ソーシャルリスニング Trend Word:オリンピック・Olympic(開催直前調査)
「ソーシャル」を「リスニング」=傾聴する、ということ。
今回は、開催直前のオリンピックの6〜7月のつぶかれかたを日本・米国・英国・オーストラリア・アジアで調査し、比較しました。4月にも「Olympic・オリンピック 」で1年間のデータを調査しましたが、その時はすでにネガティヴなツイートが多く見受けられました。
コロナ禍にあり、東京に至っては、緊急事態宣言の中での開催となるオリンピック、世界ではどのように捉えられているのでしょうか?
今回のTrend Wordは「オリンピック・Olympic (開催直前調査)」
著者:gram
公開日:2021年7月19日
オリンピック・Olympicの日・米・英・豪・アジアでのツイートからみる傾向
・日本では圧倒的にネガな書き込みが多い。開催に反対する書き込みや、子供たちの楽しみにしてるイベントや大会などが中止になる中の開催についての否定的な意見等。楽しみにしているような書き込みはほぼ見当たらない。会計担当者の自殺のニュース、酒類販売のニュース、無観客が決まったニュースで大きく跳ねていた。
・アメリカでは、トランスジェンダーの選手のニュースの件や、自国選手の動向(出場できなくなったなど)がメインで、オリンピックに対するネガティブな書き込みはそれほど見当たらない。
・イギリスでも、同じアメリカと同じニュースで跳ねていた。
・東南アジアは共通の傾向は見受けられず、各国で別々のニュースで跳ねているが、主に自国の選手の動向や、オリンピックでだれが自国の旗を持つのかなど、オリンピックに対する好意的な書き込みが多い。
・オーストラリアは2032年のブリスベンが開催候補地になっていることから、政治的な話との関連の書き込みもみられる。トランスジェンダーの選手の話は同様に跳ねていた。
書き込み数・書き込んだ人の数(Key Insights)
・トータルメンション:オリンピック・Olympicについての書き込み数
・ユニークオーサー:オリンピック・Olympicについて書き込んだ人の数
解説:日本語では、 トータルメンション21M(2,100万)に対しユニークオーサー2M(200万人)と1人の書き込みが多いことが分かる。
解説:世界でのメンション数(書き込みの回数)300万、ユニークオーサー(書き込んだ人数)は87.6万人、日本語に比べると1人の書き込みは少ない
ポジティブ・ネガティブの割合(Sentiment)
解説:日本では、ポジティブなつぶやきより、圧倒的にネガティブのつぶやきが多い
解説:海外では、ポジティブがネガティブの差は少ない
関連ワード (Word Cloud)
日本で「オリンピック」の関連ワード
海外での「Olympic」の関連ワード
山のきっかけになった話題は?
日本 Volume Over Time
日本語で山のきっかけになったニュースの解説:
①IOC経理部長の自殺のニュースがきっかけ
②会場でのお酒に関する話題
③無観客開催が決定
米国で山のきっかけになった話題は?
米国で山のきっかけになったニュースの解説:
①トランスジェンダーの選手が話題に
② 「活動家のアスリート」を自認する米国の陸上ハンマー投げの女子選手が、国内大会での表彰式の壇上で国歌が流れたことに抗議し、ただ1人国旗の方へ体を向けず立ち尽くして見せる出来事があった。
③女子陸上短距離のシャカリ・リチャードソンがマリフアナ使用で資格停止処分となった。リチャードソンは東京五輪米国代表選考会の女子100メートル決勝で優勝したが、薬物検査でマリフアナに陽性反応が出た。母親の死に対処するためにマリフアナを使用したと認めたリチャードソンは1カ月の資格停止となり、米国陸上競技連盟は6日に発表されたリレーチームのメンバーからリチャードソンを外した。
UKで山のきっかけになった話題は?
英国で山のきっかけになったニュースの解説:
①トランスジェンダーの選手が話題に
② 女子陸上短距離のシャカリ・リチャードソンがマリフアナ使用で資格停止処分となった。リチャードソンは東京五輪米国代表選考会の女子100メートル決勝で優勝したが、薬物検査でマリフアナに陽性反応が出た。母親の死に対処するためにマリフアナを使用したと認めたリチャードソンは1カ月の資格停止となり、米国陸上競技連盟は6日に発表されたリレーチームのメンバーからリチャードソンを外した。
③開催地 東京の緊急事態宣言がきっかけ
オーストラリアで山のきっかけになった話題は?
アジアで山のきっかけになった話題は?
ソーシャルリスニングとは?
「ソーシャル」を「リスニング」=傾聴する、ということ。
企業マーケターにとって絶対的スタンダードとなっていくマーケティング施策「ソーシャルリスニング」。
SL TrendWordでは、1つのワードをソーシャルリスニングを使い分析します。