アフターコロナの海外旅行:イタリアへ行ってみた!
アメリカをはじめとする多数の国では、コロナに関する規制が大きく緩和されて日常を取り戻しつつあります。先日、筆者は大人数人と子ども1人のグループでイタリアへ海外旅行へ行きました。
アメリカ在住の日本人の筆者が感じたこと、一緒に行ったグループのアメリカ人がイタリアで感じていたことをレポートいたします。
アメリカに住む人は、イタリアに何を感じるのでしょうか?
アメリカ在住者の海外旅行イタリア編
著者:シアトルgram fellow 土師 恵
公開日:2022年8月17日
イタリアの新型コロナウイルス対策事情
イタリアに入国する際は、ワクチン証明書も陰性証明書も提示の義務はありません。
以前のようにパスポートのみで入国できます。
アメリカのシアトル空港も、経由したオランダのアムステルダム空港も、イタリアのフローレンス空港も沢山の人がいて、飛行機は満席でした。
筆者の乗った複数の飛行機では、マスクの着用の義務付けはありませんでした。
イタリアの街中でもマスクをしている人はほとんどいません。
ただ、イタリアの高速鉄道に乗る際にはマスクの着用が必要です。しかも普通の紙マスクや手製の布マスクだと、巡回している乗務員の方に注意されることがあります。
車内で買うと割高だったり、キャッシュしか使えなかったりと面倒なので、あらかじめFFP2のマスクを用意しておくのがいいでしょう。
イタリア人は冷房が嫌い!?
今回の旅では、フィレンツェ、ヴェネツィア、ローマ、サンジェミニャーノなどの街に滞在しました。
毎日記録的な猛暑で、40℃近い気温でした。
しかし、冷房が非常に緩やか、もしくは使っていない場合が多かったです。
ちょっと良いホテルのレストランでやっと涼しいくらいの室温でしたが、街のカフェやレストランはぬるい感じでした。
アメリカは冷蔵庫レベルの冷房が普通なので、みんな暑さに参ってしまいました。
暑さに強いイタリア人のためのホットヨガ店をはじめるなら、暑目な温度設定が良いかもしれませんね。ちなみにアメリカのホットヨガはそんなに暑くなく、ぬるいです。
イタリアの車と道路
レンタカーを借りる際、最初にFIATを勧められましたが、小さくて荷物が乗り切れないと判断しもう一回り大きいサイズのJEEPを借りました。
ところが街に出ると道幅がとんでもなく狭く、台東区の合羽橋の裏通りくらいの幅の道がどこまでも続いています。
イタリアでコンパクトカーが人気な理由が分かりました。
アメリカで一般的なF150などがイタリアを走ったら、きっと二車線使ってしまうでしょう。
限られた面積を上手に活用するためにバスも少し幅が狭いように感じました。
そんなイタリアの人たちの運転は結構アグレッシブで、高速道路は制限速度90kmの区間が多かったのですが、普通に120kmくらいで走る車が多かったです。
狭い一般道を法定速度で走っていると、後ろから抜かされました。
駐車事情については、パーキングはあっても基本路上駐車です。
アメリカでも路上駐車は一般的ですが、他人の家の門の前や駐車場の前は避けます。
ただ、イタリアでは門の前でも駐車場の前でもみんな気兼ねなく停めていました。
混み合う時間は道路と道路の間ある縁石スペースに乗り上げて停めている車もありました。
信号機と同じくらいラウンドアバウトがあって、慣れていないと一生そこからでられない様な危機感と、どんどんスピードを出して入ってくる車に恐怖を覚えました。
アメリカではストリート名が道標なのですが、イタリアではそういった詳しいものがなく、この街へはこちら、あの街へはあちらというような標識で、そのアバウトさに困惑しました。
イタリアは何でもコンパクト?
高速鉄道も少し狭いと感じました。
筆者はこの電車がなんだかしっくりくるなと思っていたら、日本の新幹線でも使われている日立製でした。
イタリアの方はアメリカ人と比べると細身な方が多い気がします。
筆者のグループの男の子がヨーロッパブランドの服を買おうとした際、XXLでも小さかったです。
また、食事のポーションですが、アメリカの一食と比べるとやはり少なく感じました。
同じ食事を2皿頼んだり、1kgのステーキをオーダーしてびっくりされることもありました。
メニューの金額は、アメリカと比べて少しリーズナブルに感じました。
今現在ユーロがほぼドルと同じくらいだとすると、シアトルの都会のレストランに比べて手が届きやすい値段でした。
住んでいる人からすれば電気や光熱費は高騰していると推測しますが、旅行者の立場ではそんなに物価が高いようには感じませんでした。
まとめ
アメリカに住む日本人の筆者がイタリアに行ってみて感じたのは、アメリカが世界の中でも特殊な国なのではないだろうか?ということです。何でも広い、何でも大きいイメージがあります。
実際のところ、車もテレビも何でも大きい方が良いよね、というマインドがアメリカ人には少なからずあると思います。
イタリアや日本は、限られた国土や限られたリソースを工夫して活用し、上手に暮らしているイメージです。
それぞれの国の特徴を知る事で御社のビジネスのヒントになれば幸いです。