日本と違う!オーストラリアのUNIQLOの品揃え
2014年4月、メルボルンに1号店がオープンして以来、オーストラリア国内に31店舗展開され、オンラインストアも好評なユニクロ。日本と同様の品揃えかと思いきや、ファッションスタイルや体格の違いにより、日本とは少し様子の異なる品揃えです。そんなオーストラリアのユニクロをレポートします。
日本と違う!オーストラリアのUNIQLOの品揃え
著者:オーストラリアgramフェロー 平澤 歩
公開日:2023年1月31日
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ウィメンズ商品は現地ファッションを反映
日本女性には人気のレースのような繊細な装飾やふんわりしたシルエットの服装は、オーストラリアでは華美だとして好まれません。オーストラリア女性の服装は、無地やシンプルなデザインのものが一般的で、丈やフィット感が日本女性の服装と異なります。
トップスは丈が短く、露出度の高いアイテムが人気です。ヘソ出し程度の短さのTシャツの人から、日本だと下着として着用されるようなブラジャーだけで街中を歩く人までいます。
オーストラリアのユニクロでは、Tシャツやタンクトップなど定番アイテムの品揃えが豊富なのですが、ヘソが見える丈や上半身の半分までしかない丈の商品が多く、お腹がしっかり隠れる丈の商品は少なめです。
また、タイトな服も人気です。日本女性のように体型を気にせず、ボディラインがはっきりとわかる服を着ている人が多いです。
ボトムスはレギンスが大定番です。日本だとスカートと重ね着したり、スポーツウェアとして着たりしますが、オーストラリアではズボンのように一枚で履きます。毎日のように履く人も多い定番アイテムのため、日本の店舗よりもかなり広い売り場スペースを占めています。
日本ではあまり見かけない、ハーフ丈のレギンスも取り揃えられています。
メンズ商品は日本のアニメや漫画デザインが人気
オーストラリア男性の服装は、日本人男性の服装とそこまで大きくは変わりません。トップスはTシャツやポロシャツ、ボトムスはジーンズやハーフパンツが定番です。そのため、オーストラリアのユニクロでも、UTや各種エアリズム商品など、日本と大きく変わらないラインナップが並びます。
メンズ商品の中でひときわ目をひくのは、日本のアニメや漫画デザインのTシャツです。ポケモン・ドラえもん・サンリオなどの世界的に昔から人気のキャラクターから、SPY×FAMILYや呪術廻戦など最新の漫画作品まで、様々なキャラクターのTシャツが販売されています。
オーストラリアには日本のアニメや漫画の熱狂的なファンが多く、その人気はフェスティバルが開かれるほどです。そのためか、人気の作品やキャラクターのTシャツはしばしば売り切れとなっています。
日本より大きめのサイズ展開
男女共に日本より背が高い人や、ボリュームのある体型の人が多いオーストラリア。日本より大きめのサイズ展開となっています。
サイズを比べると、日本のS~MサイズはオーストラリアのXSサイズというように、オーストラリアのサイズは日本のサイズより1~2サイズ大きく展開されています。
私は日本のユニクロでは大体Mサイズを購入していましたが、オーストラリアのユニクロではXSサイズを購入しています。
まとめ
ユニクロがオーストラリアで成功している理由は、その質の高さだけでなく、現地のファッションに合わせた商品開発も成功の一因だということがわかりました。現在は日本人が比較的多く住む都市にのみ店舗があるので、オーストラリアでユニクロがどこまで勢力を伸ばせるかに注目です。
引用
◇株式会社ユニクロ: https://faq.uniqlo.com/articles/FAQ/100001976◇UNIQLO Australia Pty Ltd: https://www.uniqlo.com/au/en/size/422273_size.html