松屋 マレーシア風牛肉煮込み「ルンダン」店舗限定で新発売

マレーシア

日本の松屋が、12月12日から「ルンダン」を店舗限定で販売開始したというニュースがありました。
「ルンダン」とはマレーシアやインドネシアを代表する肉の煮込み料理です。
そこで今回の記事では、マレーシアの伝統的な肉料理「ルンダン」について紹介します。

松屋 マレーシア風牛肉煮込み「ルンダン」 店舗限定で新発売  

   著者:マレーシアgramフェロー Malay Dragon
公開日:2024年2月6日

限定店舗で発売

マレーシア料理「ルンダン」

松屋は店舗限定で(スタートは70店舗)「ルンダン」の販売を始めました。
「マレーシア風牛肉煮込み」が830円で、「マレーシア風牛肉煮込みのお肉ダブル」が1,080円です。
松屋の公式サイトでは、このルンダンの特徴を「ココナッツミルクと香辛料で煮込んだごろっとビーフ」「風味豊かなコク深い味わいを堪能できる逸品」と紹介しています。

ルンダンとは

ルンダンとは牛肉や鶏肉などの肉を、ココナッツミルクとスパイス・ハーブで長時間煮込んだ、コクの深い肉料理です。
イスラム教徒の断食明けなどのお祝いやお祭りで振る舞われる、おめでたい時には欠かせない料理です。濃厚な肉でご飯がすすみます。
インドネシア発祥とされ、インドネシアでは牛肉、マレーシアでは鶏肉が使われることもあります。

世界No.1!

実は2017年にアメリカのCNNの読者が選ぶ世界の料理ベスト50で、世界中に美味しい料理が数々ある中で、ルンダンはなんと1位に輝きました。
つまり、世界一美味しい料理ということです。
ルンダンは、実際には料理の名前ではなく、複雑な調理プロセスにより、牛肉を柔らかく乾燥させ、風味豊かにするプロセスのことを指す「哲学用語」です。
マレーシアでは「ルンダンダギン」、インドネシアでは「ルンダンサピ」と呼ばれています。
よくカレーのような料理と紹介されますが、東南アジア風のビーフシチューという表現が近いかもしれません。

歴史と技術

ルンダンはインドネシアのスマトラ島に起源があるとされます。のちに、ミナンカバウ人がマレー半島にもたらしたとされています。
熱帯の暑い気候の中で、肉を保存するにはこの調理法は最善の方法だったため、東南アジアにすぐに広まりました。
肉を切り、スパイスを挽き、調理にも何時間もかかるなど、多くのプロセスが必要ですが、肉を腐らずに保存できるので、適切に調理すれば室温でも最大で4週間程度の保存がききます。

種類豊富

ルンダンにはさまざまな種類があり、その中でもビーフルンダンは最もよく知られています。その他にも鶏肉、魚やイカ、エビで作られます。
作られる国や地域、それぞれの家庭によって見た目も味も異なります。
インドネシアのものは少しドライで、マレーシアのものは一般的にスープ状のものが多いです。また、調味料にサンバルと呼ばれるこの地域独特の辛みのあるソースを加えたものや、ターメリックが入っているもの、タイ料理のようにしょうがや根菜を使うものもあります。
いずれにしても、手間のかかる少し高級な料理です。

世界中で注目

CNNで世界1の美味しい料理に選ばれて以降、ルンダンは世界中で人気が出ています。
スパイスやハーブの風味を肉が吸収した非常に味わい深い料理で、マレーシアやインドネシアを代表するグルメと言っても過言ではありません。
日本でも「ルンダン」を食べることができるいい機会です。
ぜひお試しください!

Malay Dragon

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マレーシア・シンガポール在住のgramフェロー 経済上から時事ネタ、現地のマナーまで幅広く執筆。

プロフィール

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