沖縄進出も決定!本場のコストコ(Costco)に潜入レポート
沖縄への出店やウーバーイーツで商品を頼めるサービスが始まるなど、大人気の会員制スーパー Costco(コストコ)。本場アメリカのコストコは実際どうなのか?
日本人の筆者は、いつもその量に圧倒され、全てを食べ切ったり使い切ったりするのは至難の業。しかし、大家族や一回の食事の量が驚く程多いアメリカ人には大人気です。
今回は、本場アメリカのCostco(コストコ)をレポートいたします。
沖縄進出も決定!本場のコストコ(Costco)に潜入レポート
著者:シアトルgram fellow 土師 恵
公開日:2022年9月7日
コストコ(Costco)とは?
アメリカのワシントン州イサクアに本社を置く会員制ホールセールチェーン店で、1983年9月15日にワシントン州シアトルに開店しました。
倉庫型の店舗でパレットのまま陳列することで、人件費や陳列コストを下げる工夫をしています。
会員制大量販売店のリーディングカンパニーといったところで、2022年現在、世界中に約830店舗を展開しています。
食料品、電化製品、衣料品、医薬品、書籍、玩具、タイヤ、メガネやコンタクトレンズなど何でも売っているイメージです。
店舗によって若干品揃えが違います。
実店舗もありますし、オンラインショッピングも可能です。
どこの店舗にもフードコートがあります。
近年ではケージで飼育した鶏から生まれた卵を販売しないなど、動物愛護やオーガニック商品、ヴィーガンの方の為のプラントベーストミート商品など、消費者の健康や思想や主義に配慮して、それぞれの方が選べる商品を販売している印象もあります。
実はアメリカではCostcoの事をコストコとは呼びません。コスコと呼びます。
発音の問題なのですが、英語では単語の真ん中あたりにTがある時はダ行の様に濁ったり、ラ行に近い音になったり、色々変化があります。今回はTを読まないパターンです。
コストコ(Costco)を利用するには?
Costcoは会員制のスーパーマーケットです。
アメリカでは2種類の会員種別があります。
1つ目は白いカードのゴールドスターメンバー。日本では年会費4840円、アメリカでは$60(約8160円)で会員になることができます。
そして2つ目は黒いカードのエグゼクティブゴールドスターメンバー。日本では年会費9900円、アメリカでは$120(約16370円)で会員になることができます。上記2つのカードの違いはエグゼクティブゴールドスターの方が年間購入額の最大2%がリワードとして獲得でき、沢山のCostcoサービスが割引になり、年に数回特別クーポンの配布があります。
上記2の会員種別でも、アメリカと日本で若干の違いがあります。日本は家族カードの配布は1枚ですが、アメリカでは2枚もらえます。大家族が多いからでしょうか?
また、日本ではその他、法人会員(ビジネス会員)もある様子ですね。
筆者もエグゼクティブゴールドスターメンバーなのですが、先日、年間リワードとして$250の小切手をもらいました。
早速、食料品代として使いました。
ワシントン州のコストコ(Costco)はこんな感じ
ワシントン州にはいくつかCostcoがあるのですが、筆者が良く行くいくつかのCostcoをご紹介します。
筆者は大体毎週末に食料の買い出しにCostcoに行くのですが、駐車場は毎回混んでいて、ガソリンスタンドは永遠に自分の番が来ないくらい混んでいます。
パンやお肉やお惣菜など、こまめに補給され、毎回同じ場所で販売している商品もありますが、全体的に商品の入れ替えが激しいので目当ての商品が1週間で無くなっていることも多々あります。そしてそれ以降永遠に出会えないこともあります。
筆者の良く行くCostcoでは冷凍食品がかなり充実しています。
何故ならば、アメリカ人は冷凍食品が大好きだからです。
つまり電子レンジも大好きです。
国民性として日々の食を楽しむ文化が日本より少ない気がします。
ハレの日とケの日がすごくはっきりしています。
簡単で、早く作る事できて、それなりに美味しいというのがアメリカの方のプライオリティという気がします。
また、Costcoでは季節に合わせた商品や、大きなイベントの際には季節をかなり先取りした商品の販売もしています。
8月中旬に訪れた際、既にハロウィンやクリスマスの商品が販売されていました。
日本との違い
筆者が最後に日本のCostcoに足を運んだのが4年前なので、少しインスタなどで最近のCostcoを調べ勉強しました。
すると、日本のお惣菜やフードコートのメニューがすごく豊富で質の高い事に驚きました。
筆者の良く行く複数のCostcoのフードコートではピザ(チーズかペパロニのみ)、ホットドック、チュロス、揚げパンの中にチーズとチキンが入ったもの、ソフトクリームサンデー(プレーン、チョコ、ベリー)、ソフトドリンク(レモネード、ルートビア、ペプシなどの炭酸)しかありません。
これらのどれかがいきなり販売中止でピザかホットドッグだけの選択肢の時もありました。
全て安価なのですが、味もチープです(笑)
ピザ一切れ約$1(約150円)、ホールで約$10(約1500円)
日本のピザほど具は乗っていません。
また、筆者はアメリカに住んで2年になるのですが、この夏初めてお寿司がワシントン州のCostcoに並びました!新商品です!!
筆者は嬉しくて、勿論購入したのですが、日本のCostcoのお寿司とは別物で、Wanna be Sushiといったところです。
握りの具材はサーモン、マグロ、エビのみ。
カリフォルニアロールやスパイシーロールも筆者は大好きなのですが、具材はサーモン、マグロ、アボカド、ネギ、フライドオニオンでした。
そうです。アメリカでお寿司といえばサーモン、マグロです。
まとめ
アメリカのCostco、日本のCostcoでは商品展開がかなり違うと感じます。また同じワシントン州のCostcoでも商品展開が若干違います。
柔軟に品揃えを変えることや地域や国民性に寄り添った商品展開やサービスをすることで世界に800以上の店舗が展開できるのだと思います。
今回の記事が御社のビジネスのヒントになりましたら幸いです。