老舗の高級シンガポールチキンライスが福岡に上陸!

シンガポール

シンガポールのチキンライスの老舗専門店「CHATTERBOX」が日本に初出店しました。
福岡PayPayドーム横のビル「BOSS E・ZO FUKUOKA(ボスイーゾ フクオカ)」の3階にある「人気店・名店の味をいつでも気軽に堪能できる」をコンセプトにしたフードホールへの出店です。
チキンライスはシンガポールでは専門店や屋台でも食べることができる日常食のひとつです。
今回の記事では、この老舗「CHATTERBOX」の福岡出店について、シンガポールの国民食である海南チキンライスを紹介しながら解説します。

老舗の高級シンガポールチキンライスが福岡に上陸!

   著者:マレーシアgramフェロー Malay Dragon 
公開日:2022年11月9日

CHATTERBOX EXPRESS

「CHATTERBOX EXPRESS」は、本場シンガポールの「CHATTERBOX」の味や製法はそのままに、よりカジュアルにシンガポールの味を楽しんでいただくために新たに作られたブランドです。当初は2020年7月のビル開業時の出店を予定していましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け約2年越しでの出店となりました。
「CHATTERBOX EXPRESS」では、「Mandarin Chicken Rice」の名前でチキンライスを提供しています。しっとり柔らかく仕上げたチキンに3種類のソースを添えた一皿で、鶏の出汁で炊いたジャスミンライスが本場の味を再現しています。
その他にも国民的麺料理の「ラクサ」や、シンガポールでは飲んだ時のシメに好まれる、骨付き豚肉を数種の香辛料とともにほろほろに柔らかくなるまで煮込んだ料理「バクテ」もメニューにあります。

CHATTERBOX

「CHATTERBOX」は、シンガポールの5つ星ホテル「ヒルトンシンガポールオーチャード(以前の名称はマンダリンオーチャードシンガポール)」内にある、52年の歴史と絶大な人気を誇るシンガポールチキンライスが食べられる老舗有名店です。ホテル内にある店なので高級感があり、清潔感も抜群です。ここのマンダリンチキンライスは、柔らかく煮込んだ鶏肉とダシが染みこんだライスが抜群の味付けで、自家製ソースと最高にマッチします。1人前27ドルと、ホーカーのチキンライスと比べると4倍ほどの金額ですが、「ベスト・チキン・ライス賞」を何度も受賞したというその味は一度は食べてみる価値があります。

国民食「チキンライス」

以前の記事でも紹介しましたが、海南鶏飯(ハイナンチキンライス)は、マレーシアやシンガポールの庶民料理・屋台料理で、シンガポールの名物料理のひとつであり、国民のソウルフードです。中国の海南島出身の人々が移住とともに伝えた料理といわれ、茹で鶏とその茹で汁で調理したごはんを皿に盛り付けた料理です。
ユネスコの文化遺産にも登録された「ホーカー」でも最も愛されているのがチキンライスです、アメリカのNYにも最近進出しました。

シンガポールの味 日本進出

日本に進出しているシンガポールの名店は他にもあります。
シンガポールの代表的な朝食メニューでソウルフードのカヤトーストの名店「ヤクンカヤトースト(Ya Kun Kaya Toast)」(創業から70年以上、シンガポール国内で約70店舗、アジアを中心に世界10か国進出)がすでに日本進出していますし、シンガポールの家庭料理の名店「ヒルマン・レストラン」も名物ペーパーチキンで大阪に2店舗展開しています。
人口が多く食の市場規模が大きい、専門料理でも生き残っていける日本は、シンガポールの味の進出先としても非常に有力な市場だと思います。より多くのシンガポールの名店が日本に進出するのも間もなくではないでしょうか。

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