☆白書」が世界独占配信されました。
日本のアニメは優れたコンテンツで昔の作品でも十分に世界配信が可能であると確信し、Netflixでは今後もさらにアニメ作品を配信していくようです。
コスプレ人気が起爆剤に
日本のアニメはデザインが美しく繊細で色彩豊かで、かっこよさがあります。自己を表現する「コスプレ」に向いていて、瞬く間に世界中で新たなアニメファンを開拓していきました。
マレーシアでは2ヶ月に一度くらいはどこかのモールで「コスプレ・フェス」が行われるほどの人気です。
会場は常に数千人単位の来場者があるほどで、ほとんどの人が日本のアニメのコスプレをしていて日本のアニメの強さを再認識できます。
成長する市場とコミュニティ
日本国内のコスプレイヤーの数は現在40万人弱で、市場規模も年間250億円あるといわれています。
世界での市場規模は2020年には5,150億円以上となり、2027年までに15%以上成長すると予測されています。
アジアでも毎年平均6%以上で成長していく、非常に有力な市場であるとみられています。
アジア地域には、世界でも最大での最も情熱的なコミュニティがいくつも存在していて、イベントなどで出現する機会が増えています。しばらくはアニメの市場規模もコスプレなどの「オタク」文化もさらに増大していくでしょう。
アニメを機会に日本に興味をもち、親しみを感じる人がさらに増えていくことを期待します。