実際に食べてみた!代替肉ファーストフード

アメリカ

代替肉は植物性原料からできたお肉の事で、プラントベーストミートと呼ばれています。
一番最初に代替肉を記事にした際、筆者の周りの読んでくださった方から、「代替肉ってどんな味なの?どんな食感なの?」との反響をいただきました。
そこで今回は、定番の代替肉ハンバーガーと新顔の代替肉フライドチキン、2つの代替肉ファーストフードを実際に食べてみた感想についてレポートしていきたいと思います。


代替肉ファーストフードってどんな味?どんな食感?

    著者:シアトルgram fellow 土師 恵
公開日:2022年2月28日

バーガーキング:インポッシブルワッパー

バーガーキングのアイコニックなハンバーガーはワッパーと呼ばれます。そしてインポッシブルミートを使ったワッパーであるインポッシブルワッパーは、アメリカでは代表的な代替肉ファーストフードです。インポッシブルフーズ社の代替肉が使われています。菜食主義の人だけでなく、普段お肉を食べる人でも、このバーガーキングのインポッシブルワッパーはたまに頼むよ、という人もいます。このハンバーガーを構成する食材はバンス、インポッシブルバーガーパティ(ひき肉の様なプラントベーストミート)、レタス、トマト、オニオン、ピクルスです。トッピングとしてチーズとベーコンを有料で入れることができます。

これは菜食主義以外の人にも人気があるという証拠で、健康や様々な事を考えてインポッシブルワッパーを選んだけど、味わいとしてチーズとベーコンは入れたいな、という嗜好の様です。
アメリカでは、ヴィーガンと呼ばれる動物性食品を全く摂取しない食生活の方がいるので、チーズ入りのインポッシブルワッパーのパッケージには間違えない様に「withチーズ」と印刷がされています。

肝心のお味はというと、勿論美味しいです!
完全にアメリカで普通のお肉のパティかと言われると、実はそれとはちょっと違います。アメリカのバーガーパティは100%ビーフであることが多いので、硬く、ガツンと強い肉の味わいで、その肉の臭みを緩和する為なのか塩味がかなり強いです。日本のハンバーガーパティよりなんだか硬くて無骨な感じというのが筆者の個人的な印象です。それが人気の理由の一つでもあると思うのですが。。。
それに対してインポッシブルワッパーのプラントベーストパティの味や食感は、アメリカの肉のパティより少し柔らかくて、噛み切りやすく、味付けのしょっぱさがなくとても食べやすいです。筆者は好きです。その昔、日本で食べた代替肉は「大豆!!」という感じでしたが、そういった豆豆しい感じはありません。

このパティの原材料ですが、濃縮大豆プロテインを主原料に、ココナッツオイル、ヒマワリオイル、ジャガイモプロテイン、フードスターチ、メチルセルロースなどを各種のビタミン類と混ぜ合わせて作られている、との事です。主原料の大豆プロテインを濃縮することで、牛肉のような食感を実現し、植物オイルで脂身の風味を出している、など味も食感もとても工夫がされています。

インポッシブルワッパーは、筆者の住んでいるワシントン州では$6.19(約715円)です。$4.99(約580円)の普通のワッパーよりも割高であるのにも関わらず売れ続けているのは、ファンが多い証拠です。

ワッパーとインポッシブルワッパーを比べてみました。

インポッシブルワッパーワッパー
カロリー630kcal660kcal
炭水化物58g49g
脂質34g40 g

成分表をみるとカロリーと脂質はインポッシブルワッパーの方が低いですが、炭水化物はワッパーの方が少なかったです。

KFC:ビヨンドフライドチキン

次はケンタッキーフライドチキンのビヨンドフライドチキンについてです。
この商品はビヨンドミート社の代替肉を使っています。去年まで一部の地域で試験的に販売されていて、やっと全米で発売開始になった新顔のプラントベーストファーストフードです。

ちなみに、このプラントベーストファーストフードのテスト販売は色々な企業が行っており、今はマクドナルドが地域限定でプラントベーストハンバーガーを販売していて、ゆくゆくは全米で売り出そうとしているようです。

話をケンタッキーフライドチキンのビヨンドフライドチキンに戻します。
ビヨンドフライドチキンの味はケンタッキーの美味しい衣に包まれているので、普通にとても美味しいです。食感はちょっと弾力の強いチキンといった感じで、調理時間や冷凍保存の仕方で硬さが変わりそうだなと思いました。

価格は6ピースで$6.99です。これは通常のチキンテンダー6ピースと同じ値段です。

この商品は実はオリジナルチキンと同じ油で揚げているので、完全なヴィーガン、菜食主義の方向けの商品ではないということを色々な所で明らかにしています。このKFCの姿勢は正直で、好印象を持ちました。

原材料は植物性で、大豆と小麦プロテインからできています。

同じ骨がないチキンのエクストラクリスピーテンダーとカロリーなどを比較してみたところ、全てにおいてビヨンドフライドチキンの方が少ない値を示しました。

ビヨンドフライドチキンエクストラクリスピーテンダー
カロリー480 kcal810kcal
炭水化物30g  48g
脂質27g43g

まとめ

プラントベーストミート市場は、食糧危機を救う、環境問題を解決する、動物愛護にもなる、健康にも良いなど、メリットが沢山あるので、アメリカでは急成長している市場の一つです。植物性原料による代替肉の市場規模は、2020年に41.9億米ドルとなり、2020年から2028年にかけて年平均20.4%で成長すると予測されています(2022年1月18日時事ドットコム記事より)。

今回の記事が御社のビジネスのヒントになったら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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