【最新情報】コロナ禍のマレーシア入国について解説 (2022年4月28日現在)

コロナ時代

前回の更新でマレーシアの国境開放についてお伝えしましたが、わずか一ヶ月でさらなるコロナ規制の緩和が決定されました。
隣国のシンガポールと同じように、今までの大きな規制のほとんどが撤廃となりました。
マレーシア人のあいだでも、このドラスティックさには驚くとともに、感心と歓迎の声が大きく上がっています。
そこで、今回の規制の緩和について速報でお伝えしていきます。

本記事では、現状でのマレーシアへ入国に必要となる手続き等について解説します。

*入国に関する条件等は政府指示のもと変更がある可能性がありますので、必ず最新情報をご確認ください。
(本記事は、2022年4月28日の時点での情報をもとに構成しております。)

◇外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp
◇ロイターCOVID19トラッカー: https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/ja/countries-and-territories/malaysia/


コロナ禍のマレーシア入国について解説

    著者:マレーシアgramフェロー Malay Dragon
更新日:2022年4月22日


規制緩和の理由

4月27日の記者会見で、マレーシアの保健大臣カイリー氏は「4月1日から新型コロナはエンデミックフェーズに入ったが、医療体制は安定しており、入院者数も順調に減っている。これはワクチン接種やSOP(Standard Operating Procedure -遵守すべき一般標準手順書)の遵守など国民の協力のおかげです。新規感染者数の減少に伴い、感染拡大を抑える方法について協議しました」と述べ、以下の規制の緩和について発表しました。

【5月1日から何が変わるの?】出発前の手続き

変更点  2日前(48時間前)のPCR検査の陰性証明書の取得 → 撤廃

外国からの入国検査について、13歳以上でワクチン接種完了者、感染歴があり治療してから6〜60日の人、12歳以下の子どもは、出発前と到着後24時間以内の検査(RTK―Ag:迅速抗原検査-いわゆる自己検査キットを含む)が不要となります。

変更点  新型コロナ対応の医療保険への加入 → 撤廃

入国時に必須だった、コロナ対応の旅行保険への加入が不要になります。
出発前の手続きでは上記の2点が撤廃となりました。
日本でのPCRは高額で、時間的にも困難さがあったので、マレーシア入国者には非常に朗報です。

その他、
●「MySejahtera(新型コロナ対策)アプリ」のダウンロード
●アプリへの日本で接種したワクチン情報の登録
●アプリへの渡航情報の事前登録
は引き続き継続ですので、事前にしっかり準備してください。

「MySejahteraアプリ」のダウンロード

◇MySejahteraアプリのダウンロード:https://apps.apple.com/jp/app/mysejahtera/id1504055630

マレーシア政府開発の新型コロナ対策アプリ「MySejahteraアプリ」をダウンロードし、渡航7日前までに「健康情報」を入力することが義務付けられています。 

具体的な登録方法

各種スマホのアプリストアからダウンロードし、アカウントを登録します:
①電話番号(日本の番号でもOK)かメールアドレスで登録
②メールでワンタイムパスコード(6桁)が届くので、入力し、Submit (送信)する
③個人情報を順に入力し Next へ続く
④アプリで使用するパスワードを入力して、確認のため再度入力する
⑤最後に Confirm (確定)をタップして完了する

このアプリは、マレーシア入国後の滞在中も、お店に入るときや電車に乗るときなど、入り口にあるQRコードをスキャンするのに使い、また、陽性になった時の報告などに必要となります。

アプリへの日本で接種したワクチン情報の登録

入国前に、日本で接種したワクチン情報を登録し承認を受ける必要があります。手続きはすべてアプリで行い、審査に5営業日ほどかかるので、早めの申請が必要です。
英文での証明書が必要なため、接種を受けた自治体で取得してください。
登録方法は、アプリのメインメニューの[Traveller]→[Overseas Vaccination Details〕と続けると、その後ヘルプデスクのページが開きます。
メインメニューの[Traveller]を選択し、最初に個人情報を入力します。その後接種した回ごとのワクチン情報を入力し、最後に証明書の画像をアップロードして完了です。

