【最新情報】コロナ禍のアメリカ入国について解説(2022年6月16日現在)

アメリカ

先日の更新からまだ2週間も経っていませんが、今回はとても嬉しいニュースがあります。
以前よりもアメリカ入国がしやすくなります。一歩前進ですね。
情報は日々変わっていきますし、お使いになる航空会社によっても対応が変わってくるかもしれないので、渡航の際には厚生労働省や各航空会社にお問合せください。


本記事では現状でのアメリカへ入国する際に必要となる手続き等について解説します。

*入国に関する条件等には政府指示のもと変更の可能性がありますので、必ず最新情報をご確認ください。
(本記事は、2022年6月16日の時点での情報をもとに構成しております。)


コロナ禍のアメリカ入国について解説

  著者:gramフェロー 
更新日:2022年6月19日

アメリカ入国の際の検査証明書の提出が不要に

アメリカ疾病予防管理センターであるCDCは、2022年6月12日午前12:01からアメリカ入国の際に必要だった、新型コロナウイルス検査証明書の提出の義務を撤廃すると表明しました。
つまり、陰性証明書も回復証明書も提示しなくていいということになりました。素晴らしいことです。
CDCのホームページによると、ワクチンの効果が出ていること、効果的な治療方法がわかってきた事、集団免疫がついてきたことなどにより、罹患も死亡も低いリスクに留められているとのことです。
これらのことから、新型コロナウイルス感染症は新しいフェーズに入っていると判断されました。
新型コロナウイルスが流行り始めた頃の古いやり方は撤廃し、新しい入国方法が取り決められるようです。
それがアメリカ入国の際の新型コロナウイルス検査証明書の提出義務の撤廃です。
ただ、CDCのホームページでは、提出は義務付けないが引き続き渡航3日前には念の為の新型コロナウイルスの検査を推奨しており、体調が悪い場合には渡航しないように呼びかけています。

ワクチン接種完了証明書は必要

ハワイを含むアメリカへ渡航する際は、ワクチン接種完了証明書(海外渡航用の新型コロナウイルスワクチン接種証明書)のみ提示が必要となります。

渡航する際はワクチン接種完了日から14日間以上の経過が求められ、該当しない方は航空機への搭乗が認められません。
また、アメリカ滞在時の連絡先に関する情報提供も必要となり、渡航前に各航空会社への提出が求められます。

MySOS色が変更に

前回この新型コロナウイルス最新情報を更新したその次の日に、MySOSの仕組みが少し変わりました。
この記事をご覧いただき、それからMySOSを確認された方は「色が違う!!」とびっくりされたかと思います。
6月1日からは審査が通ると画面の色が青になりました。
まずMySOSアプリがインストールできる厚生労働省のホームページ自体が変わりましたので、以下にリンクを貼ります。
https://www.hco.mhlw.go.jp/
ホームページがとても見やすくなりました。

まず滞在国エリアと滞在国を入力します。
今回の場合、みなさんアメリカからの帰国なので、入力を進めていくと、『空港での検査及び待機は不要』という文言が出てきます。
これは厚生労働省の取り決めでアメリカが新型コロナウイルスの感染状況において、安全なレベルの青色国だからです。
更にこのホームページを見ていくと
(1)入国前→(2)空港→(3)入国後と簡単に3ステップが指示され、分かりやすいです。
MySOSアプリをインストールし必要な全ての情報を入力し審査が終わると、画面が青色になります。
複数の登録情報が不足している状態だと、画面は赤色です。
黄色は事前審査が進行中、もしくは検査証明書のみ登録がされていない状態です。
必要書類は検査証明書とワクチン接種証明書です。
空港ではこの青色の画面を見せるだけで書類手続きは完了となり、入国後は検査不要で公共機関を使って自由に出かけることができます。

日本の入国前検査証明書フォーマットが変わった!?

厚生労働省のホームページで日本入国前の検査証明書のフォーマットと書き方見本を確認できます。
COVID-19に関する検査証明:https://www.mhlw.go.jp/content/000799426.pdf

とても使いやすくなりました。

以前は医師のサインや押印が必要とあったのですが、その項目がなくなりました。
アメリカでは大体Walgreensなどの薬局で、無料のコロナ検査をします。
高額な金額をとられるので、病院で検査をすることはめったにありません。
日本のフォーマットでは医師のサインが求められますが薬局では医師のサインがもらえません。サインをもらうために、費用が高額な病院で検査する必要がありました。
アメリカと日本の考えの違いがこのフォーマットにも現れていて、困惑を招いています。
以前薬局に古いフォーマットを持って行ったところ、「日本政府は本当にこんなものを使っているのか?」と不思議がられました。
検査方法やその検査内容まで記入しないといけない日本の入国前検査証明書は世界でも有数の面倒なフォーマットのようです。

まとめ

アメリカは入国前の検査証明書の提出義務を撤廃しましたが、日本は引き続き入国前の検査証明書の提出(MySOS内)が必要です。
これは日本政府や厚生労働省が、新型コロナウイルスに対する厳しい措置で日本国民の安全を守っているという側面があると同時に、G7の中でも入国に関しての条件がかなり厳しい日本は、外国からは少し評判が悪いです。

日本は6月10日から観光客を含む外国人の受け入れを表明しています。円安の際には海外の方が旅行をしやすく、日本経済も活発になると予想されます。
まだ先になるかも知れませんが、日本の措置はアメリカを見習っていることが多いです。
日本でも入国前の検査証明書の提出(MySOS内)の義務化が撤廃されれば、もっとたくさんの人が気軽に日本に行けると思います。
1日も早く、以前のように簡単にいろんな国を行き来できるようになるのを願っています。

関連リンク

◇ESTAオンラインセンター「米国渡航を検討される方へ」:
https://esta-center.com/news/detail/990100.html#sec_intro
◇ESTAオンラインセンター「アメリカから日本へ帰国する際の注意点」:
https://esta-center.com/news/detail/990100.html#sec_jp_from_us
◇在アメリカ合衆国日本国大使館 新型コロナウイルス関連情報:
https://www.us.emb-japan.go.jp/itpr_ja/covid-19.html#4 
◇外務省海外安全ホームページ アメリカ合衆国:https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_221.html#ad-image-0
◇アメリカ(米国)渡航情報:
https://www.tokutenryoko.com/news/passage/12849#entry_restrictions
◇アメリカ(米国)出入国情報:
https://townwifi.com/aftercorona/country/america/
◇アメリカ合衆国国土安全保障省 ESTA申請サイト:
https://esta.cbp.dhs.gov/
◇ロイターズ COVID-19 トラッキングサイト:
https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/ja/countries-and-territories/united-states/

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