ASIA NEWS PICK UP 24
ここ最近のアジアの気になる情報をgramフェローが5ヵ国17ニュースを現地媒体などからピックアップ
中国 / 台湾 / タイ / フィリピン / インドネシア
著者:gram フェロー
公開日:2021年7月27日
中国
ここ数日、河南省のほとんどの地域での異常な降雨により洪水が発生し、数百万人が閉じ込められている。 災害後、河南省消防救助隊が駆けつけて救助を行い、これまでに2万人以上の閉じ込められた人々を救出した。水が引き始めた23日以降、省内の消防・救助隊が浚渫(しゅんせつ)・排水作業に全力で取り組み、人命救助や重要物資の移送などを的確に行いながら、一刻も早く生産と生活の秩序を取り戻すことができるよう貢献している。
央视网 :
https://news.cctv.com/2021/07/24/ARTIKdyuKM2LEm36QyEM95AQ210724.shtml
関連記事 :
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210722/k10013154581000.html
東京オリンピックでは、開会式を終えて24日に競技初日を迎え、初日に中国代表団は、射撃と重量挙げで金メダル2個、銅メダル1個を獲得し、オリンピック記録を4回更新した。 女子10mエアライフルでは、ヤン・チアン選手が今大会初の金メダルを獲得し、中国チームが大きく鼓舞された。
央视网 :
https://news.cctv.com/2021/07/24/ARTIKcnv3CIBR4Sqyk2Tk6Dz210724.shtml
中国の国家炭素排出権取引市場が16日にオンラインで正式に取引を開始してから、中国は世界最大の炭素市場となっている。炭素市場が歓迎される一方で、炭素取引の価格、住民の電気料金の値上げにつながる可能性などの問題への懸念も上がっている。正式に取引が開始された中国の炭素価格は、これまでの予想を上回った。また、専門家は、従来の電力会社が炭素市場に参入することによって、発電コストの上昇が新しいビジネスの形を促し、新エネルギーへの投資も増えると述べた。
经济日报 :
https://jingji.cctv.com/2021/07/26/ARTIgSntKWNxWpZIzODc3Yyh210726.shtml?spm=C87458.PkhSNZp4Nx48.E8rU6l68dPHz.27
台湾
東京オリンピックの開会式で五輪競技のピクトグラムを人が表現する演出が、台湾のインターネットで高評価されている。その演出は1997年から台湾で放送されていた「欽ちゃんの仮装大賞」を思い出させ、「懐かしい!」「これが今夜一番のハイライトだ!」「実に日本らしい演出だった!個性的で、大好きです。めちゃくちゃいい!」などと絶賛する声が上がった。また、「オリンピックの開会式で一番良かったことは? 」という質問に、「間違いなくピクトグラムの仮装大賞だ!」「仮装大賞、本当に神演出」といった圧倒的なコメントが寄せられた。
聯合新聞網 : https://udn.com/news/story/122215/5623948
23日に行われた東京オリンピック開会式で、台湾の代表団の入場順と場内のアナウンスが話題になっていた。今大会は日本語の五十音順で入場順となっていて、本番では台湾の入場順が「大韓民国(韓国)」とタジキスタンの間になった。日本は台湾を「チャイニーズ・タイペイ(Chinese Taipei)」という曖昧的な名称で扱うことはなく、「台湾」の名称を尊重したと見られた。さらに、「チャイニーズ・タイペイ(Chinese Taipei)」として五輪などの国際大会に参加するしかない台湾であるが、NHKのアナウンサーが生中継で「台湾です!」と紹介したことに、多くの台湾人が感動し、日本への親近感を一層深めていた。
聯合新聞網 : https://udn.com/news/story/122254/5623414
24日に行われた東京五輪の柔道60キロ級の決勝戦で、日本の高藤直翔選手に敗れた楊勇緯(ヤン・ヨンウェイ)選手が初の銀メダルを獲得し、今大会で台湾初のメダル獲得に貢献した。緻密な技と試合中に見せたスポーツマンシップで注目を集めたほか、イケメン過ぎることが台湾のSNS上に加えて日本のツイッターでも話題になっている。「台湾の選手」というフレーズもトレンドワードになり、ツイッターで「楊」を検索すると、「楊 イケメン」という検索結果も出てくる。台湾人だけではなく、日本人も彼の今後の活躍を期待している。
