【最新情報】コロナ禍の中国入国について解説(2022年4月14日現在)

2022年4月14日現在、中国の新規感染者数は平均で1日1609人の陽性が報告されています。パンデミック開始以降、報告されている感染者数は総じて171,382人、死者は4,638人です。
◇ロイターCOVID-19トラッキングサイト:https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/ja/countries-and-territories/china/
外務省が定める中国全土の感染症危険レベルはレベル2の【不要不急の渡航は止めてください】となっています(2022年4月14日現在)。
また、現在、日本国籍保持者に対する訪中ビザ免除措置は全ての目的において停止されていますが、特定の条件を満たす方については入国が認められています。
本記事では現状において中国へ入国する際に必要となる手続き等について解説します。
*情勢の変化に伴い、入国に関する条件等は政府指示のもと短期間のうちに変更される可能性がありますので、必ずご自身で最新情報をご確認ください(本記事は、2022年4月14日の時点での情報をもとに構成しております)。
コロナ禍の中国入国について解説
著者:gramフェロー
更新日:2022年4月16日
1. どんな人が中国に入国できるの?
現在、外国人の入国は大幅に制限されていますが、下記の方々については、ビザが申請できます:
1.既に招聘状を取得済みの経済・貿易・科学技術関連事業に従事する者
2.「外国人工作許可通知」及び招聘状を取得済みの就労予定者
3.病状が重篤な直系親族の看病や直系親族の葬儀に参加する者(病院の入院証明書、死亡証明書、親族関係証明書類、国内親族からの招聘状と招聘者の身分証明書コピーなどの必要書類あり)
4.乗務で訪中する国際列車や航空機の乗務員、船員及びその家族の方
ビザ申請の際には、自治体又は政府発行のワクチン接種証明書原本の提示及びコピーの提出(「新型コロナウイルスワクチン予防接種済証」及び「新型コロナワクチン接種記録書」(2回分の接種シールが貼られた用紙)でも代用可能)が必要となります。
2. 入国に必要な書類・手続き
中国への入国には、以下が必要となります:
①駐日本中国大使館・総領事館指定の検査機関における搭乗7日前のPCR検査
②検体採取日から7日間の健康観察及び「自己健康状況観察表」の記入
③航空機搭乗2日以内(検体採取日を基準とする)のPCR検査及び血清IgM抗体検査(ダブル検査)並びに検査証明の取得(ダブル陰性証明:大使館・総領事館の指定検査機関発行の統一フォーマットの新型コロナウイルスPCR検査及びIgM抗体検査の結果が1枚になっている証明書)。ダブル陰性証明の取得は、中国大使館・総領事館が指定した医療機関(下記リンク参照)でのみ可能。
上記は子供や高齢者も対象となります。
また、
➝搭乗前日20:00までに、すべての乗客は、専用サイト(https://hrhk.cs.mfa.gov.cn/H5/ )にて上記ダブル陰性証明のアップロードを行い、健康コードの申請・取得が必要になります。
➝入国に際し、中国税関出入国健康申告を事前に行い 、健康電子入力完了画面(QRコード)の提示が求められます。出発の前日(中国到着予定時刻の24時間前より登録可能)から、 General Administration of Customs,P.R.CHINA(簡体字・英語ページ) より必要事項の申告を行います。登録完了後に表示される QRコード は中国入国の際に提示が必要となるため、必ずご自身で保存されますようお願いします。
◇中華人民共和国駐日本国大使館「渡航前検査及び健康コード申請の最新措置について(2022年2月28日)」:
サイトの最下部に別添の資料がございます。最後までお読みください。
http://www.china-embassy.or.jp/jpn/lszc/202202/t20220218_10643342.htm
◇中華人民共和国日本国大使館「自己健康状況観察表」(Wordファイル):
http://www.china-embassy.or.jp/jpn/lszc/202202/P020220218595237274359.pdf
◇中華人民共和国日本国大使館「駐日大使館・総領事館指定検査機関リストの更新について(3月29日更新)」:https://www.mfa.gov.cn/ce/cejp//jpn/sgxw/t1844962.htm
◇中華人民共和国日本国大使館「重要!健康コードに関する最新のお知らせ」:https://www.mfa.gov.cn/ce/cejp//jpn/dsgxx/t1904798.htm
3. 入国後に必要な手続き
各地域、都市へ入国後の行動制限の詳細については、オミクロン株感染拡大の影響で頻繁に変更される可能性があります。各地方政府ごとに隔離措置やPCR検査、移動制限等を実施しており、原則として政府施設によって施設隔離となり、隔離期間は省ごとに異なります。
必ず渡航準備段階でご自身で中国当局や管轄する日本国大使館、総領事館のWEBサイトにて最新の詳細情報のご確認をお願いします。

在中国日本国大使館 https://www.cn.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
在広州日本国総領事館 https://www.guangzhou.cn.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
在上海日本国総領事館 https://www.shanghai.cn.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
在瀋陽日本国総領事館 https://www.shenyang.cn.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
在大連領事事務所 https://www.dalian.cn.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
在重慶日本国総領事館 https://www.chongqing.cn.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
在青島日本国総領事館 https://www.qingdao.cn.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
4. 参考・引用リンク
◇外務省 海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
◇中国 渡航情報(2022年3月26日現在):https://www.tokutenryoko.com/news/passage/10610#dual_test
◇中華人民共和国駐日本国大使館 : http://www.china-embassy.or.jp/jpn/tztg/202202/t20220218_10643342.htm
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