ASEANサミット2025特別レポート -マレーシアの熱狂

2025年10月、マレーシアの首都クアラルンプールが、再び国際的な注目を集めました。ASEAN(東南アジア諸国連合)首脳会議が開催され、期間中はまるでロックダウンのような厳戒態勢が敷かれる中、各国首脳が一堂に会しました。
今回のクアラルンプールで開催されたASEANについて、緊急レポートします。
(引用元:ASEAN Malaysia 2025
https://www.myasean2025.my/)

ASEANサミット2025特別レポート -マレーシアの熱狂
著者:マレーシアgramフェロー Malay Dragon
公開日:2025年12月09日
米国大統領も参加

今回のASEANサミットには、米国のドナルド・トランプ大統領が“特別ゲスト”として復帰参加を果たし、日本からは就任したばかりの高市早苗新首相が初の海外公式訪問として臨みました。両氏の登場は世界中のメディアでも大きな話題となり、開催地クアラルンプールの街は文字通り、熱気に包まれました。
街を変えた厳戒態勢と歓迎ムード
サミット開催中、中心地のクアラルンプール周辺では交通規制が実施され、市民生活にも一時的な影響が見られました。私が25日夕方に市内を歩いた際も、警備車両がひっきりなしに行き交っていました。警察官の姿が目立つ中、街の飲食店やショッピングモールでは多言語が飛び交い、各国の文化を紹介する広告やイベントが街中に点在し、夜にはASEANカラーにライトアップされたツインタワーが幻想的に浮かび上がるなど、国際都市としての顔も存分に発揮されました。
日本人社会でも非常に大きな話題
今回のサミットにおける高市首相の姿勢は、在マレーシアの日本人社会にとっても大きな励みとなっています。日本人墓地への献花などが報じられたことで、「遠く離れていても、日本政府は私たちを見てくれている」と感じた在留邦人も多いのではないでしょうか。
私自身、SNS上で高市首相の訪問写真を見かけると、心に温かいものが込み上げてきました。移民の街であり、多民族・多宗教が共生するこの地だからこそ、日本の存在感を改めて感じることができたのかもしれません。SNS上でも多くの人が首相の演説や現地での様子をリアルタイムで発信し、その反響の大きさを物語っていました。
焦点は「経済安全保障」と「気候変動」
今回のASEANサミットの主要議題は、経済安全保障、地域のサプライチェーンの強化、そして気候変動対策でした。高市首相は、デジタル経済の協力枠組みやAI規制の国際基準化に関して積極的に発言し、ASEAN諸国からも一定の支持を集めました。
また、トランプ氏は再び「アメリカ・ファースト」の姿勢を見せつつも、東南アジアとの貿易協力強化については柔軟な姿勢を見せたことから、「第二のトランプ外交」として注目を浴びています。
クアラルンプールが見せた底力
多民族国家・マレーシアの首都らしく、今回のASEANサミットにおけるクアラルンプールの運営は国際社会からも高く評価されました。要人警備や交通規制といった厳重なセキュリティ体制を維持しながらも、宿泊・会場・報道対応などにおいてはホスピタリティを損なうことなく、都市全体として洗練された受け入れ体制を示した点が特に評価されています。
クアラルンプール国際空港から中心地へのアクセスもスムーズで、近年の国際的なイベント運営の経験が生かされていると感じました。
市民にとっても国際社会と自国の関係性を肌で感じ取る機会となり、SNS上ではサミットに関連する話題や写真が飛び交いました。警備の厳しさに驚きつつも、「首都が世界の注目を浴びている誇らしさ」を共有する空気が街には確かに存在していて、不便に対する不満はそれほど聞こえてきませんでした。
ASEANの未来を占う重要な転換点となった今回の首脳会議は、単なる外交イベントに留まらず、クアラルンプールという都市が「アジアの交差点」として、いかに成熟しつつあるかを世界に示す絶好の機会となりました。


