ETtoday新聞雲 : https://sports.ettoday.net/news/2039137
タイ
タイ民間航空局は、7月18日(日)に国内線の無期限の飛行禁止を発表し、コロナウイルスに対する対策が最大かつ厳格に行われる13の地域を発着する国内旅客便への搭乗禁止令が21日(水)に発効された。禁止期間は8月3日までの少なくとも14日間となっている。タイでは、コロナウイルスの被害が大きいバンコクを含む13の地域をダークレッドゾーンの最大・厳重管理区域に指定している。
Bangkok Post : https://www.bangkokpost.com/thailand/general/2152483/domestic-flight-bans-in-force
タイの国営交通機関は、7月21日から8月2日までの間、北部、北東部、東部、南部の各路線において、小包の配達を除くすべてのバスサービスを停止した。同社の社長は、これは7月17日(土)に政府が発表した「コロナウイルス感染症の拡大防止のため、地方間の移動を中止または延期するように」という通達に従ったものであると、7月20日(火)に発表した。しかし、特定の目的のために他の州に行く必要がある人は、代わりにフランチャイズバスのサービスを利用することができる。
Bangkok Post : https://www.bangkokpost.com/thailand/general/2152471/state-run-interprovincial-bus-services-suspended
タイでは7月20日(火)、国内のコロナウイルスの状況に対処するため、全国での非常事態宣言を 8月1日から9月30日までの2カ月間延長した。この決定は、バンコクで毎日何千人もの新たなコロナウイルス感染者が記録されていることを受けたもので、国民の安全のため、コロナウイルスを抑制するための対策を迅速かつ統合的に実施するためのものである。公衆衛生省は、国内で1日に約10,000人の新たなコロナウイルス感染者と100人以上の死亡者が出ることを予測していた。
Bangkok Post : https://www.bangkokpost.com/thailand/general/2151963/state-of-emergency-extended-for-2-months
フィリピン
フィリピン科学技術省のフィリピン保健研究開発評議会(DOST-PCHRD)は7月23日(金)、フィリピン大学マニラ校-フィリピン総合病院(PGH)の研究チームが8月1日からの8ヶ月間、コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療薬としてイベルメクチンを使用する臨床試験を実施すると発表した。これは、無症状で非重症のフィリピン人患者を対象に、抗寄生虫薬であるイベルメクチンの有効性、安全性、ウイルスクリアランスへの影響に関するデータを提供することを目的としている。
Manila Bulletin : https://mb.com.ph/2021/07/23/phs-ivermectin-clinical-trials-to-start-in-august/
ドゥテルテ大統領は、コロナウイルス(COVID-19)の変異株が国内でさらに拡がるのを防ぐため、2021年7月25日から31日まで、マレーシアとタイから来るすべての旅行者に渡航制限を行うことを承認した。7月23日(金)、ハリー・ロケ大統領報道官は声明の中で、この制限はフィリピン到着前の過去14日以内に2つの国への渡航歴がある旅行者を対象とすると述べた。マレーシアとタイは、デルタ型の感染拡大を受けてフィリピンが2021年7月31日までの渡航禁止措置を取ったインド、パキスタン、バングラデシュ、スリランカ、ネパール、オマーン、アラブ首長国連邦、インドネシアの8カ国に加わることとなった。
Manila Bulletin : https://mb.com.ph/2021/07/23/ph-sets-travel-restrictions-on-travelers-from-malaysia-thailand-until-july-31/
コロナウイルスのデルタ株感染者が増加している中、7月25日(日)からフィリピンの首都圏で長時間の外出禁止令が実施される。マニラ首都圏開発庁(MMDA)の発表によると、7月24日(土)、マニラ首都圏協議会(MMC)は、先日規制を強化した一般地域検疫(GCQ)に入った同地域で、午後10時から午前4時までの6時間の外出禁止令を施行する。マニラ首都圏は7月16日から22日までの1日平均感染報告数が797件で、7月23日には7月31日まで制限を強化した一般地域検疫に移行していた。
