【最新情報】コロナ禍のシンガポール入国について解説(2021年9月15日現在)

コロナ時代


9月13日付のニュース(時事ドットコム)によると、ワクチン接種完了率が81%と世界的に見ても高く、新型コロナの根絶戦略から「コロナとの共存」へ向けた行動規制緩和に舵を切ったシンガポールにおいて、8月下旬から市内感染が急増しています。人口約570万人の同国において、新規感染者は12日まで3日連続で500人を超えており、これは人口比で考えると日本で1万人超に匹敵する数字です。

本記事では現状においてシンガポールへ入国する際に必要となる手続き等について解説します。

*入国に関する条件等は政府指示のもと変更がある可能性がありますので、必ず最新情報をご確認ください。
(本記事は、2021年9月14日の時点での情報をもとに構成しております。)


コロナ禍のシンガポール入国について解説

   著者:gramフェロー 
公開日:2021年9月15日

1.シンガポール入国の際に必要な手続きについて

現在、シンガポールの長期滞在パス(就労パス及び帯同者パス(EP,S Pass,DP等)を含む)を持っている方以外は、日本からシンガポールへの入国はできません。
また、長期滞在パスをお持ちの方であっても、(再)入国には当局の事前承認(Entry Approval)が必要となります。
長期滞在パス保持者など、シンガポール政府の承認を得た日本からの渡航者がシンガポールに入国する場合、以下の要件があります:

1.MOM発行の就労パス及び帯同者パス(EP、S Pass、DP等)所持者(8月10日以降の(再)入国申請者)はシンガポール到着までに、ワクチンの接種を終えていること(最終接種から2週間を経ていること。また、搭乗・入国に際してワクチン接種証明書の提示と当地での隔離後の抗体検査等も必要です。詳細はこちら
2. 9月9日23時59分以降の入国者は日本出国前48時間以内にPCR検査を受検し陰性の証明書を取得(入国審査時必要)(9月9日までの入国者は日本出国前72時間以内に受験したPCR検査の陰性の証明書)
3.入国時PCR検査受検(費用160ドルは自己負担。事前予約が望ましい)
4.入国後14日間の隔離(単独での滞在又は同居家族と同一行程の場合(ただし、いずれも12歳未満の子供を除く全員がワクチン接種済であることが前提)に限り自宅等での隔離を申請(8月21日以降)することも可能。詳細はこちら
5.隔離終了前の指定された日にPCR検査を受検(費用125ドルは自己負担)。なお、結果が陽性であった場合は、無症状でも最低10日間療養施設等に隔離されます。
6.政府指定施設での隔離の場合は、到着3日目、7日目、11日目に抗原迅速検査キット(費用40ドルは自己負担)による自己検査
※上記各検査の対象は、2018年(12月31日)以前に生まれた方

出典:在シンガポール日本国大使館:https://www.sg.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
※入国承認手続きなど関連情報の詳細については、上記リンクをご覧ください。

2.シンガポールの現在の状況

シンガポールでの感染者数は増加傾向にあり、平均で1日385人の新規感染者が報告されています。
パンデミック(世界的大流行)開始以降、同国では感染者71,167人、死者58人が報告されています(参照:ロイター社の新型コロナウイルストラッキングサイト、2021年9月14日現在)。

出典:ジョン・ホプキンズ大学CSSE

3. 参考・引用リンク

◇在シンガポール日本国大使館:https://www.sg.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
◇外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
◇シンガポール渡航情報(ビザ申請、航空券手配、医療申告電子フォーム、PCR検査等の手続き手順):https://www.tokutenryoko.com/news/passage/12874#entry_restrictions


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