台湾人で飲んでない人はいない?!「ほろよい」 人気解説

台湾

台湾で生活している中で、台湾人の口からサントリーのチューハイ・カクテル「ほろよい」が好きという言葉が出て会話になることが多々ある。街中のコンビニやスーパーでも、酒類コーナーには必ず4酒類以上は並ぶ姿を見かけていて、毎月のように新商品が登場するという「ほろよい」シリーズ。

インスタグラムでは、台湾公式「ほろよい」ページが7000人以上のファンによりフォローされていて、「ほろよい」のコレクションや新商品の購入写真を投稿する台湾人も少なくない。日本にいるとここまで人気のある商品に感じていなかったが、台湾の生活ではそれとは違った人気の様子をうかがえる。

台湾の人々は「ほろよい」に対してブランド的な魅力を感じているのだろうか。
新しい市場となった台湾での「ほろよい」の魅力について解説する。

台湾人で飲んでない人はいない?!「ほろよい」 人気解説

   著者:台湾在住ライター 今田 知佳
公開日:2021年12月23日

販売場所と種類の豊富さ

まずは台湾で主流のコンビニ、セブンイレブンとファミリーマート。どんな田舎へ行っても、これらのコンビニに「ほろよい」が置いていないところはない。お酒コーナの目立つところに置かれており、最低でも4種類が並ぶ。
そして、台湾のスーパーマーケットとドラッグストアでも取り扱いがあるが、それぞれのお店によって取り扱っている種類が異なる。
台湾で有名なドラッグストアの、ピンクの外観が目印のPOYAでは、日本のみならず韓国食品・他のアジア食品を取り扱っている。ここではほろよいの種類が一番豊富に並んでいた。

台湾人が感じる「ほろよい」の魅力

周りの台湾人にリサーチした結果、人気の種類にばらつきはあったものの、誰しもが飲んでいた「ほろよい」シリーズ。魅力のひとつは、定期的に新シリーズが登場するところだという。
一番新しい味はハピクル味。もう試したという友人がいて、ジュースのようで飲みやすいと絶賛していた。
新しい種類が出るととりあえず試すという意見が多数。そして女子ウケが非常によく、理由は缶のデザインが可愛いということ。
価格帯も43〜47元とお手頃。果物が好きな台湾人には、グレープやももなど、フルーティーな味も非常に好まれている。

日本よりも豊富!?「ほろよい」のラインナップ

最新の「ほろよい」のラインナップを調査したところ、種類が非常に豊富だった。

セブンイレブンでのラインナップは以下:
白いサワー、もも、グレープ、白ぶどう、アイスティーサワー、ハピクルサワー、しゅわっとオレンジ

スーパーマーケットでのラインナップは以下:
白いサワー、白ぶどう、グレープ、アイスティーサワー、ハピクルサワー、はちみつレモン

最後にPOYAでは以下:
白いサワー、グレープ、アイスティーサワー、ハピクルサワー、冷やしパイン、サイダーサワー、フルーツサングリア

台湾に並ぶ酒類の中でも、種類の豊富さが一番だということが確認できた。日本の「ほろよい」が、台湾人の日常に溶け込んでいるということだろう。
味の好みだけでなく、パッケージの可愛さも含め台湾人の心を掴んでいるといえる。

「ほろよい」に続く、日本の素晴らしいブランドの進出を期待したい。

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