Manila Bulletin : https://mb.com.ph/2021/07/24/lgus-to-enforce-6-hour-curfew-hours-in-ncr-amid-delta-variant-threat/
インドネシア
インドネシアは2030年までに60万のEV自動車と250万のEV自動二輪車を生産することを目標にしている。バンク・ラヤット・インドネシア(通称BRINS)の子会社であるBRI Insuranceは、EV自動車に特化した“Greensurance”という新たな保険制度の開設によってインドネシアのさらなるグリーン化を図る。上記のようなエコ車の利用、環境保護への意識の高まり、そしてエコへの融資は「新たなビジネスポテンシャルを有効に活用すべき」というジョコ・ウィドド大統領の方針に則っている。
JakartaGlobe : https://jakartaglobe.id/special-updates/brins-greensurance-offers-boost-to-ecofriendly-automotive-industry
Fudosan Toshi Capitalはソフトウェア開発を行うインドネシアの会社である。金融サービス業界がメインターゲットであるこの会社は、2019年設立のVisiona Mighty Technologyの過半数の株式取得に成功した。この株式は6月に取得を完了し、その後7月17日に新たな会社Vision88の設立が発表された。インドネシアのネットワーク開発長官であるEdy SugiantoはFudosan Toshi GroupのVision88の獲得は今後のさらなる発展につながることが期待されており、自身の運営チームにとっても、嬉しいニュースであると述べた。
Berita Satu :https://www.beritasatu.com/ekonomi/802707/akuisisi-vision88-fudosan-toshi-masuk-ke-bisnis-digital-indonesia
インドネシアで動物を生贄として捧げるEid al-Adhaと呼ばれるイスラム教の祝日に向けて、Telekom社はグループを代表して動物を寄付した。305頭の牛と563頭のヤギを含む合計868頭もの動物を、Telekom Indonesiaのオフィスや製作所周辺の住民、及び同社を定年退職した人々に配給した。これは食肉の配給をより均一的なものにするために行われた。
Detik News : https://news.detik.com/berita/d-5649068/telkomgroup-salurkan-800-lebih-hewan-kurban-di-seluruh-indonesia
インドネシアにあるコモド国立公園が7月19日に開園再開を果たした。しかし、この島に訪問するにあたって3つの規制ができた。1つ目は、混雑を避けるため定められた時間と滞在時間のみの訪問となること、2つ目は、事前のオンライン登録により訪問者が不適切なものを島に持ち込まないよう訪問客管理をすること、3つ目は、訪問客は300人という人数制限を設けることである。つまり、訪問したい場合は必ずオンラインで事前予約が必要となるシステムができた。これに伴い一つの予約につき一人のローカルガイドがつき、事前聴取した場所を中心に案内してくれるシステムもできており、手厚い接客となっている。
JLiputan 6 : https://www.liputan6.com/lifestyle/read/4610337/padar-selatan-di-taman-nasional-komodo-buka-kembali-19-juli-2021-simak-syarat-kunjungannya
インドネシアの緊急事態宣言の延長が8月2日までと決まったことにより、バリ島のTaman Wisata Sangehに住む猿達の日常もまだ厳しい日々が続くことが決定した。地元の警察によると、ここの猿は毎日訪れる観光客が彼らに与える食べ物が主な食料だったからだ。緊急事態宣言下で観光客が訪れなくなったことで通常の食事ができずにいる。
Liputan 6 : https://www.liputan6.com/regional/read/4609845/nasib-monyet-monyet-di-sangeh-saat-ppkm-darurat-diperpanjang