【最新情報】コロナ禍のタイ入国について解説(2021年4月1日現在)

コロナ時代

コロナ禍の現在、タイへ入国するすべての渡航者は、タイ入国後14日間の隔離が義務付けられています(※入国翌日からのカウントとなるため実際は15泊16日間)。
昨年は、入国する国際旅客便を制限していたため、入国出来たのは月に数本だけの特別便でしたが、2021年3月には成田空港・羽田空港発着の定期便も再開し始め、タイへの入国のハードルが下がってきています。
とはいえ、入国にあたり現在でも様々な準備が必要となるため、本記事では実際に1月末にタイへの入国で経験した内容を踏まえ、現状においてタイへ入国する際に必要となる手続き等について解説いたします。

*入国に関する条件等は政府指示のもと変更がありますので、必ず最新情報をご確認ください。(本記事は、2021年4月1日の時点での情報をもとに構成しております。)

コロナ禍のタイ入国について解説

 著者:gramフェロー  
公開日:2021年4月5日

国別概要情報 タイ(Thai)

1.タイにはどんな人が入国できるの?

現在、タイ王国への入国については、これまでの入国許可対象者に加え、特別観光ビザ(STV)と観光ビザ(TR)所持者、またビザ免除対象国の渡航者も、日本からタイへの入国が可能になりました。また観光を目的とする45日以内の滞在であれば、VISA免除が認められています。

◇在京タイ王国大使館ホームページ 
  ※これまでの入国許可対象者  1-2(7)参照(2020年12月以前)
※上記に追加された対象者(2020年12月以降)
◇観光ビザ免除について

2.大使館への申請前にやっておくべきこと

申請する人は、システム上にアップロードするための必要書類のデータをPDF形式またはJPEG形式にて準備します。

写真データの用意
パスポートの「1.生体(顔写真)ページ」「2.パスポート内のVISAもしくは再入国許可証印のあるページ」用
航空券の予約
現在は各航空会社、予約サイトなどで予約をすることが出来ます。
ASQホテルの予約
タイ政府が認可したホテルや宿泊施設が代替検疫施設(ASQ)として利用されており、各自でその中から選択し、予約を行う必要があります。入国する外国人は全ての代金が「自己負担」となります。
※ASQホテルについての詳しい説明と紹介はこちらから
以下の条件を満たす英文医療保険証の用意
・滞在期間中の10万米ドル以上もしくはそれ相当の治療保障額の記載
・1年以上タイに滞在希望の場合、医療保障期間は1年以上
・新型コロナウィルス関連疾病治療費を付保することの明記
申告書の記入
こちらからダウンロード
http://site.thaiembassy.jp/upload/pdf/New%20Folder/New%20Folder/[DF]%20Non-Thai%20%202020.doc
入国理由ごとに必要となるものの準備
リンク: 在東京タイ王国大使館ホームページ 「お知らせページ」内
「1.入国許可証(COE)」-「1.2 COE申請に必要な書類」-「(7)入国の理由を示した書類」の該当箇所を個別に参照ください
http://site.thaiembassy.jp/jp/news/announcement/9645/  
※労働許可証(ワークパミット)所持者及びその配偶者・子供の場合は「戸籍謄本」が必要となります(日本語表記で問題ありません)。

3.大使館への申請手順

① ビザ申請・発行 (再入国許可Re-entryを既に持っている方は②へ)
② 事前承認(タイに入国する資格を証明するためにシステムに個人情報を入力、必要書類をシステムにアップロード) 
  ●VISA●英文医療保険証
③ COEの発行<入国許可書(COE)の申請・登録>
  ●ASQ予約確認書●英文医療保険証●航空券 をシステムにアップロード
④ COEの発行<大使館からのCOE発行>

4.入国許可証(COE)の申請方法

タイ国籍を有しない人がタイへ入国する際の手続きの流れ
入国希望者は全員、入国許可書(Certificate of Entry※以降COEと呼ぶ)申請システム (https://coethailand.mfa.go.th/  
)を使い、オンライン上から申請を行います(2021年1月より)。

5.COE発行後、空港(日本・タイ)への持参が必要なもの

日本の空港でのチェックイン時及びタイへ到着時に提示するため、下記の準備が必要です。
① パスポート
② 入国許可証(COE)
③ 搭乗可能健康証明書(英文またはタイ語) 
④ RT-PCR検査の陰性証明書(英文またはタイ語)
⑤ 医療保険証(英文またはタイ語)
⑥ T8.Form(タイ王国健康質問書)

6.PCR検査と搭乗可能健康証明書

タイの場合、RT-PCR検査(綿棒を鼻に入れて検査)が必要となります。
日本国内での検査は、各自保険適用外となるため、実費にて渡航前72時間以内の実施が必要です。
リンク: 検査可能なクリニックについて ー在東京タイ王国大使館ホームページ
https://www.meti.go.jp/policy/investment/tecot/pdf/iryoukikan_tourokubo_0910.pdf  

参考例
成田国際空港 PCRセンター (第1ターミナルビル・第2ターミナルビル)
WEBからの事前予約時の金額: PCR検査及び陰性証明書(英文)32,500円
               搭乗可能健康証明書(英文)5,500円
               合計38,000円/人
所要時間:PCR検査-陰性証明書発行 約2時間  
     空港内クリニックでの検診-搭乗可能健康証明書発行 約30分
     待ち時間含め 合計所要時間5時間

7.ASQ施設の予約

現在、タイに入国する際には、入国後に14日間(15泊16日)の隔離が義務付けられています。
※規制や条件は変更されている可能性がありますので、必ず最新情報を確認してください。
日本のように個人宅など個人任せの隔離生活とは異なり、タイ政府が認可したホテルや宿泊施設が代替検疫施設として利用されており、ASQ宿泊施設での隔離が徹底されています。
各ASQ施設の利用はパッケージプランとなっていて、基本的には以下のものが料金に含まれています。
    ・空港からホテルへの送迎
    ・1日3食の食事、ミネラルウォーター付
    ・PCR検査(2~3回) - ホテルごとに提携病院が異なります。

予約の際には、部屋の広さや食事内容、子供がいる場合のプランの設定有無なども確認すると長期生活を快適に過ごすことが出来ます。
タイの空港に到着後は、ASQの迎えの車に乗ることとなり、それから16日後までホテルを一歩も出ることは出来ません。
ただし、隔離中1度目のPCR検査(5日目以降)の陰性判明後はホテルの庭園など屋外へ出ることが可能になったり、2度目のPCR検査(12日後)の陰性判明後にはフィットネスジムの利用が可能となるなど、宿泊施設ごとに行動緩和が設けられています。

国別概要情報 タイ(Thai)

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