シンガポールの最新SNS利用率とデジタル事情

シンガポールの最新SNS利用率とデジタル事情について、マレーシア在住で定期出張者としての独自視点を交えて紹介します。
(引用元:Digital 2024: Singapore — DataReportal – Global Digital Insights
https://datareportal.com/reports/digital-2024-singapore)
シンガポールの最新SNS利用率とデジタル事情
著者:シンガポールgramフェロー Malay Dragon
公開日:2026年 02月10日
シンガポールのSNS利用率

2025年のデータによれば、シンガポールの人口約585万人(2025年6月時点の人口は約611万人)のうち、88%(約516万人)がSNSユーザーです。インターネットの普及率は95.8%と世界トップレベルで、国民のほぼ全員が日常的にデジタル空間と接点を持っていて、街のどこにいてもスマホを片手に情報が行き交うのは当たり前の光景です。都市化率は100%で、20〜40代のデジタルネイティブ層が社会を牽引し、SNSは生活・ビジネス両面に不可欠な存在となっています。
主要SNS利用率
現在シンガポール国内で利用可能な主なSNSの利用率は以下の通りです。
・WhatsApp:約74.7%
・Facebook:約72.7%
・Instagram:約62.6%
・TikTok:約52.5%
・Telegram:約47.8%
・Facebook Messenger:約40.6%
・X(旧Twitter):約30.8%
・LINE:約16.3%(日系・現地日本人利用中心)
一人あたりのSNS利用時間は世界平均並みですが、メッセージ系と動画系の使い分けが顕著にみられます。
現地で最も日常に溶け込んでいるのはWhatsAppで、誰と会っても”連絡はWhatsAppで”が合言葉です。予約の確認や宅配の通知、職場での会議連絡まで、あらゆる場面でWhatsAppが使われています。しかも公的機関や教育現場でも、重要なお知らせはWhatsApp経由で来ることが多く、まるで行政通知の一部のような存在です。
Facebookも根強い人気があります。家族や友人コミュニティ、ローカルビジネスの情報発信も盛んです。若者の間ではInstagramやTikTokが話題の中心で、動画や画像がリアルタイムに広がります。特にTikTokは最新トレンドやローカルグルメ情報が秒で拡散される舞台となり、現地のカフェやマーケットの熱気を伝えてくれる存在です。
デジタル環境の特徴と社会事情
デジタル事情のもうひとつの特徴は、生活のあらゆる場面に“デジタル利便”が浸透していることです。シンガポールではスマートフォン2台持ちも珍しくなく、街のマーケットや病院、役所でもQRコードを介してSNS通知を受け取ります。
私が住んでいるマレーシアもデジタル化が急速に進んでいますが、マレーシアと大きく違うと感じるのはデジタル化のスピードと徹底ぶりです。マレーシアもSNS普及率は高いですが、英語話者の多さや行政やビジネスのIT化レベルはシンガポールが一枚上手。出張すると、企業間の資料共有もFacebookグループやTelegramのチャットルームが主流です。電話をかけるよりもWhatsApp通話が当たり前になっていて、PDFや写真も気軽に送られてきます。
進むキャッシュレス決済
またデジタルIDやキャッシュレス決済も街の至るところにあり、役所の手続きも99%がデジタル化済みです。“便利さ”と“速さ”が生活のリズムになっていることを実感します。情報の伝達も一瞬で届き、流行や市民の声が万遍なく拡がるのは、この社会ならではです。
社会のインフラ化
一方、SNSは社会インフラとしての役割も担っています。皆が使う当たり前の道具だからこそ、安心して情報交換できる場、友人や家族とつながるための場所が大事にされています。高齢者はFacebookやMessenger中心ですが、若い世代はTikTokやInstagramが主流。世代ごとの使い分けも見えてきて、リアルな人間関係とオンラインが心地よく同居している印象です。
社会の血流としてのSNS
この街でSNSは“社会の血流”のような存在です。定期出張時に肌で感じるのは、デジタルがリアルを凌駕する瞬間の多さです。マレーシアから見ると、シンガポールは”次世代のデジタル社会”を先取りしている都市。その進化は止まらず、人と人のつながりも、仕事や日常の全てがスマートに変わっていきます。現地に立った時、SNSやデジタル化は新しい日常であることを強く感じずにはいられません。





















