マレーシアのお風呂事情:高温多湿の国で日本製給湯器が人気!温泉地も紹介
マレーシアは赤道に近い、年間平均気温27℃の高温多湿な国です。お風呂はシャワーだけで済ませることがほとんどのようで、湯船を見かけることがほぼありません。お風呂はただ身体を綺麗にするためだけではなく、湯船にゆっくりと浸かってその日1日の疲れを取り去りたい日本人にとって、湯船の有無、温泉及びサウナ施設の有無というのは、もはや海外生活を快適に続ける上での最重要問題の1つだといっても過言ではありません。そこで今回はマレーシアのお風呂事情を紹介していきたいと思います。
マレーシアのお風呂事情:高温多湿の国で日本製給湯器が人気!温泉地も紹介
著者:マレーシアgramフェロー フェルスマン伊緒奈
公開日:2023年3月2日
世界で活躍する日本の給湯器
海外の風呂場や水回りで日本製のものを見かける機会が多くあります。
こちらはパナソニックの給湯器です。いくら日本の経済が衰退しつつあるとはいえ、メイドインジャパン商品はまだまだ根強い人気と信頼があるようです。いま調べたら、リンナイ、東芝、SHARPもマレーシアに給湯器を輸出していました。
マレーシアにもひなびた温泉がある
地図で温泉を探していると、その多くがマッサージ付きの入浴プランかホテルの宿泊客のみが利用できる浴場ばかりです。ですが、その中で何件か公共浴場が出てきたので、KLセントラル駅から近い順にご紹介します。
スラヤン温泉
住所:Baru Selayang, 68100 Batu Caves, Selangor
営業時間:24時間
入場料:2リンギット
ホームページ:なし
Googleマップでは入場無料となっていますが、実際は2リンギット(約6円)かかるのでご注意ください。
お湯は少ししょっぱく、泉質の説明書きがどこにもなかったのでどういうお湯かはわかりませんでした。
クアラルンプールから最も近い温泉ですが、1つだけデメリットがあります。KLセントラル駅からは公共交通機関利用だとKMUTERで8駅先のBatu Cavesで乗り換え、MPS1に乗りPejabat Tanah Daerah Gombakで降車、そこから15分徒歩と、計1時間半ほどかかってしまいます。公共交通機関利用だと若干アクセスが悪いです。これがスラヤン温泉唯一のデメリットです。車利用だと有料道路なしでもわずか24分で行けるので、レンタカーを借りるか、あるいはGrabアプリでタクシーを利用するのがオススメです。
ララン温泉
住所:Jalan Sungai Lalang, 43500 Semenyih, Selangor
営業時間:6:00-10:00,16:30-22:00
ホームページ:https://www.facebook.com/profile.php?id=100069896830388
入場料:大人5リンギット、子供2リンギット
電話番号:+60 12-682 3342
こちらの口コミを見ますと、マレーシアには珍しい源泉かけ流しの温泉のようです。
公共交通機関では行けないのでタクシーかレンタカーをご利用ください。KLセントラル駅からは52分で行けます。
フルタム温泉
住所:Hulu Tamu, 44300, Selangor
営業時間:8:00-21:00 木曜定休日
入場料:3リンギット
ホームページ:なし
こちらの口コミを見ますと、どうやらカフェテリアや屋台の営業は週末だけのようです。
公共交通機関では行けないのでタクシーかレンタカーをご利用ください。KLセントラル駅からは54分で行けます。
都心でリラックスしたいならサウナという手もあるんです。
マリー・アントワネットのように「温泉がなければサウナに入れば良いじゃない!」と豪語するわけではありませんが、温泉地というのは得てして交通の便の悪い、よく言えば閑静で自然豊かな場所、悪く言えば街から遠く彼方の辺鄙な場所にありがちです。行きたいのはやまやまだけどなかなか休みと時間が取れない、でもどうしてもリラックスしたいというときに便利なのが、都心にあるサウナ施設です。
sweatspa ️ Publika
住所:D3 – G4, 1, No.1, Jln Solaris Dutamas, Solaris Dutamas, 50480 Kuala Lumpur
営業時間:9:00-21:00
ホームページ:https://www.sweatspa.com/
入場料:68リンギット
まとめ
日本人が長い海外出張や海外在住生活で恋しがるもの、それはお風呂です。シャワーでは汗を洗い流せても深いリラックス効果は得られません。ですがマレーシアには温泉もサウナもあるので、日本人にとっては住みやすい場所の1つであるといえるでしょう。