当日だけじゃない!アメリカのクリスマスまでの楽しみ方
クリスマスツリー用の木を買いに行ったり、家をイルミネーションで装飾したり。アメリカでは、クリスマスを楽しむのは当日だけではありません。
今回はアメリカ人のクリスマスまでの過ごし方の一部をレポートしていきたいと思います。
当日だけじゃない!アメリカのクリスマスまでの楽しみ方
著者:シアトルgram fellow 土師 恵
公開日:2023年1月15日
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アグリーセーター
アグリーセーターのアグリーは、Agree(同意)の方ではなくUgly(醜い)の方です。
醜い、ダサいセーターのことを指し、可愛いから人気があるというよりはジョークグッズとしての意味合いが強いです。
イギリスでは子どもだけがアグリーセーターを着ると聞いたことがありますが、アメリカでは大人も子どももアグリーセーターを着て楽しみます。
スーパーやショッピングモールにはアグリーセーターを着たマネキンが並び、老若男女がワイワイしながらセーターを選びます。
筆者も近くで見てみると「確かに、日常生活では着ないかもね?」というデザインで、可愛いを売りにしていないことがわかります。近くにいた知らない女性に『ねぇねぇ、どっちがダサい?(この場合、ダサい方が良い)』と聞かれました。
この時期は、会社で、友人同士で、家族でと、あちこちでパーティーだらけなので、筆者もアグリーセーターを着たアメリカ人をたくさん見ました。
クリスマスカード
日本でいう年賀状の位置付けに近いものがクリスマスカードです。
アメリカに来たら年賀状地獄から解放されると思いきや、ここでも似たようなことをしています。
そもそもアメリカはカード文化があり、ことある毎に家族や友人からカードが送られてきます。誕生日、何かの記念日、プレゼントのお礼、バレンタイン、サンクスギビングデー、いつでもカードが届きます。その中でも特別なカードがこの時期のカードです。
アメリカでは、11月末のサンクスギビングデーから1/1の新年までをホリデーシーズンと呼びます(人によっては10月末のハロウィンを含む)。サンクスギビングデーが終わるとチラホラ届き始めるのが、クリスマスとニューイヤーを祝うカードです。このカードが届くと、大体のアメリカ人はすぐにしまいはせずに、部屋の見えるところに貼ったり飾ったりします。
他のカードはよっぽど嬉しくない限り飾ることはしないので、クリスマスとニューイヤーを祝うカードは特別なようです。
ペパーミントフレーバーの商品
サンクスギビングデーからクリスマスのあたりはペパーミントフレーバー商品の出番です。日本でペパーミントというとガムや飴くらいしか筆者は思い浮かびません。
しかし、アメリカでは、チョコレート、ケーキ、ココア、クッキーのような甘いものにペパーミントフレーバーが入ります。しかも、なかなか美味しいです。
キャンディケーンという、白と赤の杖型の飴を見たことがある方もいらっしゃるかもしれません。
キャンディケーンはペパーミント味が多いです。クリスマスカラーで可愛いですね。
ラッピングペーパーとリボン
クリスマスプレゼントは一人一個とは限りません。たくさんあげますし、たくさん貰います。値段も高価なものから0ドルのものまでと幅が広いです。
素敵なプレゼントだけでなく、ジョークの効いたプレゼントもあります。
プレゼントの中身だけでなくあげ方にもこだわるのがアメリカ人で、中身を当てさせるゲームみたいなこともします。
例えばすごく小さなものをすごく大きな箱に入れるとか、すごく軽いものをあげるのにわざと重たくするみたいに、遊び心があります。
「何かな?何かな?」と箱を振ったり、重さを確かめたり、大人も子どもも楽しんで開封の儀が行われます。
こういったことを実現するためには自分でプレゼントのラッピングをする必要があります。
アメリカでは、お店の人がラッピングをしてくれないことが多いです。みんなそれぞれ好きなラッピングペーパーとリボンを自分で買い、ラッピングします。
日本人は丁寧にラッピングペーパーを解きますが、アメリカ人は大人も子どももダイナミックにラッピングペーパーを破きます。
まとめ
今回は、アメリカ人のクリスマスまでの楽しみ方の一部をシェアしました。アメリカ人の習慣を知ることが、御社のビジネスのヒントになれば幸いです。