ヴァージン航空 羽田-ケアンズ直行便で利便性向上!年間3万人の増加見込み

オーストラリア

2023年6月28日から、オーストラリアの航空会社「ヴァージン・オーストラリア航空(VA)」が、日本初の直行便である、東京(羽田)ーケアンズ便を就航します。
これにより、日本人観光客の増加が期待されており、夜行便や到着後すぐに出勤できるスケジュールなど、利便性も高いため、年間約3万人の増加が見込まれています。これまでジェットスター航空が主な選択肢でしたが、VAは価格も手頃でサービスも充実しており、日豪間の新たな選択肢として期待されます。

ヴァージン・オーストラリア航空 東京(羽田)ーケアンズ便の予約開始

   著者:オーストラリアgramフェロー 平澤 歩
公開日:2023年4月6日

ヴァージン・オーストラリア航空とは

オーストラリア・ブリスベンに本社を置く、カンタス航空に次ぐオーストラリア第2位の航空会社です。主にオーストラリア国内線を運航するほか、ニュージーランドやオセアニア諸国、アメリカ(ロサンゼルス)、インドネシア(バリ)などの国際線も運航しています。

日本初就航便が予約開始

VAにとって初となる日本直行便である東京(羽田)-ケアンズ便の運航が2023年6月28日から始まります。すでに2023年2月28日から航空券の販売されています。今までケアンズと日本の直行便は、成田空港・関西空港を発着するカンタス航空や、ジェットスター航空の便のみとなっており、羽田空港を発着する直行便は初となります。

もともと2020年3月29日に、東京(羽田)ーブリスベン便が就航する予定でしたが、新型コロナウイルスによりオーストラリア政府が入国規制を行なったことから就航が延期となり、2022年12月VAは東京(羽田)ーブリスベン便に代わって、東京(羽田)-ケアンズ便を就航することが決定されました。

VAは今回の日本就航に合わせてANAとのパートナーシップを拡大し、オーストラリア国内に加えて、日豪間の国際線でもコードシェアを開始します。また、2023年後半にはVAとANAのマイレージプログラムの相互利用が可能になる予定です。

同便は往路便は羽田21時45分発ーケアンズ6時15分(翌日)着の夜行便で、連休前日や金曜日の仕事後に利用可能なスケジュールとなっています。また復路便はケアンズ13時15分発ー羽田20時00分着と、到着した翌日から出勤できるスケジュールとなっています。このように便利なスケジュールであることからも、VAでは日本人観光客年間約3万人の増加を見込んでいます。

日豪を結ぶ新たな選択肢として期待

VAはフルサービスキャリア(機内の飲食・受託手荷物・座席指定などのサービスを無料で受けられる航空会社)ですが、日本のスカイマークのような、フルサービスキャリアとLCCの間の価格帯とサービスになっています。

これまでは日本から価格を抑えてケアンズに行こうとすると、LCCであるジェットスター航空を利用するという選択肢が有力でしたが、フルサービスキャリアよりも機材繰りの正確性が低く、欠航や遅延の可能性が高いジェットスター航空の国際線を利用することに抵抗を感じる人も少なくありませんでした。実際、周りでもジェットスター航空のオーストラリアの国内線を利用した際に欠航となり、遅い時間の別便や翌日の便に振替となったという話をよく耳にします。

フルサービスキャリアよりも価格が低いことが多く、ジェットスター航空よりも安定したフライトスケジュールのVAは、日本とオーストラリアを結ぶ新たな選択肢として期待が高まっています。

【引用】

◇Virgin Australia : https://www.virginaustralia.com/au/en/explore/travel-inspiration/destination-guides/

◇トラベルボイス: https://www.travelvoice.jp/20230228-153041

◇トラベルドンキー: https://www.traveldonkey.jp/blog/australia/6231/

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