マレーシア 入国時の登録方法が変更されました!
マレーシア入国管理局は、日本人を含む外国人がマレーシアに入国する際の方法を変更することを発表しました。
2023年12月1日から、マレーシアに入国する外国人はマレーシア・デジタル・アライバル・カード(Malaysia Digital Arrival Card:MDAC)を、入国3日前にオンラインで申請する必要があります。
マレーシアは出入国管理カードの提出が必要なく、コロナ禍期間中でもワクチン等の情報提出はありましたが管理カードは不要でした。
そこで今回は、この登録方法の変更について現在わかっている情報を詳しく紹介します。
マレーシア 入国時の登録方法が変更されました!
著者:マレーシアgramフェロー Malay Dragon
公開日:2024年1月11日
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事前に登録が必要!
今までは入国カードの記入など事前の準備は必要なく入国審査を受けていましたが、今回の変更で、日本人がマレーシアに入国する際には、入国方法が空路なのか陸路なのかを問わず、事前に(マレーシア到着の3日前以内)登録が必要となります。
MDACには、氏名、国籍、パスポート番号、パスポートの有効期限、Eメールアドレス、携帯電話番号などの詳細と、マレーシア到着日、出発日、移動手段、最終出発地を記入する必要があります。
オートゲート利用の特典付き
マレーシア入国管理局は、日本やシンガポール、米国、英国など、10カ国の国民は、MDACの提出などの条件を満たせば、クアラルンプール国際空港(KLIAのターミナル1と2で)での入国審査の際に、オートゲートを利用できるという特典を受けられることも同時に発表しました。
ただし利用時間には制限があるようで、15:00から23:00までとなっています。
利用方法
ここでデジタル・アライバル・カード(MDAC)の利用方法について紹介します。
<初回の場合>
1、出発3日以内にMDACを登録。
2、到着後、有人の入国審査カウンターでMDACを提出。そこで自動ゲート利用の登録をする。登録が完了したら通常通り入国する。
3、マレーシアから出国する時から自動ゲートの利用ができる。
<2回目以降の場合>
1、出発3日以内にMDACを登録。
2、自動ゲートを利用して入国する。
3、出国時も同様に自動ゲートを利用できる。
ここで注意が必要なのは、自動ゲートを利用する場合、MDACは毎回登録が必要なことです。
ファスト(優先)レーンサービス
コロナ禍も落ち着き、マレーシアに入国する方が増え、アジア諸国からの到着便が多い時間などでは入国審査に1時間以上かかることもあります。
日本の方は今回のシステムを利用できるので、審査待ちの時間を短縮できそうです。
クアラルンプール国際空港では、入国審査の優先レーンを利用すれば時間をかけずに入国できるという「ファストレーンサービス」があります。
1人につき100リンギット以上(金額には別途6%のサービス税)かかる有料のサービスですが、手続きをスムーズに済ませたい方にはお勧めです。
手続きは「Airport Fast Track」のサイトから「Priority Lanes Pass -self walk」を購入します。
このサービスには優先レーンの利用のほかに、ラウンジの利用券付きなどのプランがあるので、ご確認ください。
日本出国時には確認を
今回のこの改定はFacebookでアナウンスしていて、在マレーシアの日本大使館のサイトでの発表は数日経ってからでした。
コロナ禍以来、マレーシアでは入国の方法がその時の状況によって常に変わっているので、今回の措置もいつ変更されるかわかりません。
実は今回の措置も、この記事のまとめを書いている12月6日に修正され、2024年1月1日からの施行になり、適用される範囲もマレーシアの長期ビザを保有している人は免除となる方向です。
また、登録を忘れてもその場での登録も可能なようです。
マレーシアにお越しの際には、入国方法に関する最新の情報をご確認ください。