香港・中国 : 2020年の中国の不動産関連の貸出の増加率、8年ぶりに全項目を下回る / 深センの銀行数社が個人向け住宅ローンを停止、住宅ローン金利が上昇 / 米国、中国の軍事関連企業に対する規制実施を延期
香港 ・中国 PICK UPニュース 2021.2.1
著者:Adrian Poon
公開日:2021年2月1日
中国銀行保険監督管理委員会(以下銀保監)によると、2020年の中国の不動産のローン増加率は8年間ぶりに全項目の増加率を下回った。
銀保監は今年、中国の不動産ローンや関連企業に対する管理制度を規制した。
2020年の中国全体の新規ローンは、前年比12.8%増の19.6兆人民元(約315兆円)。また、 製造業の新規ローンは2.2兆人民元。 小規模企業向けローンの増加率は18.1%と、全項目の増加率を上回った。大手銀行5社の増加率は54.8%。通年の新規の保険資金の運用額は3.2兆人民元、保険賠償金額は1.4兆人民元。 通年の不良債権関連資産は3兆人民元となった。
深センにおける数社の銀行が個人向け住宅ローンを停止するほか、一部の銀行では申請後の実際の融資日は3カ月後になるようだ。 政策の引き締めにより、一部の銀行の住宅ローン金利が上昇し始めている。
顧客の同意を得た場合、新規・中古住宅ローン金利が通常金利より0.6%、1.0%程度高い場合には申請手続きを行うことが可能。
国有大手企業への貸出金利は安定的に推移。
バイデン氏が米国の大統領に就任直後、一部の中国の軍事関連企業に対する投資への規制内容を更新した。
米国の財務省によると、「中国共産党の軍事関連企業と社名は似ているが、全く同じではない」企業に対して、大部分の企業の投資制限の実施を以前の1月28日から5月27日に延長すると発表。
同時に、規制対象の企業の証券購入は禁止されている。
<参考元>
《駐京專電》銀保監:去年地產貸款增速8年來首低於各項貸款增速 – 經濟通 ET Net
【加碼調控】據報深圳多家銀行暫停個人按揭貸款,房貸利率上浮 – 經濟通 ET Net
美國對中國軍工股「禁投令」延後至5月27日執行 (yahoo.com)