アプリへの渡航情報の事前登録

アプリのメインメニューの[Traveller]を通じて[Travel for (自分の名前)]と進み、以下の情報を入力していきます:
 ・パスポート番号
 ・年齢、性別、国籍(選択式)、職業(選択式)
 ・渡航目的(選択式)
 ・渡航頻度(週に一度以上マレーシアに渡航するか)
 ・到着地点(選択式)、出発国(選択式)、渡航方法(選択式)
 ・便名、出発日時、到着日時
 ・マレーシアでの滞在先住所(ポストコード、州)
 ・マレーシア国内での連絡先
 ・ワクチン接種状況(選択式)
 ・過去60日間の新型コロナ感染歴及び入院歴(選択式)
 ・過去14日間での症状の有無(選択式)
情報を入力して[Submit(送信)]を押すと情報に偽りがないかの確認メッセージが表示されるので、確認すると、アプリのProfile ページに Traveler’s Card が表示されます。
登録後、ワクチン接種完了者(Fully Vaccinated)には「デジタルトラベラーズカード(青)」が、ワクチン接種未完了者(Partially Vaccinated/Unvaccinated)には「デジタルトラベラーズカード(赤)」が表示されます。

*マレーシアでのワクチン接種完了(Fully Vaccinated)とは?

・2回接種型ワクチンの場合は、2回目接種後14日以上経過している人
・1回接種型ワクチンの場合は、接種後28日以上経過している人
・60歳以上の人、または18歳以上でシノバックかシノファームを最初の2回で接種した人は、ブースター接種をしていないと「ワクチン接種完了者」にはならない

どんな人がマレーシアに入国できるのか?

現在はすべての人がマレーシア入国が可能です。
ただし、上記の出発前手続きが必要で、永住者、長期パス保有者でない限り、全ての外国人渡航者は復路の航空券を持っている必要があります。

マレーシア到着後の手続き

入国後の検査

出発前同様に、到着後の検査も不要となりました。
これも大きな負担減です。

入国審査

通常の入国審査ですが、アプリのトラベラーズカードの確認もあるので、スマホをすぐ取り出せるようにご用意ください。

マレーシア入国後の生活

空港からホテル、または自宅までの移動には、グラブ(配車アプリ)タクシーなど、各自で手配ください。

ブースター接種を含むワクチン接種完了者

変更点
●ワクチンの接種ステータスにかかわらず店舗や施設等に入店が可能
●屋外でのマスク着用義務は撤廃され、任意となる(着用が推奨)
ただし、建物内、公共交通機関の利用時には引き続きマスク着用が必須で、違反時には罰金が科される。屋内での運動時や部屋に自分しかいない場合、飲食時、プレゼンテーション時にはマスクの着用義務はなし(マスクはコミュニティとしての感染対策なので、お年寄などの感染リスクの高い人から着用を求められたら、快く着用しましょう)
●入店入館時のMySejahteraでのQRコードのスキャン → 撤廃
アプリの追跡機能は、引き続きコロナ対策で重要な役割を果たすので、常にオンにしておくことを推奨
●ソーシャルディスタンスのSOP → 撤廃
ただし、マスクをしていない場合はソーシャルディスタンスの確保を推奨
●陽性時の隔離の期間について
引き続き7日間の隔離は必要だが、4日目以降にRTK-Ag検査で陰性となった場合は隔離が終了

迅速さと持続可能さと気配りと

わずか1ヶ月でのさらなる大幅な規制緩和。
予想はされていたものの、この迅速さには正直驚きました。
2年以上にわたリ国民が政府の厳しい対策やSOPを粛々と遵守した結果と思いますが、政府の臨機応変な対応にも感心しています。
エンデミックに移行した現在、これが持続可能な対策なのだろうと思います。
その中でも、マスクに関する大臣の受け答えなどに、マレーシア人の気配りや優しさを感じとれました。

参考・引用リンク

◇在マレーシア日本国大使館:https://www.my.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
◇マレーシア政府入国管理局::https://www.imi.gov.my
◇外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
◇The Star (マレーシアの英字新聞):https://www.thestar.com.my


 

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