台湾のお茶にカルチャーショック“純喫茶”

コロナ時代

台湾の生活、文化を語るうえで欠かせない『お茶』。日本に比べてお茶の種類がとても豊富で、斬新な組み合わせのドリンクもよく目にする。
筆者自身も台湾生活の中ではじめてとり入れるようになった、台湾独特のお茶ドリンクがある。
今回は、台湾のお茶の特徴と、コンビニで気軽に購入できる人気紙パックシリーズの“純喫茶”について紹介する。

台湾のお茶カルチャーショック“純喫茶”

   著者:台湾gramフェロー 今田 知佳
公開日:2022年5月5日

台湾緑茶のおもしろい特徴

台湾で暮らしていると頻繁に出会う、面白い緑茶シリーズ。
日本の緑茶文化とはまた違った感覚で台湾人は緑茶を味わっている。

まず、台湾では砂糖入りの甘い緑茶が主流である。甘くない緑茶を飲む日本人の味覚には抵抗があるように感じるので、私は無糖の緑茶を選ぶようにしている。
そして緑茶に何かを混ぜて飲む習慣も特徴的で、ドリンクスタンドやコンビニに並ぶ緑茶のメニューが非常に幅広い。

実際に私自身が試したドリンクは以下のものだ。
・ヤクルト×緑茶 ・ドリンクグレープフルーツ×緑茶 ・レモン×緑茶
・ライム×緑茶 ・コーヒー×緑茶

中でも私の味覚に合わなかったのは、・コーヒー×緑茶、 ・ヤクルト×緑茶のドリンクだ。しかしこういうメニューがなくならないということは、台湾人の口に合っていて好んで飲む人が一定数いるということだろう。

人気の”純喫茶”シリーズの魅力

台湾のコンビニ、スーパーのドリンクコーナーの中心に並ぶ、紙パックドリンクの”純喫茶”シリーズ。

味は、紅茶・レモン紅茶・緑茶・無糖緑茶・グレープフルーツ緑茶・レモン緑茶・烏龍青茶の7種類。
ドリンクのサイズ展開も豊富で台湾人の方も日常的によく購入している。

コンビニで販売されるサイズは、481mlと650mlの2展開。
スーパーではそれらに960mlを含む3展開と豊富に用意されている。

常に在庫がしっかりキープされているので、いつでも好きな味とサイズのドリンクが購入できる。

暑い日と相性抜群の柑橘系緑茶

台湾生活がきっかけで筆者自身も飲むようになった”純喫茶”シリーズ。
それまではライフスタイルに取り入れたことがなかったが、暑い気温が続く台湾では柑橘系緑茶がとても美味しい。

グレープフルーツ緑茶、レモン緑茶は暑い日に飲むのが習慣となった。スッキリした味わいで水やただのお茶よりも染みわたる美味しさだ。

四季があることが関係してか日本では果物が高価で、それに比べて台湾は果物が豊富で手軽に手に入る。だからこういったドリンクが多く存在しているのかもしれない。

今後、日本製品のこういった人気シリーズが台湾に進出してくることを、筆者は心待ちにしている。

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