台湾人のお風呂事情を大公開

お風呂事情

日本人からすれば、お風呂といえば湯船に浸かるのをイメージをする方が多いのではないでしょうか?しかし、台湾ではほとんどの人がシャワーを浴びる習慣になっています。台湾の浴室の様子や、バスタブの種類、入浴剤に関しても説明していきますのでぜひ最後までお読みください。

台湾人のお風呂事情を大公開

著者:台湾gram fellow 井川 陽介
公開日:2023年1月26日

台湾人のほとんどはシャワー文化

台湾人のほとんどは、シャワーを浴びますが湯船に浸かる習慣はありません。
台湾のマーケティング会社「波仕特行銷 」が2015年、13歳から65歳の2225人を対象に入浴に関するアンケートをとりました。その結果、86.5%もの人が入浴時にシャワーを浴びるが、湯船に浸かる習慣がある人はたったの4.6%でした。
暑い夏の期間が日本より長く続くため、あまり湯船に浸かりたいという気持ちにはならないようです。

引用元: Pollster波仕特線上市調:【波仕特雙週報】個人沐浴習慣與消費行為調查報告

台湾の家の浴室には浴槽がない

台湾にある多くのアパートやマンションには浴槽がついていないことが多いです。
私が台湾で購入したアパートの物件は、元々浴槽がついておらず、写真のようにトイレのすぐ横にシャワーが設置されています。シャワーを浴びると便器や床全体が濡れてしまうので、不便を感じることもあります。

JUN醬@台湾に住むyoutuber(じゅんちゃん/変態先生)より

台湾の浴室の例

台湾人の家族や友人など複数人に尋ねてみたところ、バスタブ設置方法は主に「据置式」と「埋め込み式」の2種類でした。
据置式は、元々浴室にバスタブが設計されておらず、家が建てられてから後で追加したもの。固定していないので移動できるのがメリットです。

固定式のバスタブは日本と同様に浴室に既に設計されており、据え置き式とは違い動かせません。

入浴剤も売られています

入浴する習慣がある人は入浴剤を購入しています。日用雑貨店やショッピングセンター、ドラッグストアなどで売られており、オンラインストアでも購入できます。
SNSをみると日本の入浴剤が人気のようです。
ドンキホーテで日本の入浴剤が購入されています。

肌に優しい入浴剤で、アンパンマンのデザインを子供がすごく気に入ったとのこと。

マツモトキヨシは台湾人も好きで多くの人が買い物に訪れます。

台湾のマツモトキヨシが入浴剤の宣伝をしています。

花王のバブが売られています。

南投市在住の台湾人女性が、花王のバブを使った感想を投稿しています。

湯船に浸かりたくなったらどうする

入浴はシャワーを浴びるのがほとんどで、自宅にはバスタブがないことが多いです。お風呂に入って疲れを取ったり癒されたい人は、温泉やスパに行くこともあります。
実は台湾にも温泉は多くあるのですが、ほとんどは1〜2時間ほど車を運転して山奥や郊外に行かなければなりません。日本のように仕事帰りにちょっと立ち寄るようなことができないので、わざわざ休みの日に時間をかけて行き、1日〜2日そこで過ごすというのが一般的です。
私の義父は台東にある温泉に定期的に行き、宿泊をするために現地のアパートを購入しています。

まとめ

ほとんどの人は湯船に浸かる習慣はないことが分かりましたが、浸かるのが好きな人も一定数います。湯船に浸かることの気持ち良さを知ってもらい、習慣にすることができれば大きなビジネスチャンスになるかもしれません。

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