香港・中国 :中国10月のCPIは前年同期比1.5%増、今後PPIの上昇幅は限定的/ 中国の不動産向け融資の状況は改善方向へ / 中国の「共同富裕」の構築と発展、香港の新たな商機に
香港 ・中国 PICK UPニュース 2021.11.15
著者:Adrian Poon
公開日:2021年11月15日
中国国家統計局の発表によると、天候など特別な要因の影響や、一部商品の需給及びコストの上昇により、2021年10月中国CPIは前年同期比1.5%増となった。また、海外からの輸入状況や国内エネルギー価格・原材料の供給不足の原因で、中国10月のPPIは同13.5%増となった。PPIの増加率は最高値を更新したが、今後の上昇幅は限定的と思われる。
ソース:etnet
http://www.etnet.com.hk/www/tc/news/categorized_news_detail.php?newsid=ETN311111715&page=2&category=china
中国人民銀行の発表によると、中国の10月の人民元貸出額は前年同期比1,364億人民元増の8,262億人民元になった。社会融資の増額は同1,970億人民元増の1.59兆人民元、M2は同8.7%増、上昇率は9月末比で0.4%増。
最近では金融機関や不動産企業のローンが加速している。2021年10月末時点で、金融機関からの個人向け不動産融資の残高は37.7兆人民元で、うち10月の増加分は3,481億人民元、9月末比1,013億人民元増となり、不動産融資の状況は改善しているとみられる。
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中国国務院発展研究センターの副主任隆國強氏は中国経済国際検討会にて、中国の現代化のプロセスの中で香港は常に重要な役割を果たしてきたが、時期によって異なる役割を担ってきたと述べた。香港は世界最先端の金融センターであり、最新情報の入手、最新技術の取得・創造、資源や高度人材の確保、豊かな金融サービスなどは、中国が質・量ともに高度な成長を達成するための重要な要素であるとした。香港は中国の「共同富裕」発展の恩恵を受けるであろうとの考えを述べた。
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