【最新情報】コロナ禍のシンガポール入国について解説(2022年2月22日現在)

シンガポール

ロイターのCOVID-19トラッキングサイトによると、シンガポールの新規感染者数は増加傾向にあり、平均で1日16,800件以上の陽性が報告されています。パンデミック開始以降、報告されている感染者は総じて596,261人、死者は952人となっています。

なお、外務省が定める感染症危険レベルは、2022年2月22日時点でレベル2の「不要不急の渡航は止めてください」となっています。

本記事では現状においてシンガポールへ入国する際に必要となる手続き等について解説します。

*情勢の変化に伴い、入国に関する条件等は政府指示のもと短期間のうちに変更される可能性がありますので、必ずご自身で最新情報をご確認ください(本記事は、2022年2月22日の時点での情報をもとに構成しております)。


コロナ禍のシンガポール入国について解説

   著者:gramフェロー 
公開日:2022年2月22日

1.シンガポールにはどんな人が入国できるの?

現在、日本からの短期渡航者は原則シンガポールに入国禁止となっています。
長期滞在パス(Work Pass(Employment Pass、S Pass、Dependant’s Pass)やStudent’s Pass等を含む)を保有している方のみ入国可能となります。

なお、長期滞在パス所持者であっても、(再)入国にはシンガポール政府の事前承認(Entry Approval)が必要となります。また、日本から入国する場合、以下の要件を満たしている必要があります:

1.Work Pass(Employment Pass、S Pass、Dependant’s Pass等)を保有している方、Student’s Passを保有している方及び同行者の方はシンガポール到着までに、新型コロナワクチンの2回接種を終え、2週間を経ていること(航空機の搭乗・入国に際し、ワクチン接種証明書の提示及び当地での隔離後の抗体検査が必要となります)。
この際には、日本のワクチン接種証明書やシンガポールでのワクチン接種記録等が利用可能です。

◇厚生労働省「新型コロナウイルス感染症 予防接種証明書(接種証明書)について」:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_certificate.html
◇在シンガポール日本国大使館「日本を含む外国での新型コロナワクチン接種記録のシンガポール政府情報システムへの取り込みについて」:https://www.sg.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00355.html  。

2.日本出国前48時間以内にPCR検査または抗原検査(有資格者が実施したものに限る)を受け、陰性の英文証明書を取得する(入国審査時必要となります)。

3.入国後7日間のホテルや自宅(渡航者は同居のワクチン非接種者等高リスク者との接触を避けること)での隔離

4.隔離終了前の指定された日にPCR検査を受ける(費用125ドルは自己負担)。

なお、上記各検査の対象は、2019年(12月31日)以前に生まれた方が対象となります。

詳しくは、在シンガポール日本国大使館ウェブサイト、また同ウェブサイトに掲載されている関連シンガポール政府公表情報へのリンクをご確認ください。
◇在シンガポール日本国大使館:https://www.sg.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

2.出国前に準備しておくこと

1.シンガポール到着の2週間以上前に新型コロナワクチンの2回接種を完了

2.日本出国前48時間以内にPCR検査または抗原検査(有資格者が実施したものに限る)を受け、陰性の英文証明書を取得する(入国審査時必要となります)

3.シンガポール到着の3日前以降の電子入国カード・健康申告書の事前提出(国籍を問わず):
Visit Singapore Travel Guideアプリ(App Store  or Google Play )、または 医療申告電子フォーム(SG Arrival Card with Electronic Health Declaration)を利用して行います。

シンガポール入国時医療申告電子フォーム(SG Arrival Card with Electronic Health Declaration)

申請が認められると、許可書が発行され、出発時のチェックインの際、およびシンガポール到着時の入国審査時に提示が必要となります。

4.追跡確認アプリのダウンロード及び個人情報の登録:
追跡確認アプリTrace Togetherのダウンロードを行い、個人情報を登録します(Trace Togetherと医療申告電子フォームに登録した電話番号に、滞在期間中シンガポール保健省職員から滞在を確認する連絡が入ることになります)。

◇Trace Togetherアプリのダウンロード:Trace Together(英文サイト)

3.入国の際の手順について

1. 入国審査を受ける:
シンガポール国外で予防接種を受けた入国者がシンガポール内での公共施設やレストラン等を利用するためには、Trace Togetherアプリに予防接種状況の詳細の仮登録が必要となります。
シンガポール入国管理局|Obtaining Vaccinated Status for Activities Within Singapore
 
2.自宅待機通知(SHN: Stay Home Notice)が発行される:
医療申告電子フォームで登録したメールアドレス宛てに7日間の自宅待機通知が送られます。
 
3.隔離実施施設(自宅・ホテル等)へ移動する:
専用の交通機関、タクシー及びレンタカー等で隔離実施施設へ移動します(電車・バスは利用不可)。
 
4.7日間の隔離を実施:
自宅、ホテル、サービスアパートメント等で隔離を実施します。隔離期間中、入国管理局など関連当局から対面または電話などにより、正しく隔離が実施されているかのチェック が入ることになっています。

5. 隔離最終日にPCR検査を受ける:
隔離の最終日に受ける新型コロナウイルスPCR検査の結果が陰性であった場合、隔離は終了となります。検査の結果については検査実施の約24時間後に電話、EメールまたはSMSなどにより通知されます。

4.参考リンク

◇在シンガポール日本国大使館:https://www.sg.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
◇外務省 海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
◇シンガポール 渡航情報:https://www.tokutenryoko.com/news/passage/12874#health_declaration


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