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香港・中国 : 中国の公募ファンドの規模が25兆人民元を突破、史上最高値を更新 / 2021年香港株式市場が15%下落、3つの衝撃に直面する予想 / 中国不動産市場への財務圧力、依然として大きく

海外ビジネスニュース

香港 ・中国 PICK UPニュース 2021.12.27

著者:Adrian Poon
公開日:2021年12月27日


1. 中国の公募ファンドの規模が25兆人民元を突破、史上最高値を更新

2021年、中国の投資家は公募ファンドに積極投資し、公募ファンドの総規模は11月末時点で25.3兆人民元(以下:元)となり、史上最高値を更新した。そのうち、エクイティファンドは8.7兆元となり、全体に占める公募ファンドの割合は2019年の17.6%から35.4%に拡大した。また、12月20日時点での新規発行のファンド規模は2.9兆元となった。 2021年第3四半期末における公募ファンドの上海A株の保有額は5.72兆元で、上海A株市場の8.31%を占め、ここ十年での最高水準となった。
ソース:Etnet
http://www.etnet.com.hk/www/tc/news/categorized_news_detail.php?newsid=ETN311223750&page=1&category=latest

2. 2021年香港株式市場が15%下落、3つの衝撃に直面する予想

新型コロナウイルスの影響で世界各国が量的緩和政策を打ち出し、多くの国の株式市場が上昇となった一方で、香港株式市場は苦戦の局面となった。香港の株式市場は、①中国不動産債権の悪化、②小売業界の不振、③中国政府の引き締め政策という3つの衝撃に直面すると予想される。 Bloombergの報道によると、香港ハンセン株価指数(HSI)が2021年に15%程度下落したほか、ハンセン中国企業指数(HSCE)は24%下落した。 香港株式市場の下落幅は10年以来最大となり、業績は世界の株式市場で最下位となった。 中でもIT企業株は特に不振となり、アリババ株の下落幅は50%、大手スマホメーカーXiaomi株の下落幅は45%。AIA Groupなどの金融企業の株価も過去最低となった。
ソース:Epoch Times
https://hk.epochtimes.com/news/2021-12-23/67873308

3. 中国不動産市場への財務圧力、依然として大きく

最近、中国恒大集団やカイサ・グループ・ホールディングス(佳兆業集団)などの中国の大手不動産企業で債務不履行が数件発生している。中国の不動産企業は、①従業員に対する給与支払の遅れ、②資金への監督の厳格化、③米ドル債権の利子払いの満期と3つの危機に直面している。 政府は不動産開発企業に対するいくつかの圧力緩和策を打ち出したが、野村證券の分析によると、不動産企業の債務不履行状況はさらに数カ月間継続すると予想される。同分析では、中国の不動産企業の出稼ぎ労働者や建設関連労働者などへの未払い給与額は約1.1兆元に上るが、2022年1月31日までに支払われるとみられる。 また、一部の不動産会社が財務問題を解決するために不動産の販売前資金を不適切に債務返却に充てたという報告を受け、中国政府は不動産企業に対し資金使用を厳しく制限する。 Reutersによると、2021年、不動産業は中国のGDPの28%を占めた。不動産に対する政策の緩和により流動性が改善しているが、多数の金融機関は中国の不動産市場のリスクは依然として高く、債務危機が来年悪化する可能性があるとみている。
ソース:Epoch Times
https://hk.epochtimes.com/news/2021-12-23/86510534

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